「カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ生誕300年」

本日は、
ヨーハン・セバスチャン・バッハの次男で、
生前は父親よりも名が知られてたらしい、
Carl Philipp Emanuel Bach
(カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ、1714-1788)の
生誕300年にあたる日である。略して、
C.P.E.バッハと表記されることもある。
バッハ家は何人もの著名な音楽家を輩出してるので、
四半世紀以上の間フリードリヒ大王のお抱え音楽家だったことから
「ベルリンのバッハ」、
その後、ミドルネイムのフィリップをもらったゲオルク・フィリップ・テレマンの死で
ハンブルグに移って後継者となったことから
「ハンブルグ(地元ではハンブルヒとも発音される)のバッハ」
などとも俗に呼ばれる。
クラヴィーア演奏の名人だったらしい。
膨大な数の鍵盤楽器作品を残してる。
それがハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンに多大な影響を与えた、
ということである。また、
フリードリヒ大王がフルート(フラウト・トラヴェルソ)好きだったためもあって
この楽器のための作品も多い。が、
そうしたものよりも私は、
テレマンの死でハンブルグに移った直後に書かれたオラトリオ、
"Die Israeliten in der Wueste
(ディ・イスラエリテン・デア・ヴュステ)
「荒野のイスラエル人」"
が好きである。

エジプトで奴隷となってたイスラエルの民は、モーセの導きで
エジプトを出たもののシナイの荒野で40年間彷徨う。
その緒曲である合唱、
"Die Zunge klebt am duerren Gaumen
(ディ・ツォンゲ・クリープト・アム・デュレン・ガオメン)
「(拙大意)舌は渇いた口蓋にひっつき」"
をAvid Sibelius Firstで作成して再現したものを
https://soundcloud.com/kamomenoiwao01/bach-cpe-die-israeliten-in-der
にアップしました)