ネズミをつかまえる猫は、
猫なで声を出さない。
(中国のことわざ)
自分でエサをとれるから、
何ものにもこびなくていい、
ということなんでしょうね。
自分でエサをとれないと、
何かに寄っていかなくては
いけないわけです。
世の中には、
いろんな世渡り術があって、
時おり「猫なで声」を使わないと、
かわいくないなんて
言われたりもします。
けれど、あまりにも使って
自分だけがうまくいってしまうと、
仲間うちから足を引っ張られます。
私は、周りから諭されて、
時に「猫なで声」を使おうとするものの、
途中で、そのバカさ加減にあきれて、
逆に噛み付いてしまうタイプ。
夏目漱石ではありませんが、たまに、
住みにくい世の中を感じます。
だいたいが、自業自得ですが。
どこまでも、
ネズミを自分でつかまえて、
自活できる猫でありたいものですが、
いつかは、誰かの面倒になる時も
あるでしょう。
あまり意気込みすぎることなく、
かと言って甘えずに、
生きる道を見つけたいものです。