セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

partygameが思うこと vol.2 ~ インターネットは危険と隣り合わせ

2013年06月13日 08時47分24秒 | 【旧】コンテンツ集
ラジオではピックアップしにくい、ちょっとマニアックな話題。そんな話題を私が適当に思いついて、こういう形で私なりにお話。
それがこの、「partygameが思うこと」です。



今回は、皆さんが重々承知しているであろう「インターネットの危険性」。それでも、どこかで軽視しているところがあるだろう「インターネットの危険性」についてです。
といっても危険性なんて色々ありますが、今回はどちらかというと、ウイルスなどのデータ的な危険性よりも、人間自身から生まれる危険性を中心にしたお話です。

この話題を思いついたきっかけは、やはり昨今増えてきているインターネット上での物議をかもす発言。特に、ツイッターの何気ない一言が、その人物の品格を陥れたり、下手すれば警察沙汰にまで発生しています。
最近で有名なのは、障害者として有名な乙武 洋匡(おとたけ ひろただ)さんの名指し批判ですかね。失礼とは思いつつ、これを中心に、ゲーム関連も絡めながら思うところを話してみます。


●= 改めて感じる「慣れてきた頃が危ない」ということ =●
ツイッターなんて、一言サラッと書いてパッとアップロードできちゃいます。ま、これほど手軽なコミュニケーションツールもなかなか無いものです。
私は未だに、ブログの更新状況をお知らせする程度でしか利用していませんが、慣れてくると書き残すのが楽しくなってくるんでしょうね。きっと。

だからこそ、怖い。危ない。それは、強く思うわけです。
私が8年以上やってきているこのブログだって、油断はしていないつもりです。慣れてきたからといってサラッと書いたまま載せてしまえば、リンク間違いや誤字・脱字だらけ、配慮のない発言だらけになったりするわけで。それでもミスしていることが多いくらいですし、かつては不特定多数の人を不快にするようなコンテンツを立ち上げ、謝罪しつつ非公開にしたという経験もありました。
そんな私がとやかく言えることではありませんが、ブログですらそうなので、ツイッターなんてもし本格的に始めようものなら、もっとミスが増えそうな気がするんですよね。

しかし、実際にいま、ツイッターを使い慣れている人とかはどうでしょう?自分が書いたことを、いちいち確認している人は少ないんじゃないでしょうか?
ああいう「手軽な方向」に慣れてくると、無意識のうちにもっと手軽に利用しようという感覚が働くような気がするんです。で、チェックを怠る。そしてついには、ボロが出てしまう的な。最近の問題発言には、そういう展開が多いように思うのです。ま、最初からおかしかった人もいるんでしょうけど(苦笑)
ツイッターなんてたいした文字量じゃないんですから、「ツイート」を押す前に、ほんの2~3秒でもいいのでパッと確認するクセはつけたいものです。


●= 有名人は、なおのこと =●
乙武さんのツイートで、入店拒否されたことを名指しで批判したことが話題になりました。
まあ、人によって思うところは色々あったでしょうけど、私からすると一言。「うかつだった」と思っています。

最近プレイした『龍が如く5』のなかで「アイドルは、家から一歩外に出たらアイドルの世界である」「いつ誰が見ているか分からない」「昔と違って今は、ブログやSNSがあるのですぐに話題が広がる」的な発言がありました。
ごもっともだと思う一方で、これはアイドルだけでなく有名人全員に言えることだと思うわけです。プライベートであったとしても、油断できない。現実でもインターネットでも、どんな輩が見ているか分からないですし、どんな行動がどんな騒動につながるか分からない。
有名人になる代わりに、代償として、人に常に見られているという”枷(かせ)”を背負う。それが有名人なのかな~と思っちゃうわけです。

今回の乙武さんの騒動。個人的には批判の内容がどうこうではなく「今まで事前連絡したことが無かった」という内容がどうも引っかかっていまして。いかなる理由や思想があったとしても、障害者という立場である以上、私はやっぱりちょっと非常識に見えちゃったんですよね。とはいえ、乙武さん自身が本当にそう思っていたのでしょうから、ご本人からしたらある意味”不運”だったとも言えるわけです。
しかしその”不運”も、ツイートであからさまに発言しなければ発覚しなかったわけで。だからこそ「うかつだった」と思っているのです。


