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元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

E3 2011カンファレンス : 任天堂

2011年06月08日 10時37分56秒 | 【旧】ゲーム関連記事(重要)
●= Wii U、任天堂のカンファレンスで明らかになったYou(あなた)に向けたハードのすべて【E3 2011】 =●
●= コントローラには6.2インチ液晶を搭載! 『Wii U(ユー)』画像とスペックを公開【E3 2011】 =●
●= 『ゼルダの伝説』25周年で驚きの構想が続々発表に【E3 2011】 =●
●= 『大乱闘スマッシュブラザーズ』最新作がWii Uとニンテンドー3DSに登場!【E3 2011】 =●
●= “Wii U“だけじゃない、ニンテンドー3DSの強力なタイトルラインアップも公開【E3 2011】 =●
●= 『スーパーマリオ』などニンテンドー3DSの最新タイトルが発表【E3 2011】 =●


今年も結局最後まで、カンファレンス見ちゃいました。
パソコンの調子が微妙に悪かったこともあって、リアルタイム更新はしませんでしたが。




◆-- Wii U(ウイー ユー) --◆
Wii後継機の全貌が明らかになりました。

|-- 正式名称 : Wii U(ウィー ユー) --|
「私の」という意味合いの込めた”Wii(We)”に、「あなたの」という意味合いを込めた”U(YOU)”がくっ付きました。
任天堂がDS時代から掲げてきた「幅広いユーザー層へのアピール」に基づいて生まれた、新型コントローラです。


あ、ちなみに。
コントローラ自体が本体なの?と勘違いされている人も多いようですが、本体は別にありますよ。
Wiiとほぼ同じスタイルで、若干コンパクトになっているのかな?という程度です。

|-- 大きさ --|
公式では「46mm(厚み)×172mm(縦幅)×268.5mm(横幅)」となっていますね。
幅は、WiiやXbox360のパッケージを2枚並べたのとほぼ同等。厚みは、同じパッケージを3枚重ねた状態とほぼ同等みたいです。参考までに。

個人的には、公式でまだ発表されていない「重量」がどの程度がちょっと気になるところですが…iNSIDE様のこちらのレポート記事によりますと、
>> 持ってみた感覚では”ズシリ”という程ではないけど、今までのコントローラーより重みがある
>> 長時間持ち続けるというのは少し難しいかもしれない
とあり、やはりある程度の重みは感じるようです。
これでどうせ、またネットでグダグダ言われるんでしょうね…。まあ、お好きにどうぞ。

|-- 特徴 --|
いやがうえでも目立つ、ど真ん中の液晶パネル。6.2インチという大きさでかつ、タッチ操作可能です。
この画面をコントローラとして利用してテレビの画面で遊ぶこともできますし、テレビを使用せずこの画面だけで遊ぶこともできたりするようです。

脇には、十字ボタン・アナログパッドなどといった従来のゲーム機スタイルのボタンもあり、さらに2種類のセンサー・振動機能・カメラ・マイク・スピーカー・タッチペンなど、あらゆる機能が盛り込まれています。
改めて見直してみると、何とも贅沢なコントローラですね(笑)

また、このWiiUコントローラは、Wiiリモコンやクラシックコントローラ、バランスWiiボードなどWiiで発売されてきたあらゆるコントローラとも繋がることができます。
なので、WiiUコントローラとWiiリモコンを一緒に使った遊びも楽しめることになります。一度に繋げられるWiiコントローラは4つまでのようです。


主な特徴はそんなところです。スペックをもっと詳しく知りたい人は、リンク先の記事や公式サイトでどうぞ。
感想は、一番下の「まとめ」までお待ちあれ。

あ、ちなみに1つ注意しておきます。
カンファレンスではデモとして『Newスーパーマリオブラザーズ Mii』など数種類のゲームが紹介されましたが、これはいずれもプロトタイプであって、商品として開発したものではありません。なので、実際には発売されないものもあるかと思います。
期待しすぎて肩透かしを食らわないようにしましょうね。




◆-- 『ゼルダの伝説』シリーズの展開 --◆
サプライズは5つ。

1.本日(6月8日)よりニンテンドーeショップで、バーチャルコンソール『ゼルダの伝説 夢を見る島DX』を配信開始しました。価格は600円になります。

2.9月にDSiウェアとして『ゼルダの伝説 4つの剣』を無料で配信する予定です。

3.Wii『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』は年末に発売予定で、『ゼルダの伝説』仕様のWiiモーションプラスも開発中とのことです。

