チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「チャイコフスキー『眠れる森の美女』#9(1幕の)終曲【5】」

2010年06月13日 20時58分17秒 | やっぱりリラだ! 百年経っても大丈夫
今週末はまた土曜に飲み友と深酒をしてしまって、今日は
14時すぎに起きた。二日酔いである。
AKB48の「第2回選抜総選挙」なるもので
大島優子女史が前田敦子嬢を抜いて
第1位になったそうである。ちなみに、
大島という名字は青木や茂木などとともに
下野国(栃木県)に多い。ときに、
サッカーのワールドカップが始まったらしい。
6月4日の「対コート・ディヴォワール戦」の結果に、その大島女史は
「日本は攻めが足りない!」と日本代表に喝を入れたとか。私は
日本で開催された8年前は少しは興味を持ったが、
もともとサッカーというスポーツ自体におもしろみをoboeない。
とはいっても、どの特番にも
ブラックマヨネーズの小杉竜一が起用されてないことには、
関心がある。ヒーハー! 
今回もほとんどTV中継さえみてないのは、
田中美保女史と谷原章介の顔の区別もままならない
拙脳なる私には難解なスポーツだからである。まして、
田中美保女史の公式サイトが消えたのが
100年の眠りに就いたからなのかどうかも解らない。

チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」第9曲(1幕の)終曲は、
6つの部分から成り立ってる。その
【5】リラの精が現れる
   深い眠りについてしまったオロール姫は担架に乗せられ運びだされる
  [Andantino(Come sopra in Andantino primo)
   (アンダンティーノ(コーメ・ソープラ・イン・アンダンティーノ・プリーモ))、6/8拍子、4♯(ホ長調)
   リラの精は魔法の杖を振りかざす
   すると、一同が動かなくなる
   (→実質、ハ長調)→ritenuto molto(リテヌート・モルト)]

[Andantino(Come sopra in Andantino primo)]
コーメ・ソープラ・イン・アンダンティーノ・プリーモとは、
前のアンダンティーノと同様に、という意味である。
1小節めで両翼vnがそのgis、つまりをホ長調のミを刻み、
2小節めでvnプリーモとそのオクターヴ下のヴィオーラがh、
vnセコンドとそのオクターヴ下のチェロがgisを刻み、
3小節めで1番フルートがとそのオクターヴ下の1番クラリネットがh、
2番フルートとそのオクターヴ下の2番クラリネットがgisを、そして、
1番オーボエと1番トランペットがeを、2番オーボエと2番トランペットが
そのオクターヴ下のeを吹き、ホ長調の主和音の根音を加える。
その2拍めで3本のトロンボーンが同主音を裏打ちする。ここで、
チャイコフスキーはコントラバスに根音をピッツィカートさせて
補強することを忘れない。さすがの仕事ぶりである、
ハープにも同主和音を分散させて爪弾かせる。ともあれ、
こうなればもう、「リラの精の登場」である。ここでは、
コルノ・イングレーゼに「リラの精の主題」の前半を受け持たせる。

【「リラの精の主題」の前半を吹く楽器】
 「序奏」(アンダンティーノ)=1番フルート+(オクターヴ下)コルノ・イングレーゼ
 「プロローグ終曲」(アンダーンテ)=1番オーボエ
 「第1幕終曲」(アンダンティーノ)=コルノ・イングレーゼ
 「第2幕第14曲*」(アンダンティーノ)=1番フルート

