この第9曲はじつに劇的な場面である。曲は、
【1】オロール姫(いわゆるオーロラ姫)は紡錘で指を刺す
[Allegro giusto(アッレーグロ・ジュスト)、4/4拍子、無調号]
【2】オロール姫はふらつきながら踊る
[Allegro vivo(アッレーグロ・ヴィーヴォ)、2/4拍子、3♭(ハ短調)
→sempre stringendo(センプレ・ストリンジェンド)
オロール姫は倒れて死ぬ
→Presto(プレスト)]
【3】一同のすすり泣きとむせび泣き
[Andante con moto(アンダーンテ・コン・モート)、4/4拍子、4♭(ヘ短調)
王と王妃の落胆
→poco stringendo(ポーコ・ストリンジェンド)、(→実質、ロ短調)
→a tempo(ア・テンポ)→ritenuto molto(リテヌート・モルト)→Grave(グラーヴェ)]
【4】カラボスは顔を覆い隠してた外套を脱ぎ捨てる
カラボスは悲嘆にくれるフロレスタン王を嘲笑う
王子らは剣を抜き、カラボスに飛びかかる
[Allegro vivo(アッレーグロ・ヴィーヴォ)、4/4拍子、4♭
カラボスは消え失せる
(オロール姫の花婿候補の)4王子らとそのお付きの者どもは恐ろしくなって逃げ去る
→Poco piu vivace(モーコ・ピウ・ヴィヴァーチェ)、ヘ短調]
【5】リラの精が現れる
深い眠りについてしまったオロール姫は担架に乗せられ運びだされる
[Andantino(Come sopra in Andantino primo)
(アンダンティーノ(コーメ・ソープラ・イン・アンダンティーノ・プリーモ))、6/8拍子、4♯(ホ長調)
リラの精は魔法の杖を振りかざす
すると、一同が動かなくなる
(→実質、ハ長調)→ritenuto molto(リテヌート・モルト)]
【6】庭園が森に変わってく
[Andantino sostenuto(アンダンティーノ・ソステヌート)、6/8拍子、4♯(ホ長調)]
という、劇の進行に従った6つの部分からできてる。
比較的長いナンバーである。ちなみに、最後の【6】の
「庭園が森に変わってく場面」
(Transformation du jardin en foret)
(トランスフォルマスィョン・デュ・ジャルダン・アン・フォレ)の
jardin(ジャルダン=庭)とforet(フォレ=森)は、
アンリ4世が宥和策として出した、
プロテスタント(ユグノー)に対する100年の猶予であったナントの勅令の
ナント植物園(時代考証的にはその前身の薬草園ができたのはルイ14世の時代だが)の
Le jardin des plantes de Nantes(ル・ジャルダン・デ・プラント・ドゥ・ナント)の
jardin(ジャルダン=庭)を、
その勅令を100年後(細かくは87年後)にその孫のルイ14世が廃した
フォンテーヌブローの勅令を出した宮殿の森、
La foret de Fontainebleau(ラ・フォレ・ドゥ・フォンテーヌブロー)の
foret(フォレ=森)を、
それぞれ指すのである。
といっても、
元興寺・興福寺・西大寺・大安寺・唐招提寺・東大寺・薬師寺・法隆寺
の8つの寺を指してなぜ
「南都7大寺」というのか解らないだけでなく、
故ミヤコ蝶々女史と参議院議員になるつもりらしい谷亮子女史の
顔の区別までつかない、拙脳なる私の推測にすぎない。
【1】オロール姫(いわゆるオーロラ姫)は紡錘で指を刺す
[Allegro giusto(アッレーグロ・ジュスト)、4/4拍子、無調号]
【2】オロール姫はふらつきながら踊る
[Allegro vivo(アッレーグロ・ヴィーヴォ)、2/4拍子、3♭(ハ短調)
→sempre stringendo(センプレ・ストリンジェンド)
オロール姫は倒れて死ぬ
→Presto(プレスト)]
【3】一同のすすり泣きとむせび泣き
[Andante con moto(アンダーンテ・コン・モート)、4/4拍子、4♭(ヘ短調)
王と王妃の落胆
→poco stringendo(ポーコ・ストリンジェンド)、(→実質、ロ短調)
→a tempo(ア・テンポ)→ritenuto molto(リテヌート・モルト)→Grave(グラーヴェ)]
【4】カラボスは顔を覆い隠してた外套を脱ぎ捨てる
カラボスは悲嘆にくれるフロレスタン王を嘲笑う
王子らは剣を抜き、カラボスに飛びかかる
[Allegro vivo(アッレーグロ・ヴィーヴォ)、4/4拍子、4♭
カラボスは消え失せる
(オロール姫の花婿候補の)4王子らとそのお付きの者どもは恐ろしくなって逃げ去る
→Poco piu vivace(モーコ・ピウ・ヴィヴァーチェ)、ヘ短調]
【5】リラの精が現れる
深い眠りについてしまったオロール姫は担架に乗せられ運びだされる
[Andantino(Come sopra in Andantino primo)
(アンダンティーノ(コーメ・ソープラ・イン・アンダンティーノ・プリーモ))、6/8拍子、4♯(ホ長調)
リラの精は魔法の杖を振りかざす
すると、一同が動かなくなる
(→実質、ハ長調)→ritenuto molto(リテヌート・モルト)]
【6】庭園が森に変わってく
[Andantino sostenuto(アンダンティーノ・ソステヌート)、6/8拍子、4♯(ホ長調)]
という、劇の進行に従った6つの部分からできてる。
比較的長いナンバーである。ちなみに、最後の【6】の
「庭園が森に変わってく場面」
(Transformation du jardin en foret)
(トランスフォルマスィョン・デュ・ジャルダン・アン・フォレ)の
jardin(ジャルダン=庭)とforet(フォレ=森)は、
アンリ4世が宥和策として出した、
プロテスタント(ユグノー)に対する100年の猶予であったナントの勅令の
ナント植物園(時代考証的にはその前身の薬草園ができたのはルイ14世の時代だが)の
Le jardin des plantes de Nantes(ル・ジャルダン・デ・プラント・ドゥ・ナント)の
jardin(ジャルダン=庭)を、
その勅令を100年後(細かくは87年後)にその孫のルイ14世が廃した
フォンテーヌブローの勅令を出した宮殿の森、
La foret de Fontainebleau(ラ・フォレ・ドゥ・フォンテーヌブロー)の
foret(フォレ=森)を、
それぞれ指すのである。
といっても、
元興寺・興福寺・西大寺・大安寺・唐招提寺・東大寺・薬師寺・法隆寺
の8つの寺を指してなぜ
「南都7大寺」というのか解らないだけでなく、
故ミヤコ蝶々女史と参議院議員になるつもりらしい谷亮子女史の
顔の区別までつかない、拙脳なる私の推測にすぎない。