チャイコフスキー庵 Tchaikovskian

有性生殖生物の定めなる必要死、高知能生物たるヒトのパッション(音楽・お修辞・エンタメ・苦楽・群・遺伝子)。

「フランツ・ヨーセフ・ヴァーグナーの『ウンター・デム・ドッペルアードラー』」

2009年07月11日 22時15分31秒 | 説くクラ音ばサラサーデまで(クラ音全般
イタリア系ユダヤ人ながら、
ディズ怜悧な頭脳で英国首相となった
Benjamin Disraeli(ベンジャミン・ディズレイリ)の言葉に、
"Despair is the conclusion of fools."
というのがある。
Aquila(アキラ)めるなんてことは、
おりこうさんならしない、ってことであろう。が、
政界の頂点に登りつめた人だから言えることなんである。
たいていの人には諦めてもらわなければ、為政者にとっては
なにかと不都合である。あらためて、
カリスマ商品プロデューサーの益若つばさ女史と
黒柳徹子女史の顔の見分けがつかず、やっとその
髪の色の違いで区別できる程度の拙脳なる私は、常に
諦めることばかりである。が、私のような愚脳も
「バカとサミットは使いよう」という言葉のとおり、
なんらかの役にたつこともある、などと
無為な楽観的見通しでも持たなければ、
生きてけないのである。ときに、
summitの語源はラテン語の形容詞superusの最上級
summus(スッムス)なんだそうである。ちなみに、
比較級がsuperiorである。ともあれ、
今年初めから4月まで群発地震が続いてた地にわざわざ
開催地を変更したG8 Summit in L'Aquila(ラークイラ・サミット)も
終わった。イタリア語でAquila(アークイラ)とは
「鷲」のことである。つまり「ローマ帝国」である。
東ローマ帝国(→ビザンチン帝国)は1453年にオスマン・トルコに滅ぼされた。
その双頭の鷲の紋章は、
→神聖ローマ帝国(→ナポレオンによって終焉→オーストリア・ハプスブルク家)
と、
→ロシア帝国(→ボリシェヴィキによって殲滅→プーチンによって復活)
が「引き継い」だ。一時、
ナーツィスも双頭の鷲を使ってたが、現在は、
プーチン支配下のロシアの国章、アメリカ合衆国の国章「ハクトウワシ」、
メキシコ合衆国の国旗「蛇を銜えた鷲」、
などが「鷲」を国の象徴にあしらってる。ちなみに、
1968年に海抜2200mのメキシコ市で開催された五輪では、
陸上競技の跳躍種目で好記録が多発した。棒高跳びは
世界記録に1cm足りない五輪新15m40の3選手が金銀銅。
ボブ・ビーモンの走り幅跳びの8m90は、その23年後、
マイク・パウエルが東京で8m95を出すまで世界記録だった
(ビーモンの記録は未だに歴代2番めの公認記録)。
三段跳びでは、それまでの世界記録17m03が、予選で
イタリアのジェンティーレによって17m10、決勝では
同選手によって17m22、ソ連のサニェーエフによって17m23、
ブラジルのプルデンスィオによって17m27、そして、また
ソ連のサニェーエフによって17m39、と3選手が5度、
世界記録の塗り替え合戦を演じたのである。
走り高跳びは、世界記録保持者が交通事故で
すでに引退してたが、新兵器背面跳びで颯爽と現れた
フォズベリーによって五輪新記録が出された。その
"Bar"の高さは2m24。ソトマヨルが世界記録2m45を出す
半年前の平成4年末、気圧の単位は
ミリ"バール"からヘクトパスカルに変更されたのである。さて、
皆既日蝕まであと10日あまりである。
金環蝕が見える中心蝕帯はもう梅雨は明けてるが、
部分蝕が見れるとこもすでに梅雨あけしてる
コロナのかもしれない。ところで、
また「煎餅焼き」の締め切りが迫ってる。以前、
「煎餅を焼かなければ」と書いたら、文字通り
煎餅屋だと思われたことがある。
「もの書き→おかき=煎餅とは材料は違うが同じような物」
という連想を使ったオヤジギャグである。
「おかき30枚」である。怠惰な私はなかなか
「やる気」が起きない。この1年くらいは、
きれいなおねえさんタレントさんのブログに
ダジャレ・コメんとを書いて機動心を励起しようとしてる。が、
今日は枝豆をもらったので、それをツマミに
昼間からビールをあおった。ただし、
コロナ・エクストラという、メキシコ産のアルコール分
たった4.5パーセントの薄い酒である。万が一にも、
眠ってしまってはまずいからである。おかげで、
すっきりして、四分の一ほどはかどった。
ワシの売文ぶりもまだ捨てたもんでもないわい、
相当なもんじゃわい、などと悦に入った。

