セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

PS3の未来は…?

2007年06月12日 21時57分20秒 | 【旧】ゲーム関連記事
PS3の海外未来予想が有名雑誌からUP。
(ゲーム情報ブログ(SF&NF)さんより)

>PS3は2009年までにwiiとX-BOX360より多くの本体を売るでしょう。


発売前も言われていましたし、発売後もそれは変わらないみたいですね。PS3は長期戦だと。
確かに日本市場においては、FFやメタルギアソリッドなどの弾があることは大きいですし、それなりの有名タイトルがXbox360とマルチになってしまったとしても、(私たちはそうでもないですが)一般ユーザーがXbox360に目を向けるとはとても思えないので、まだPS3が伸びる可能性はゼロではないでしょう。…少なくとも日本市場においては。


ただ、例え来年や再来年ごろから売れ始めたとしても、それがソニーにとって有益になりえるかが問題ですよね。もともとコストがとんでもなく高いPS3ですし、売れないとなると徐々にでも価格を下げていくしかありません。1年や2年でそんなにいきなりコストが下がるとも思えませんし…。
サードパーティにしてみればPS3が売れ始めた頃に、波に乗るようにどんどん参戦していけばある程度の有益は期待できるかもしれませんが、ソニーとしてはどうなのか?ということです。ハードの販売は基本的に赤字商売(Wiiは別でしたが)ですし、売れないと価格は下がっていくしで…果たしてPS3が売れ始めた頃にソニーは儲けることができるのでしょうか?


また、ソニーが執拗にこだわっているブルーレイディスクにしても、なんだか今の時代、DVDという媒体がドンドン中途半端な存在になりつつあるような気がします。コンパクトにいきたいのであればフラッシュメモリとかipodがありますし、ドデカイ容量を求めるのであればハードディスクがありますし…。それにネットワークの普及によりレンタル屋だって特に米国では閑古鳥が鳴いている模様ですし…。
私個人的の予想ですが、私はどちらも生き残らないんじゃないのか?と思い始めています。生き残らない、はちょっと言いすぎですが、少なくともメインになりそうな気がしません。ゲーム業界にしてみれば、DSだってまだメモリでやっていってるわけですし、次世代機においてはダウンロード配信という機能も当たり前になってきています。記憶媒体は使いやすければ何でもいいわけです。

しかしソニーはそうではありません。ソニーはゲーム業界だけではありません。家電全般を取り扱っているが故の、今のPS3の姿、といってもいいかもしれません。他の家電製品業界ならいざしらず、ゲーム業界は他の業界と比べるとあまりに特殊な業界なんです。余計なものを入れる余地はありません。ましてや中核となるハードにです。ゲーム業界をただの家電製品だと思っていると…痛い目にあるでしょうね。


いずれにしても今後のPS3はどうなるでしょうか?今現在、「みんなのGOLF5」の体験版が20万件ほどダウンロードされているということで希望は見えてきているみたいです。その希望が現実となることを祈ります。
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