└―1年前―→ 2014年12月8日(月)
世界初のゲーム機を生み出したラルフ・ベアが逝去、「ブラウンボックス」などで知られる米国人技術者
テレビゲーム機の礎を築いた人物の、1周忌です。
せっかくなので、1年前に書いた紹介を、そのまま載せておきます。
1966年に、数種類のゲームがテレビで遊べる「ブラウンボックス」を制作開始。メーカーに売り込むも、ビデオゲームですら全然メジャーでは無かった時代だったので、あまり良い顔をされませんでした。ゲームを追加しつつ売り込みを続けた結果、1972年に「オデッセイ」の名前で製品化。これが、世に出た中では最も古いテレビゲーム機になります。
日本では発売されませんでしたが、次世代機となる「オデッセイ2」は日本でも1982年に発売。しかし、直後に発売されたファミコンの影響により、影に隠れることになったそうです。
テレビゲーム機が世に出て43年。もうすぐ半世紀ということで、なかなか想像できない範囲のお話ですね。
今はインターネットによる情報のおかげで、これから先の時代も、世界初のゲーム機を世に送り出した人物として残り続けることでしょう。もっとも、知りたいと思うきっかけが少ないので、そこが悩ましいところですが。
この長い歴史のなかで、進化や変化を繰り返してきたゲーム機。進化した一方で、昔のゲームにあったものを失った部分も、あるかもしれません。ましてや今は、それなりに規模の大きい産業の1つとなっていますからね。これからもあの世で、業界の行く末を見守っていて欲しいです。