チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」の
第13曲"Farandole(ファランドール)"は、
a)Scene(情景)[Poco piu vivo、2/4拍子、1♭]
b)Danse(踊り=マズルカ)[Alegro non troppo(tempo di Mazurka)、3/4拍子、1♭(ヘ長調)]
という2つの枝番から成ってる。
a)Scene(情景)[Poco piu vivo、2/4拍子、1♭]
「令嬢たちはファランドールを踊りましょうと言う」
おもに弦楽合奏が1♭で、
****♪ドーーー・ー>シ>ラ<シ│
>ラ<シ>ラ>ソ・>♯ファ<ソ>♯ファ>ミ│
>レ<ミ>レ>ド・>シ<ド>シ>ラ│
>ソ<ラ>ソ>♯ファ・<ミ>レ<ソ<シ♪
という2拍子の速いファランドールを奏する。ちなみに、
プロヴァンスの民族舞踊としての本来のファロンドールは、
もう少し遅い6/8拍子の、お手々を繋いで踊るアイリッシュダンス、
みたいな踊りである。ベートーヴェンの
「交響曲第7番」の終楽章の主要主題のもとになってる、
ベートーヴェン自身が編んだ「歌とヴァイオリンとチェロとピアノのための
『12曲のアイルランドの歌』(WoO 154)」の第8曲、
"Save me from the Grave and Wise" (生真面目で堅苦しいのなんてやなこった)
みたいな音楽を、高音の横笛とタンブラン(長太鼓)で奏する。
プロヴァンスはかつてアヴィニョンに教皇庁があったり、その後も
教皇領でありつづけたので、カトリック色が強い地盤である。
民謡となってる"Sur le pont d'Avignon(アヴィニョンの橋の上で)"も、
2拍子ではあるが、やはり「ファランドール」のようにきこえる。
Sur le pont d'Avignon,
(スュル・ポン・ダヴィニョン、)
L'on y danse, l'on y danse,
(ロニ・ドンス、ロニ・ドンス、)
Sur le pont d'Avignon
(スュル・ポン・ダヴィニョン、)
L'on y danse tous en rond.
(ロニ・ドンス、トゥーサン・ロン)
***♪ドド│ドー、<レレ│<レー、<ミ<ファ│<ソ>ド、>シ<ド│<レ>ソ、
<ドド│ドー、<レレ│<レー、<ミ<ファ│<ソ>ド、<レ>シ│<ドー♪
このチャイコフスキーのファロンドルの動機は、
ニ短調のようにも始まるが、
1♭が1音を除いて他はすべて本位に変じられるので、
教会旋法のようにもきこえる。が、
終いはあきらかにハ長調となり、その
ハ長調の属7→主和音で曲は閉じられる。
第13曲"Farandole(ファランドール)"は、
a)Scene(情景)[Poco piu vivo、2/4拍子、1♭]
b)Danse(踊り=マズルカ)[Alegro non troppo(tempo di Mazurka)、3/4拍子、1♭(ヘ長調)]
という2つの枝番から成ってる。
a)Scene(情景)[Poco piu vivo、2/4拍子、1♭]
「令嬢たちはファランドールを踊りましょうと言う」
おもに弦楽合奏が1♭で、
****♪ドーーー・ー>シ>ラ<シ│
>ラ<シ>ラ>ソ・>♯ファ<ソ>♯ファ>ミ│
>レ<ミ>レ>ド・>シ<ド>シ>ラ│
>ソ<ラ>ソ>♯ファ・<ミ>レ<ソ<シ♪
という2拍子の速いファランドールを奏する。ちなみに、
プロヴァンスの民族舞踊としての本来のファロンドールは、
もう少し遅い6/8拍子の、お手々を繋いで踊るアイリッシュダンス、
みたいな踊りである。ベートーヴェンの
「交響曲第7番」の終楽章の主要主題のもとになってる、
ベートーヴェン自身が編んだ「歌とヴァイオリンとチェロとピアノのための
『12曲のアイルランドの歌』(WoO 154)」の第8曲、
"Save me from the Grave and Wise" (生真面目で堅苦しいのなんてやなこった)
みたいな音楽を、高音の横笛とタンブラン(長太鼓)で奏する。
プロヴァンスはかつてアヴィニョンに教皇庁があったり、その後も
教皇領でありつづけたので、カトリック色が強い地盤である。
民謡となってる"Sur le pont d'Avignon(アヴィニョンの橋の上で)"も、
2拍子ではあるが、やはり「ファランドール」のようにきこえる。
Sur le pont d'Avignon,
(スュル・ポン・ダヴィニョン、)
L'on y danse, l'on y danse,
(ロニ・ドンス、ロニ・ドンス、)
Sur le pont d'Avignon
(スュル・ポン・ダヴィニョン、)
L'on y danse tous en rond.
(ロニ・ドンス、トゥーサン・ロン)
***♪ドド│ドー、<レレ│<レー、<ミ<ファ│<ソ>ド、>シ<ド│<レ>ソ、
<ドド│ドー、<レレ│<レー、<ミ<ファ│<ソ>ド、<レ>シ│<ドー♪
このチャイコフスキーのファロンドルの動機は、
ニ短調のようにも始まるが、
1♭が1音を除いて他はすべて本位に変じられるので、
教会旋法のようにもきこえる。が、
終いはあきらかにハ長調となり、その
ハ長調の属7→主和音で曲は閉じられる。