チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「東宝見聞録式馬券術/第32回エリザベス女王杯(京都)」

2007年11月11日 20時30分29秒 | ケイ・バー(馬券の皮を剥いじゃうわよン
11月11日は「+と-」を両極にみたてて「十一」で
「電池の日」なのだそうである。ときに、イタリア語では
電極のことをpolo(ポーロ)ということであるが、
マルコ・ポーロの姓と綴りは同じことである。同人は
「東方見聞録」を残したということであるが、
小林「一三」は阪神宝塚のみならず「東宝見聞録」も残した。
さて、当日の朝、超1番人気のウオッカ号が右寛跛行で
出走を取り消した。これで「13」頭立てになったことである。
出走取消といえば、昭和60年の「宝塚」記念の
シンボリルドルフ号(3枠)である。ふりかえって、昭和59年の
11月11日は、同号が無敗で三冠馬になった日である。
「赤い大輪が、薄曇りの京都競馬場に、大きく咲いた」
単枠指定「3枠」だったことである。2着に負けたのは
現調教師の南井騎手のゴールドウェイ「5枠」。同日、
現在の日比谷シャンテにあった日比谷映画と有楽座が
閉館になった。中学生になる直前の3月末に、
ソ連映画「チャイコフスキー」をそこで一人で観にいって、
にこ年上の女子3人連れに逆ナンされて味をしめて以来、
中学の3年間は土曜になるとこのあたりの映画館で映画を観て鮨屋に
ひかりものを食いにしばしば遊びにいったものだったことである。
そばには、東京宝塚(=東宝)劇場もあることである。
旧有楽座閉館の5年後の11月11日には、その映画
「チャイコフスキー」の制作総指揮(葬式、ではない)にあたった
ディミトリ・ティオムキンが死去したことである。
「あの、ラスト・シーン、悲愴が流れる中、
チャイコフスキーの棺を乗せた馬車が走る場面、
コワイですね、オソロシイですね」
平成10年の11月11日は、
淀川長治が亡くなった日だったことである。いっぽう、
当日の京都競馬場のゲストは同氏の趣味と正反対なタカラヅカ出身の
真矢みき女史だったことである。同女史は花組出身である。花組といえば、
同女史は演じてないが、「夜明けの序曲」である。
文久4年の1月1日生まれで1911年の11月11日に死んだ
川上音二郎とその妻貞奴を描いたレヴィューだったことである。
♪オッペケペッポー、ペッポッポー♪
♪オッパッピー♪なら小島よしおであるが、それには関係なく、
♪オッ<ペ・ケ・ペー・のー<ペ♪
なのである。が、その音型は♪ミッ<ラ・ラ・ラー・ラー<シ♪である。
川上音二郎一座がイプセンをやったかどうかは知らないが、今年が
没後100年アニヴァであるグリーグの「オーゼの死」と
同音型だったことである(♪ミー・<ラー・・<シー・ーー♪)。
さて、当日の朝、超1番人気のウオッカ号が右寛跛行で出走を取り消した。
これで真矢「みき=神酒」はなくなったことである。ときに、
同女史がゲストだったのは昨年の中京競馬場開催の「ローズ・ステークス」。
結果は、「7枠」が1着で「5枠」が2着だったことである。
(1着)「5枠」7番ダイワスカー「レット」号(安藤勝騎手/松田国厩舎)
同馬はスカーレット「ブーケ」号の娘なことである。
真矢女史はヅカ時代に「レット」・バトラー役をやったことである。
同枠馬の馬主は「寺田」女史。真矢女史が宝塚の若手時代、舞台で初の
主役を得たのが坂本龍馬(文久2年、「寺田」屋で襲撃される)役である。
「風と共に去りぬ」の原題は「カルロス・ゴーン・ウィズ・ザ・ウィンド」
である。調教師は「マツダ」だったことである。いっぽう、
タカラヅカといえばやはり「女性」の世界である。人類初の女性、
ともいわれてるのは「パンドーラ」である。
(2着)「7枠」12番フサイチパンドラ号(ルメール騎手/「白井」厩舎)
真矢女史も白井師も「広島県生まれ」なことである。また、
タカラヅカといえば、♪すーみれーの、はーーーなーーーーーー♪
であるが、同曲の「改詞」者は「白井」鐵造だったことである。ときに、
同枠馬の騎手は吉田「豊」、調教師と馬主は「中」村姓。
真矢女史は「豊中」育ちなことである。他方、
「神酒」馬券はないことがわかったが、ウオッカ号は今年の
「宝塚」記念に出走し、同枠馬は一昨年の「宝塚」記念馬なことである。
(3着)「3枠」4番スイープトウ「ショウ」号(池添騎手/鶴留厩舎)
宝塚のレヴィューは素敵な「show」なことである。また、
出走取消同枠馬はウオ「ッカ」号、「ツカ」だったことである。さらに、
4番スイープトウショウ号は、「ダービー馬」の3番と
「オークス馬」の5番にパッチンされてたことである。

さて、馬券は当たったものの、人気を背負ってたウオッカ号の
出走取消のあおりを受けて、ダイワ関連の馬券の配当が
大幅に下落してしまったのがイタかったことである。
マイル・チャンピオンシップは低配当決着かもしれないが、
やるにきまってることである。もちろん、オフ・コース……。
「それでは次週にご期待ください。さよなら、さよなら、さよなら」

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