こうして対比してみると、「序奏」では
のちに出てくる「おなじくアンダンティーノ」の
「第1幕終曲」と「第2幕第14曲」で使用する楽器を
オクターヴのユニゾンで吹かせてることが判る。また、
アンダンティーノではなくアンダーンテな「プロローグ終曲」では、
フルートとコルノ・イングレーゼの音域的折衷みたいな形で
オーボエに吹かせる。ここは、
「カラボスの呪いは避けれないけれど、オロール姫は死ぬわけではない。
ただ100年の眠りにつくだけ……云々」
というリラの「予言」の場面であり、同じくアンダーンテになる
このナンバー(1幕終曲)の終いの箇所は、
「王宮全体が眠りに就いて、庭園が森に変わってく」という
リラの予言が正しかったことが証明される場面である。それから、
*はこの主題の後半も1番フルートが吹く。
他のホ長調とは違ってここだけ変ニ長調であり、
♪●ソ>ミ・ミ>レ>ド(♯ド)♪のドが
ホ長調時の「上方変位した第1音=♯ド」ではなく「本位のド」であるが、
このナンバーは「100年後」であり、オーロラ姫の伝説を
デズィレ王子に説き、すぐあとにその幻影を見せる場面である。

さて、
「リラの精の主題」は弦楽3部の3オクターヴ・ユニゾンによって繰り返され、
倒れたオロール姫が担架に乗せられて運び出される。そして、
トランペット2管の完全ユニゾンで強奏され、
「リラの精は魔法の杖を振りかざす」
ハ長調の主和音の第二転回形に転換される。すると、
スィンバルが打ち鳴らされ、弦楽3部による3オクターヴにわたる
C音の刻みだけが響く中、銅鑼(タムタム)が打ち鳴らされる。
「すると、一同が動かなくなる」
木管と金管が、ffffで(ハ長調)
****ソーーーーー・<♯ソーーーーー│<ラーーーーー・ーーーーー、>ミ│
  <ファーーーーー・<♯ファーーーーー│<ソーーーーー・ーーーーー、>♭ミ│
  <(N)ミーーーーー・<ファーーーーー│<♯ファーーーーー・<ソーーーーー│
  (→リテヌート・モルト)<♭ラーーーー・<Nラーーーーー│
  (ラをふぁに置き換えてホ長調)ーー、
  ラ(ふぁ)ーラ(ふぁ)ー・ラ(ふぁ)ーラ(ふぁ)ーラ(ふぁ)ー│
  (→アンダーンテ・ソステヌート【このナンバーの第6部】)
  >♯ソ(み)ーーーーー・ーー●●●●)♪

チャイコフスキーの「交響曲第4番」の第1楽章の主部の9/8拍子を、
3/4拍子の4分音符で3拍、残りの3/8拍子の付点4分音符で1拍、という
計4拍にして1小節を振らないとかならず無理がある、
というご高説の説明のメイルを下さると明言された
茂木大輔さんからは残念ながら未だに連絡がない。
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「チャイコフスキー『眠れる森の美女』#9(1幕の)終曲【4】」

2010年06月09日 00時42分59秒 | やっぱりリラだ! 百年経っても大丈夫
日本人を北朝鮮に拉致した実行犯シン・グァンスを解き放つよう
韓国政府に要望する書面にサインし、
支持母体を日教組・労組に持つ、
天皇制を廃する思想の持ち主である反日左翼菅直人が、
陛下の御前で頭を垂れ、日章旗に礼をしたらしい。東京は今夜、
雨が降った。が、珍しいことと降雨に因果関係はない。菅は
200石取りの上士の家柄だった高杉晋作に
心酔してるとか。いっぽう、
菅内閣への支持率は鳩山内閣発足時同様に6割を超えてるらしい。
世の中は7割のバカで占められてるということの証左である。
東大工学部や東工大を出る頭がありながら、
まったくの見当違いな認識をしてる両人であるが、
菅がやってきたことは、それはもう図抜けて滅茶苦茶である。
loopy鳩山よりタチが悪い。
行き当たりばったりのくせにgoopyで。まぁ、
女性に好かれないキモ男で結婚すらできず、
いちおう子もいない私は、
あとは野となれ山となれ、
日本が将来どうなっても困らない。よって、
外国人の代弁者を宰相にしてても、
ちっとも恥ずかしいとは思わない厚顔である。が、
「菅さんってクリーンな感じ。日本を変えてくれると思う」
なんて言ってる知らぬが仏の御仁には、
菅直人とせんとくんの顔の違いが判らない
拙脳なる私は負ける。たしかに、
日本を変えてくれるだろう、その御仁が考えてるのとは違うふうに。

チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」第9曲(1幕の)終曲は、
6つの部分から成り立ってる。その
【4】カラボスは顔を覆い隠してた外套を脱ぎ捨てる
   カラボスは悲嘆にくれるフロレスタン王を嘲笑う
   王子らは剣を抜き、カラボスに飛びかかる
  [Allegro vivo(アッレーグロ・ヴィーヴォ)、4/4拍子、4♭
   カラボスは消え失せる
   (オロール姫の花婿候補の)4王子らとそのお付きの者どもは恐ろしくなって逃げ去る
   →Poco piu vivace(モーコ・ピウ・ヴィヴァーチェ)、ヘ短調]

[Allegro vivo(アッレーグロ・ヴィーヴォ)、4/4拍子、4♭]
「カラボスは顔を覆い隠してた外套を脱ぎ捨てる」
「カラボスの動機」が弦楽4部で奏される。そして、
シンバルがfffで強烈に叩かれると、
「カラボスは悲嘆にくれるフロレスタン王を嘲笑う」
弦楽3部が刻む中、
オーボエ2管+コルネット2管が「カラボスの動機」をfffで吹く。
「王子らは剣を抜き、カラボスに飛びかかる」
大太鼓とシンバルがfffで相次いで打ち据える。
「カラボスは消え失せる」
4分休符にフェルマータが附され、ゲネラル・パウゼ。
→[モーコ・ピウ・ヴィヴァーチェ]
弦楽3部(途中からフルート2管とクラリネット2管が、しまいには木管すべてが加わる)が
ヘ短調で忙しないパッセージを奏する。
「4王子らとそのお付きの者どもは恐ろしくなって逃げ去る」
金管群や打楽器群がチャイコフスキー特有のリズムを刻んでくと、
ヘ短調のド=asが木管によって異名同音gisと変換され、
両翼vnがそのgis、つまりをホ長調のミを例のごとく刻み、
「リラの精の登場」を気配させる。

茂木大輔さんからのメイルが来る気配はまだない。
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「チャイコフスキー『眠れる森の美女』#9(1幕の)終曲【3】」

2010年06月08日 00時21分00秒 | やっぱりリラだ! 百年経っても大丈夫
チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」でさえ、
終曲のアポテオーズで
「ヴィヴ、アンリ・キャトル(アンリ4世讃歌)」が厳かに吹奏されるのに、
今日、6月8日、「君が代を歌わない」左翼反日総理が誕生する。
そのくせ、天皇陛下からの任命は
いけしゃあしゃと拝受するにちがいない。
陛下は風邪で熱がおありなのをおして任命式に出られるというのに、
無礼である。が、
サッカー日本代表現監督岡田武史と秋葉原連続殺人加藤智大の顔が
どっちがどっちだったか不確かなほど拙脳なる私の感想にすぎない。

チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」第9曲(1幕の)終曲は、
6つの部分から成り立ってる。その
【3】一同のすすり泣きとむせび泣き
  [Andante con moto(アンダーンテ・コン・モート)、4/4拍子、4♭(ヘ短調)
   王と王妃の落胆
   →poco stringendo(ポーコ・ストリンジェンド)、(→実質、ロ短調)
   →a tempo(ア・テンポ)→ritenuto molto(リテヌート・モルト)→Grave(グラーヴェ)]

