チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」の第12曲は、
a)情景[Moderato、4/4拍子、無調号(ハ長調)]
b)公爵令嬢たちの踊り[Moderato con moto(tempo di Minuetto)、3/4拍子、1♯(ト長調)]
c)男爵令嬢たちの踊り[Alegro moderato(tempo di Gavotte)、2/2拍子、無調号(ハ長調)]
d)伯爵令嬢たちの踊り[Alegro non troppo、6/8拍子、無調号(ハ長調)]
e)侯爵令嬢たちの踊り[Alegro non troppo、2/4拍子、1♭(ヘ長調)]
という5つの枝番曲から成り立ってる。
デズィレ王子の狩に同行した貴婦人たちの踊りの場面である。つまり、
「狩」という催しを借りた、王子の花嫁選びの段である。といっても、
王子自身は気乗りしてなかった、というオキマリの設定でもある。だからこそ、
王子の養育係ガリフロンが、
「さあさ、踊りでもデズィレ様にお見せしては」
というような段取りをするのである。
ちなみに、
日本語版ウィキペディアの「眠れる森の美女(チャイコフスキー)」では、
上記b)乃至e)をそれぞれ、
<b) 公爵夫人の踊り (Danse des Duchesses)
c) 男爵夫人の踊り (Danse des Baronnes)
d) 伯爵夫人の踊り (Danse des Comtesses)
e) 侯爵夫人の踊り (Danse des Marquises) >
などとしてる。王子の花嫁選びに花嫁志願の娘の母親が踊ってアピールする、
なんていう奇をてらった風習があるかの如くである。
放駒親方とバタヤン田端義夫の顔の区別がつかない
拙脳なる私でも、さすがにそんな誤訳というか、
恥ずかしい認識違いはしないのだが。
a)情景[Moderato、4/4拍子、無調号(ハ長調)]
vnプリーモが他の弦楽4部の和声の上に、
****♪ドーーー・ーー<レ>ド>シ(3連符)・・<ドーー、>ラ・<シーー<ド│
<レーーー・ーーーー・・<ミーー、>ド・<レーー<ミ│
<ファーーー・ーーーー・・ーー<ソー>ファー(3連符)・<ラー>ソー>ファーッ(3連符)│
>ミー<ソー<シーッ(3連符)・<ドー>ソー>ミー(3連符)・・
>♯ドー<ミー>レーッ(3連符)・>♯ラー<Nドー>シーッ(3連符)♪
という動機を弾く。そして、
属調(ト長調というよりはホ短調)、
そのまた属調(ニ長調というよりはロ短調)、
というように転じ、終いはその
ロ短調の主和音で閉じられる。
途中、クラリネット2管のユニゾンをチャイコフスキーは巧みにこの弦楽合奏に重ねてる。
a)情景[Moderato、4/4拍子、無調号(ハ長調)]
b)公爵令嬢たちの踊り[Moderato con moto(tempo di Minuetto)、3/4拍子、1♯(ト長調)]
c)男爵令嬢たちの踊り[Alegro moderato(tempo di Gavotte)、2/2拍子、無調号(ハ長調)]
d)伯爵令嬢たちの踊り[Alegro non troppo、6/8拍子、無調号(ハ長調)]
e)侯爵令嬢たちの踊り[Alegro non troppo、2/4拍子、1♭(ヘ長調)]
という5つの枝番曲から成り立ってる。
デズィレ王子の狩に同行した貴婦人たちの踊りの場面である。つまり、
「狩」という催しを借りた、王子の花嫁選びの段である。といっても、
王子自身は気乗りしてなかった、というオキマリの設定でもある。だからこそ、
王子の養育係ガリフロンが、
「さあさ、踊りでもデズィレ様にお見せしては」
というような段取りをするのである。
ちなみに、
日本語版ウィキペディアの「眠れる森の美女(チャイコフスキー)」では、
上記b)乃至e)をそれぞれ、
<b) 公爵夫人の踊り (Danse des Duchesses)
c) 男爵夫人の踊り (Danse des Baronnes)
d) 伯爵夫人の踊り (Danse des Comtesses)
e) 侯爵夫人の踊り (Danse des Marquises) >
などとしてる。王子の花嫁選びに花嫁志願の娘の母親が踊ってアピールする、
なんていう奇をてらった風習があるかの如くである。
放駒親方とバタヤン田端義夫の顔の区別がつかない
拙脳なる私でも、さすがにそんな誤訳というか、
恥ずかしい認識違いはしないのだが。
a)情景[Moderato、4/4拍子、無調号(ハ長調)]
vnプリーモが他の弦楽4部の和声の上に、
****♪ドーーー・ーー<レ>ド>シ(3連符)・・<ドーー、>ラ・<シーー<ド│
<レーーー・ーーーー・・<ミーー、>ド・<レーー<ミ│
<ファーーー・ーーーー・・ーー<ソー>ファー(3連符)・<ラー>ソー>ファーッ(3連符)│
>ミー<ソー<シーッ(3連符)・<ドー>ソー>ミー(3連符)・・
>♯ドー<ミー>レーッ(3連符)・>♯ラー<Nドー>シーッ(3連符)♪
という動機を弾く。そして、
属調(ト長調というよりはホ短調)、
そのまた属調(ニ長調というよりはロ短調)、
というように転じ、終いはその
ロ短調の主和音で閉じられる。
途中、クラリネット2管のユニゾンをチャイコフスキーは巧みにこの弦楽合奏に重ねてる。