4.シリーズ25周年記念として、全世界でオーケストラコンサートを開催します。

5.「クラブニンテンドー」で『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のサウンドトラックCDが追加されます。いつもと同じで、『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』のシリアルナンバーを登録すれば、少ないポイント数での交換ができるようです。さらに、同様のスタイルを『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』でも計画中だそうです。




◆-- 3DS&WiiU向けに『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ最新作 --◆
開発予定のメーカーは前作と同じく、桜井 政博氏が率いるプロジェクト ソラ。あくまで「開発する予定でいる」という段階ですが、話を切り出したからにはやり遂げてくれるでしょう。きっと。
なんかこの流れ、前作でもそうでしたよね?まだ詳しいことも決まっていないのに公言したことで、桜井氏にとっては大きなプレッシャーに。まさかのデジャビュですね(苦笑)

まあ、まだまだ遥か先の話だと思いますので、一旦忘れてもいいかと思います。
今から参戦キャラクターの想像とかしていると、発売どころか情報公開の頃まですらもたないですよ(笑)



◆-- ニンテンドー3DS&Wiiの新作ラインナップ --◆
気になったものだけピックアップ。


|-- 3DS『マリオカート』 --|
なにやら、パラグライダーで空を飛んだり、あるいは水中に潜るとエンジンがスクリューに変化したり。いい意味で、もはやカートではありません(笑)
また、カートの車体・タイヤなどの種類を個別に組みかえて自分だけのマシンにできるっぽいです。


|-- 3DS『スーパーマリオ』 --|
久々に「たぬきマリオ」が登場です。
重力にしたがって縦横無尽に動き回れた『スーパーマリオギャラクシー』シリーズと違い、こちらは比較的シンプルなスタイルに落ち着いているように見えます。
ちなみに、携帯ゲーム機で3Dグラフィックのマリオシリーズ完全新作を開発するのは、久しぶりとのことです。言われてみれば、そうですね。


|-- 3DS『新・光神話 パルテナの鏡』 --|
新たに、3vs3によるマルチプレイの対戦モードが明らかになりました。
また、紹介ムービーの最後にはピット君などのARカードが登場。
そこからピット君とメデューサが現れてバトル!トレーディングカードゲームのような遊びを考えているのでしょうか?


|-- 3DS『ルイージマンション2』 --|
”緑の人気者”が再び主役に舞い戻ってきました。まあ、また怖い思いをするみたいですが(笑)
3DSのお話のなかで「かつてゲームキューブで、立体視にしたルイージマンションを」的な話があったので、たぶん出てくるだろうな~と予想していましたが、本当に出てきましたね。楽しみです。


|-- Wii『マリオパーティ9』 --|
ずいぶんと間を空けて、実に4年ぶりとなる続編が登場です。
ミニゲームを見ていると、あ~マリオパーティだ~って思えます。このシリーズが好きだった私としては、なんか感慨深いです。『Wii party』とは違って複雑な操作のミニゲームも多そうですが、それもまたマリパらしさです。
ボードゲームでは、4人が同じ車に乗って順番にサイコロを叩いて、一緒に進んでいるという場面がありました。協力プレイか…あるいは、ゴールした時にスターが多い人が勝ち、みたいなルールでしょうか?

ちなみに。
ニンテンドー3DSの主要タイトルについては、ニンテンドーeショップにて、3D立体視で見れる状態で10個ほど映像コンテンツが配信されています。どうぞご利用下さい。
ただし、1つずつダウンロードしないといけないので、ちょいと面倒…。



◆-- まとめ --◆
Wii Uについて。
色々と皆さん、思うところはあるかと思いますが…少なくとも私は、また新しい可能性が生まれる舞台を作ることはできたように思います。大きさとかその他諸々で、ネットでは概ねブーイングな状態らしいですが、予想通り。DSでもWiiの時だって似たような反応でしたから、むしろ安心しちゃうくらいです(笑)