両翼vnのG線+ヴィオーラのC線によるヘ短調主和音のfのトレモロを下敷きに、
ファゴット2管+チェロの完全ユニゾンが、
***♪●●・ドー・・ー、>♯ソ・<シ>ラ、│>ソー、・ー>ファ・・>ミ♪
という挽歌を奏する。終いの
♪ソー、・ー>ファ・・>ミ♪という音型を、
ホルン4管、
(オクターヴ上がって)
オーボエ1管+コルノ・イングレーゼ+クラリネット1管とそのオクターヴ下の
オーボエ1管+クラリネット1管+ファゴット2管、
(さらにオクターヴ上がって)
ピッコロ+フルート2管とそのオクターヴ下のオーボエ2管+コルノ・イングレーゼ、
(今度はそこから3オクターヴ下がって)
バストロンボーンとそのオクターヴ下のチューバ、
が吹き継ぐ。そして、2管のトランペットがオクターブのユニゾンで、
***♪●ラ・ラララ(3連符)│ラー・ーー・・ー♪
という死者への弔いラッパを吹く。すると、間髪入れず、
フルート2管+クラリネット2管+チェロが完全ユニゾンで、
***♪●●・ソー・・ー、>ミ・>♯ド>♭シ、│>ラ>♭ラ・ー、>ソ・・>ファ♪
という哀悼歌を繋げる。すると、トランペットが今一度同様に吹き、あとを、
***♪ー)ララ(3連符)・・ラー・ーララ(3連符)│ラー・ーララ(3連符)・・ラー・ーララ(3連符)│ラー・ーー・・ー♪
と続ける。その間、
ファゴット2管(最初だけクラリネット2管)+チェロの完全ユニゾンと、
フルート2管+オーボエ2管+クラリネット1管とそのオクターヴ下のクラリネット1管+ホルン2管が、
***♪レ・>ドー・>シ♪、二度めからは***♪レ・>ド>シ♪
という音型をオクターヴの段差で交互に吹き合う。そして、
***♪●レ・>ド>シ・・>ラ♪
と降りて、続けて、
***♪ラ│>ソ>ファ、・>ミー・・ーミ・ーミ│>♭ミ♪
と下って、この最後の♭ミ(ces)で、
[d-f-as-ces]という減7の一撃。
[→ポーコ・ストリンジェンド]「王と王妃の落胆」
変イ短調に短期転調。
コルノ・イングレーゼ+コルネット1管+チェロの完全ユニゾンと、
(オクターヴ上がって)
ピッコロ+フルート2管+オーボエ2管+クラリネット1管とそのオクターヴ下の
クラリネット1管+トランペット1管が、
***♪●ド・>シ>ラ♪
を2度ずつカノり、ロ短調に転じて、
***♪●ド・>シ>ラ♪
を2度前者が奏したところで、後者が、
***♪レ>│(→ア・テンポ)ド>シ・>ラ♪
と今度は先導する。そして、
ヴィオーラ+チェロの完全ユニゾンが、
***♪ラ>・ソ>ファ│
  (→リテヌート・モルト)>ミ、ミ>レ(3連符)・>ドド>シ(3連符)・・
  >ラ>ソ>ファ(3連符)・>ミミ>レ(3連符)│
****>ド、(ここから、チェロ+コントラバスの完全ユニゾン)ド>シ>ラ・
  >ソ>ファ>ミ>レ・・>ドーーー・ーー、>シー│
  (→グラーヴェ)>ラーーー・ーー♪
この【3】部終いで
ファゴット2管+ホルン4管+トランペット2管+トロンボーン3管+チューバが、
ロ短調の属7から主和音に進んでティンパニの主音のトレモロが加わって
[→グラーヴェ]
上記「13」人の奏者がロ短調の主和音を、
***♪ター・ーー・・ータ・ータ│ター・ーー・・ー●・(●●フェルマータ)♪
とディミヌエンドしながら奏して、
バレエ「眠れる森の美女」第9曲の【3】部をppで閉じる。

茂木大輔さんからのメイルは未だに来ない。
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「チャイコフスキー『眠れる森の美女』#9(1幕の)終曲【2】」