●= インターネットに安全な場所なんて、無い =●
この度取り上げたツイッターにしても、匿名掲示板にしても、その他のあらゆるインターネットサービスにしても、100%安全なところなんてどこにもありません。
インターネットという、とても便利なツールを利用している。その代償として、常にインターネット特有の危険にさらされていることを、頭の片隅に入れておくべきだと思うわけです。

とはいえ、危険だからといってビクビクしながら利用しろって言っているわけではありません。気をつけろといっても、気をつけようの無いことが多いのは事実ですから。

例えば、個人情報の漏洩や流出の話題。相変わらずよく聞きますね。
最近では、ゲーム情報サイト「インサイド」さんからも、その旨の連絡があってログインサービスが利用不可になった時期がありましたし、このgooブログでもちょっと前に、ログインを一時利用停止にしてまでパスワードの変更を要求されたことがありました。まあ、何かあったんだろうな~とは思わざるを得ないわけで。
ゲーム機でいうと、史上最大の規模とされている「PlayStation Network」の情報流出もありました。ゲーム機のインターネットだって、安全ではありません。

ただ、どうしようもない危険があるからといって、自分が何も考えなくていいというわけではありません。
「インターネットは危険と隣り合わせである」ということを、多少なりとも意識できているのと意識できていないのでは、やっぱり違います。意識している以上、必要以上の危ない行動や発言は控えようとするでしょうから、最低限の危険でインターネットを利用できる。危険な事態に、ムダに足を突っ込むことが無くなるだけマシってことです。


●= まとめ =●
インターネットが深く浸透してきた、この時代。だからこそ、「インターネットは危険と隣り合わせ」という言葉を、忘れないで欲しいです。
分かっていても、無意識のうちに軽視しているところはあると思うんです。できる範囲の対策を100%できている人は、少ないでしょう。だからこそ、たまにでもいいので意識することが大切だと思うわけです。

私も、どちらかというとパスワードはあまりコロコロ変えたくないタイプでして。長年変えずに利用していましたが、これもセキュリティという面では甘い考えですよね。
最近は、先ほどのgooブログの話もありましたし、同時期に他でも、似たような経緯でパスワード変更せざるを得ない事態が数回あったりしたので、最近になってパスワードを総替えしました。ま、そうやって気付くことができただけマシなのかなとか思っていますけど。

そして、ゲームの世界もインターネットサービスが深く浸透してきています。
昨今では、ダウンロード市場が徐々に大きくなってきていたり、インターネットを利用した「クラウドサービス」を各メーカーが次世代機などで取り入れるようになってきたりなど、様々です。セキュリティの面で100%はあり得ないとはいえ、こればっかりは私たちが心配してもどうしようもなく、各メーカーに努力していただくしかありません。
しかし、我々でも気をつけることがあります。それが、「うかつな発言」です。プレイステーション系はもとより、任天堂のゲーム機でも例えば、Wii Uの「ミーバース」などで比較的自由な発言でのインターネットコミュニケーションが楽しめるようになりました。任天堂が厳しく管理しているとは聞きますが、それだって100%完璧では無いわけで。一番良いのは、利用する各ユーザーが、最低限の理解をもって利用することなのです。


このブログも、私なりに「インターネットとの付き合い方」を形にした結果である、と、ブログの紹介の最後のほうで書かせてもらっています。
私の考える線引きの中で「うかつな発言」を避けるためにも、信憑性の低い噂話や匿名掲示板・まとめブログといった話題を取り上げないようにしているわけです。
このブログを続けていく限りは、私は少なくとも、インターネットの危険性を忘れるつもりはありません。私の思うままのブログを提供して、皆さんに楽しんでいただければ嬉しいです。


最近の「partygameが思うこと」:
パッケージのダウンロード版(2013/05/23)
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