個人的にWiiで不満に感じていたことの1つとして、Wiiリモコンによるポインタ操作があります。
項目を選択する時、大抵はWiiリモコンを画面に向けてポインタを操作して選択する、というスタイルが主流になりました。しかし、思ったより慣れが必要なうえに、慣れてきても思い通りの項目をスッと選択しづらかったので、直感的な操作とは言い難かったように感じています。(Wiiリモコン自体が直感的なものではない、と言っているわけではありません。念のため)
Wii Uでは、コントローラにタッチパネルが付いたので、DSと同レベルの”直感的な操作”が可能になるでしょう。もちろん、使い方次第ですけどね。

色々と期待は膨らみますが、些細ながら不安なこともいくつか。
まず、大きさ的にどうしても嵩張(かさば)りますね。置き場所に困るかもしれません。それこそ、3DSのように充電台があれば、おのずと置くスペースも出来上がって良いように思うんですが、どうでしょうか?
また、任天堂のゲーム機は常に”頑丈さ”もウリの1つでした。おそらくWiiUコントローラもそれを忘れていないとは思いますが…そうはいっても、あれだけの大きさの液晶パネルがコントローラに付いたことはないので、今までよりは不安です。それこそ、大きくて片付けるのが面倒だからそこらへんに置いていたら、誤って踏んづけちゃった…なんていったら、さすがに耐えられないと思いますし。

そんなわけで、形は明らかになりましたが、発売は来年ということで。
今はとりあえず3DSに力を入れるべき時だと思いますので、WiiUについてはまあ色々と自分なりに想像してみるといいんじゃないでしょうか?


その他についても、色々とサプライズがありましたね。この辺は、任天堂は抜かりないです。
『マリオカート』などライトユーザー層にアピールできそうなタイトルも正式に情報が出ましたし、3DSも文字通り、ようやくエンジンがかかってくれるかな~という感じです。
eショップから映像コンテンツをダウンロードして見てみましたが、『マリオカート』や『スーパーマリオ』など、3D立体視の有用性がしっかり活きているように思います。何よりも最近の『マリオカート』シリーズは、コースの分かりづらさがどうしても気になったので…3D立体視によってそれが払拭されれば、言うことなしです。


ということで、何だかんだでアピールが上手い任天堂。最初から最後まで飽きることなく楽しめたカンファレンスでした。
最初の『ゼルダの伝説』シリーズ関連での、宮本氏の小ネタは若干シュールでしたが(笑)
日本ユーザーにとっては、色々と期待できる作品があったのではないでしょうか?



さて。
マイクロソフトは「kinect(キネクト)」に着手。
SCEは「PlayStation Vita(プレイステーション ヴィータ)」の発表。
そして任天堂は「Wii U(ウィー ユー)」の発表。今回も色々とありましたね。
今年は、震災・風評・その他諸々で何ともイヤな空気が流れ続けている日本ですが、せめてゲーム業界だけでも。笑顔でいられる場所であって欲しいです。
笑顔のないゲーム業界なんて、誰も喜びはしませんよ。


関連記事 :
E3 2011カンファレンス : マイクロソフト(2011/06/07)
E3 2011カンファレンス : ソニー・コンピュータエンタテインメント(2011/06/07)
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2 コメント

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Wii U (ゲームたろう)
2011-06-08 21:37:04
久しぶりにコメントです。あとフレンドリストで言っていたことについてします。              ぼくは、
Wii Uのコントローラに画面を付けたのは、いいと思いました。
でも、PS3と360に対応した、タブレット型のコントローラがでるそうなのであまり売れそうじゃない感じがしました。最近、任天堂はインパクトのある物(3D)を出してるので、ぼくは画質の方をやってほしいですね。
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Unknown (partygame(管理人))
2011-06-08 23:19:59
>ゲームたろうさん
わざわざこちらにコメントしていただいて、ありがとうございます。

>>PS3と360に対応した、タブレット型のコントローラがでるそうなので
>>あまり売れそうじゃない感じがしました。
なるほど。PS3とXbox360でもそういうのが出るんですね。

ただ、それはおそらく”使いたい人が使えばいいもの”であって、WiiUのようにメインで使用してくださいね!とアピールしているコントローラではないと思うんですね。
なので、PS3とかでタブレットが出るとしても使いたい人が使うだけで、WiiUに影響を与えることはないと、私は思いました。

それこそ、画質もそれなりに上がりましたから、画質を楽しむゲームもきっと発売してくれると思いますよ。そう願いましょう。
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