2010年06月06日 21時30分12秒 | やっぱりリラだ! 百年経っても大丈夫
かつては「イラ菅」、最近では「居眠り大臣」と評される
菅直人が民主党の代表に返り咲き、もうすぐ、
首相になるそうである。が、
木之内みどり女史と林志玲女史の違い、
刑事犬カールと名犬リンチンチンの違いが判らない
拙脳なる私には、「管」と「菅」の区別もつかない。なおさらに、
木管楽器の開管と閉管の違いも判らない。だから、
クラリネットを吹くまねをしたとき、なぜ、ああも
奇妙奇天烈なキィーーーッという音が出るのかなど
皆目見当もつかない。

チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」第9曲(1幕の)終曲は、
6つの部分から成り立ってる。その
【2】オロール姫はふらつきながら踊る
  [Allegro vivo(アッレーグロ・ヴィーヴォ)、2/4拍子、3♭(ハ短調)
   →stringendo poco a poco(ストリンジェンド・ポーコ・アポーコ)
   →sempre stringendo(センプレ・ストリンジェンド)
   →Presto(プレスト)]
   オロール姫は倒れて死ぬ

チェロ+コントラバスのピッツィカートと、その合間のホルン4管の手拍子に乗って、
両翼vnが完全ユニゾンでオロール姫(いわるオーロラ姫)の
「よろめき踊り」を弾く(ハ短調)。
****♪ミ<♯ファ<♯ソ>ミ│<ラー●●・>♯ソ<ラ<シ>♯ソ│
  <ドー●●・>ラ<シ<ド>ラ│<レー●●・レ>ド>シ>ラ│
  >♯ソー、>ミ<♯ファ<♯ソ>ミ│<ラー●●・>♯ソ<ラ<シ>♯ソ│
  <ドー●●・>ラ<シ<ド>ラ│
  (→stringendo poco a poco)
  <レー●●・レ>ド>シ>ラ│
  >♯ソー●●、・<♯レッ<ミッ>♯レッ<ミッ│
  >シッ<ドッ>シッ<ドッ・>♯ソッ<ラッ>♯ソッ<ラッ│
  >ミッ<ファッ>ミッ<ファッ・>シッ<ドッ<レッ<♯レッ│
  <ミッ>♯レッ<ミッ<♯ファッ・<♯ソッ<ラッ<シッ<ドッ│
  <レーッ●●、・<♯レッ<ミッ>♯レッ<ミッ│
  >シッ<ドッ>シッ<ドッ・>♯ソッ<ラッ>♯ソッ<ラッ│
  >ミッ<ファッ>ミッ<ファッ・>シッ<ドッ<レッ<♯レッ│
  <ミッ>♯レッ<ミッ<♯ファッ・<♯ソッ<ラッ<シッ<ドッ│
  <レッ>ドッ>シッ>ラッ・>♯ソーッ♪
この主題はピッコロ+フルート2管の完全ユニゾンが繰り返す。
その途中で、(→sempre stringendo)。主題の後半は、
フルート2管+オーボエ1管+vnプリーモと、
オーボエ1管+クラリネット2管+vnセコンドとが、
交互に受け持って奏する。そのまた途中で、
(→Presto)。と、このように、
オロール(いわゆるオーロラ)姫の踊りは、「死」に向かって
どんどん加速されてくのである。そして、
[e-g-c]→[f-as-h-des]
という打撃。この和声進行は、
チャイコフスキーが劇的な場面で多用するものである。そして、
「オロール(いわゆるオーロラ)姫は倒れて死ぬ」
チェロ+コントラバスのオクターヴユニゾンとティンパニのトレモロによる
ces=変ハ(h=ロ)音の通奏の上に、
コルノ・イングレーゼ+クラリネット2管+ファゴット2管という低音木管と
ホルン4管+トロンボーン3管+チューバが、
[f-as-des]→[e-as-d]→[es-as-es]→[e-as-d]
→[f-as-des][f-as-des][f-as-des]
と「カラボスの動機」の変型を咆哮し、
フェルマータ附き4分休符を経て、次の
【3】部へと移行する。

