今も昔もわりとありますよね。ラスボスが弱いゲームって。
◆== 一例 ==◆
『魔界村』シリーズは、総じてラスボスが弱い印象ですね。初代『魔界村』。『大魔界村』。『超魔界村』。どれもそうでした。
ラスボスが弱いのもありますし、根本的な難易度がかなり高いからこそ、余計にラスボスの弱さが際立つように思うわけです。
このシリーズに限らず、2Dアクションゲームってそういう傾向が強いような気がします。
道中を進んでいく時間は長く、それに対してラスボスと対峙している時間は短いので、思ったより”あっけなく終わった”と感じる傾向が強いのかもしれません。とはいえ、ラスボスと30分も1時間もダラダラと戦うのは、イヤですけどね(笑)
RPGでも、極端ではないですがラスボスよりも、その少し前のボスのほうが強いという印象の作品が多いように思います。
だいぶ前にプレイした『テイルズ オブ シンフォニア』も、ラスボスは第一形態より第二形態のほうが弱かった印象でした。
◆== なぜラスボスを弱くするのか? ==◆
普通にバランスを考えるなら、ラスボスはそれなりに苦戦してこそラスボスだと思うんですが…そうでないとしたら、主人公やプレイヤーが”強くなったことを実感させる”ためにわざと弱めにしている、とも考えられる気がします。
特に、上記で説明した『魔界村』シリーズは、道中がとにかく難しく、そしてラスボスは巨大(初代はそうでもないですが)。しかし、よく見ればわりと攻撃をかわせる。そこらへんが”強くなったことを実感させる”要因なのかな~とか思ったりします。
あと、あくまで印象の話ですが、ラスボスってどっしりと構えている印象があるんですよね。
軽快な面持ちのラスボスももちろんいるんですが、何となくこう…玉座でどっしりと座っていて部下に指示をして、そして最後にようやく戦う。巨大だとか、体力が多そうだけど動きは鈍そうという印象もありますね。
故に、ラスボスって意外と運動不足だったりするのかもしれません。これなら、あまり強くないのも納得?(笑)
◆== 比較検証 ==◆
今回のお題とは逆になりますが、ラスボスが強すぎるゲームとして『アークザラッドII』が挙げられます。
それ以前の敵やボスと比べて極端な強さで、クリア目前なのに挫折した人も多かったのではないかと思います。挫折してクリアできないくらいなら、少し弱めにしてほぼ確実にクリアできるほうがいいと思う人も多い気がします。
一方、『アークザラッドIII』は難易度が低めになり、ザコモンスターは初期状態から強くなることがありません。弱いモンスターはずっと弱いままです。
一見するとバランスがおかしいように見えるわけですが、とある私の友人は、
「それによって強くなったことが実感できるんじゃないの?」
「そもそもプレイヤーに合わせて敵も強くなって、いつまでたっても”いたちごっこ”になるんじゃ強くなった気がしないでしょう」
と言っていました。言われてみれば確かにその通りかも、とは思ったわけです。
ボスではなくザコモンスターの話になりましたが、ザコモンスターも”全部強くなっていくべき”なのか、”弱いモンスターは弱いままであるべき”なのか?わりと考えさせられました。
◆== まとめ ==◆
ラスボスが弱いゲームは、これからもおそらく生まれることでしょう。
こういうゲームが存在するのを見ると、ゲームバランスとして、ただ単にどんどん難しくしていくだけが全てではない、と。そんな風にも思いますね。
まあ、本当にバランスが悪いだけのゲームも少なくないですが(笑)
皆さんは、どうですか?
ラスボスはやはり、無類の強さを誇るべきでしょうか?
それとも、”成長してきた証”として比較的倒しやすくするべきなんでしょうか?