フランツ・ヨーセフ・ヴァーグナー(1856-1908)の
"Unter dem Doppeladler/op159"
(ウンター・デム・ドッペルアードラー=双頭の鷲の旗の下に)の鷲の旗とは、
ハプスブルグのオーストリー・ハンガリー二重帝国の軍旗のことである。
[2/4、3♭(変ホ長調)]
16小節(15小節半)のファンファーレの前奏で始まる。
***♪ソーソソ・ソーーー│ソーソソ・ソーーー│
  <ドードド・ドードー│>シー>ソソ・ソーーー│
  <♭ミー♭ミ♭ミ・♭ミーーー│>レーレレ・レーーー│(@)
ときて、(@)次の7乃至8小節めは、実質ヘ長調に短期転調する。
 (@)>ラ<シ<♯ド<レ・<ミーッ<♯ファーッ│>レー●●・<レー●●
(そ<ら<し<ど・<れーっ<みーっ│>どー●●・<どー●●)
 >ソーソソ・ソーーー│ソーソソ・ソーーー│
  <ドードド・ドードー│>シー>ソソ・ソーーー│
  <ミーミミ・ミーーー│>>レー<ミー・<♯ファー<ソー│
  <ラー●●・<レー●●│>ソー●●♪
そして、16小節弱拍から、第1マーチが出てくる。
***♪ドーード│>シーー>♯ラ・<シーー>♯ラ│<シーー>♯ラ・シーー>Nラ│
  >ソーー>♯ファ・<ソーーー│ーー●●・ソ<ラ>ミ│
  <ファ<ソ<シ・<ソーーー│ー>ソ<ファ・>ミ>ソ<レ│
  >ド>ミ<ラ・>ソーーー│ーー●●♪
第2マーチは低音部が受けもつ。
***♪ドーーー・>ソーーー│<ミーーー・>シー<ドー│
  <ラーーー・>ソーーー│>ミーーー・ーー<ミー│
  <ソーーー・>ファーーー│>レーーー・<ソーーー│
  >ミーーー・ーーーー│>ドーーー・ーー♪
トリオ部は[4♭(変イ長調)]
***♪ソーーー│<ラーーー・>ミー<ラー│>ソーーー・>ミー>ドー│
  >ソーーー・ーーーー│ーー●●・<ドー<ミー│
  >ラーーー・>ソーーー│<ドーーー・<ラーーー│
  >シーーー・ーーーー│ーー♪
という主題がやや音を変えながら3度提示され、
クライマックスをむかえる。
極めて単純な作り、和声である。唯一、
前奏での短期転調がこのマーチのサワリであり、
「核心」である。すなわち、この
短期転調は「Es dur(3♭)→F dur(1♭)」と、
フラットが2個減じられた転調、つまり、
属調の属調、属調の二乗、
Doppeldominante(ドッペルドミナンテ)。
Doppelは英語のdoubleにソウトウする。
このドッペルドミナンテが、
ドッペルアードラーの
ドッペルなのである。

昨年、チベット人はおとなしいヒマラヤ系だから抑えれたが、
ウイグル人はトルコ系である。かつて、
その軍事力で周辺民族を恐怖におとしこんだトルコである。
いつまでも支配できるかどうか……早々に
頂上から下山してペキン塔に戻ったらしい。
♪コキントーいっぱつ、やってみよぉ~~およぉ~~~♪
シンチョウなまつりかたが、真心がカンジンである。

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