ちなみに、
茂木大輔さんからは未だにメイルは来ない。
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「チャイコフスキー『眠れる森の美女』#9(1幕の)終曲【1】」

2010年06月04日 01時01分30秒 | やっぱりリラだ! 百年経っても大丈夫
6816個のおかきを3日で炙り終えた。
日本の島の数に近い数字ではあるとはいっても、
昔流のペラ煎餅ふうにいえば、たったの
34枚ちょっとである。ともあれ、毎月、
マンションの管理費だけをやっと稼げる程度の
甲斐性なしの私には、ありがたいエクストラ・ワークだった。
予定外の収入がはいるので、
アリス・紗良・オット女史のpfコンチェルトと、
ヒラリー・ハーン女史のvnコンチェルトのCDでも買っちゃおうかな、
としてるとこである。

ときに、
Hahnといえばドイツ語で雄鶏のことであるが、
Taubeならハトである。昨日、
鳩山首相が退任すると発表された。そして、
次回総選挙にはもう出ないらしい。その
「石橋を叩いて崩す」芸風がもうみれなくなるのは
いかにも寂しいことである。が、
オーロラは紡錘に指を刺されたが、同人が
ハチに一刺しされたかどうかは、
卓球の平野早矢香女史と今くるよ女史の
顔つきの区別がつかない拙脳なる私には判らないが、
政治家の出処進退は本人の気持ち次第、
なのらしいから、いかんともしがたい。なら、せめても、
隠居(retire)後は、細川護煕が素人陶芸に邁進したように、
タイア(tire)作りに村の鍛冶屋のように
いしばしも休まず鎚打つ響きをたてて
精を出してほしいものである。が、たまに、ネクタイ着用の
ドレス・コウドがあるレストランに行ったりする際には、ぜひとも、
ループタイで現れてほしい。本場では
bolo tieといわれてるのだが、そのボロ体を憐れに思って、
loop tieという和製英語がアメリカ人の間でも普及されることになろう。

チャイコフスキーのバレエ「眠れる森の美女」第9曲(1幕の)終曲は、
6つの部分から成り立ってる。その
【1】オロール姫(いわゆるオーロラ姫)は紡錘で指を刺す
  [Allegro giusto(アッレーグロ・ジュスト)、4/4拍子、無調号]

ファゴット1管+チューバ+チェロのトレモロ、そのオクターヴ下の
ファゴット1管+コントラバスのトレモロの通奏低音の上に、
ホルン4管+トロンボーン3管のクロマティカルな上昇伴奏に乗って、
両翼vn(しょっぱなだけ+ヴィオーラ)の完全ユニゾンが、まずト短調で、
次いで変ロ短調で、さらには変ニ短調、と、まるで、
調性の輪のloopを落ち着きなくグルグル回るかのごとく、そして、
両翼のvnが単独で交互に、あるいはまた
両翼vnがユニゾンで、というように、
不安定な調性転向や楽器受け持ち変更を重ねながら、
****♪ラ<シ<ド>ラ│<ミー♪
という動機を連ねていく。そして、ヘ短調で、
****♪ドーーー・ーー>シー│シーーー・>ラーーー、・・<ミーーー・ーー>レー│レーーー・>ドーーー♪
という動機が木管群、次いで、クラリネット+ホルン、さらには
コルノ・イングレーゼ+クラリネット+ファゴットという低音木管に
受け継がれていく。そして、
****♪ラ<シ<ド>ラ│<ミー♪動機の
****♪ソ<ラ<シ>ソ│<レー♪が繰り返され、それが
(次部ハ短調をお膳立てする)
****♪ミ<♯ファ<♯ソ>ミ│<シー♪
と置き換えられ、
次のallegro vivo部(ハ短調)へと繋がる。
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