前回の記事 : マリオの”止まる演出”
前々回の記事 : ”エンターテイメント”と”ビジネス”のバランス
その他の「週一ゲームアナリシス」の記事は、こちらからどうぞ
◆== 一例 ==◆
『魔界村』シリーズは、総じてラスボスが弱い印象ですね。初代『魔界村』。『大魔界村』。『超魔界村』。どれもそうでした。
ラスボスが弱いのもありますし、根本的な難易度がかなり高いからこそ、余計にラスボスの弱さが際立つように思うわけです。
このシリーズに限らず、2Dアクションゲームってそういう傾向が強いような気がします。
道中を進んでいく時間は長く、それに対してラスボスと対峙している時間は短いので、思ったより”あっけなく終わった”と感じる傾向が強いのかもしれません。とはいえ、ラスボスと30分も1時間もダラダラと戦うのは、イヤですけどね(笑)
RPGでも、極端ではないですがラスボスよりも、その少し前のボスのほうが強いという印象の作品が多いように思います。
だいぶ前にプレイした『テイルズ オブ シンフォニア』も、ラスボスは第一形態より第二形態のほうが弱かった印象でした。
◆== なぜラスボスを弱くするのか? ==◆
普通にバランスを考えるなら、ラスボスはそれなりに苦戦してこそラスボスだと思うんですが…そうでないとしたら、主人公やプレイヤーが”強くなったことを実感させる”ためにわざと弱めにしている、とも考えられる気がします。
特に、上記で説明した『魔界村』シリーズは、道中がとにかく難しく、そしてラスボスは巨大(初代はそうでもないですが)。しかし、よく見ればわりと攻撃をかわせる。そこらへんが”強くなったことを実感させる”要因なのかな~とか思ったりします。
あと、あくまで印象の話ですが、ラスボスってどっしりと構えている印象があるんですよね。
軽快な面持ちのラスボスももちろんいるんですが、何となくこう…玉座でどっしりと座っていて部下に指示をして、そして最後にようやく戦う。巨大だとか、体力が多そうだけど動きは鈍そうという印象もありますね。
故に、ラスボスって意外と運動不足だったりするのかもしれません。これなら、あまり強くないのも納得?(笑)
◆== 比較検証 ==◆
今回のお題とは逆になりますが、ラスボスが強すぎるゲームとして『アークザラッドII』が挙げられます。
それ以前の敵やボスと比べて極端な強さで、クリア目前なのに挫折した人も多かったのではないかと思います。挫折してクリアできないくらいなら、少し弱めにしてほぼ確実にクリアできるほうがいいと思う人も多い気がします。
一方、『アークザラッドIII』は難易度が低めになり、ザコモンスターは初期状態から強くなることがありません。弱いモンスターはずっと弱いままです。
一見するとバランスがおかしいように見えるわけですが、とある私の友人は、
「それによって強くなったことが実感できるんじゃないの?」
「そもそもプレイヤーに合わせて敵も強くなって、いつまでたっても”いたちごっこ”になるんじゃ強くなった気がしないでしょう」
と言っていました。言われてみれば確かにその通りかも、とは思ったわけです。
ボスではなくザコモンスターの話になりましたが、ザコモンスターも”全部強くなっていくべき”なのか、”弱いモンスターは弱いままであるべき”なのか?わりと考えさせられました。
◆== まとめ ==◆
ラスボスが弱いゲームは、これからもおそらく生まれることでしょう。
こういうゲームが存在するのを見ると、ゲームバランスとして、ただ単にどんどん難しくしていくだけが全てではない、と。そんな風にも思いますね。
まあ、本当にバランスが悪いだけのゲームも少なくないですが(笑)
皆さんは、どうですか?
ラスボスはやはり、無類の強さを誇るべきでしょうか?
それとも、”成長してきた証”として比較的倒しやすくするべきなんでしょうか?
前回の記事 : マリオの”止まる演出”
前々回の記事 : ”エンターテイメント”と”ビジネス”のバランス
その他の「週一ゲームアナリシス」の記事は、こちらからどうぞ
スーパーマリオ以上の状態で突っ込めば溶岩に落下して終わりですしw
弟は『爆ボンバーマン2』のラスボスがゲーマー史上最強だったと言ってました。
3Dアクションゲームだとある程度強い方が個人的には好みですね。
最初の手も足も出ずな状態から繰り返し挑戦し続けていくうちに、
少しずつ攻め続けられるようになるのが楽しいです。
理不尽さと強さのバランス取りが難しいところですよね……。
クッパは逆に言うと、溶岩に落とす手段がなかったら、ファイアマリオでないと倒せないです。
思えば、倒す手段をクッパ?がわざわざ用意しているわけですから、けっこう不自然な話ですね(笑)
>>最初の手も足も出ずな状態から繰り返し挑戦し続けていくうちに、
>>少しずつ攻め続けられるようになる
まあ、『モンスターハンター』なんかはいい例ですね。ああいう風に、感覚的にうまくなっていける作品は昔からあったんでしょうけど、敷居が高いのも事実だったり。
モンハンほど有名になって、サポートしてくれる人がいればいいですが、そうでもない作品だと手が出しづらいとか、途中で諦めてしまう傾向があったりしそうです。
まあ、ようは”難しいだけ”のゲームではなく”難しいけど面白い”ゲームであることが、重要ですかね。