Passy with ひな & Coco

思いつくままに綴るPassyの日々
春と秋の薔薇園めぐり
四季折々の花々
(=^・^=)(=^;^=)との暮らし

野川から喜多見不動堂へ...

2015-04-23 | おでかけ♪

初夏の訪れを感じる日。
友人と私のお気に入りのコースの1つ、
野川沿いの道を歩きました。

スタート地点は、京王線柴崎駅です。
甲州街道沿いに少し歩くとお目当ての野川に出会います。
成城方向へ歩き始めると、名残りの八重桜が
まだまだ美しく咲いていて、吹き抜ける風が爽やかです。

鴨たちが楽しそうに泳いだり、ひなたぼっこをしている姿を
眺めていると心が和みます。
白い猫さんが対岸の河原の探検をしている様子を見ることができて
猫の一人遊びを内緒で見せてもらう楽しさを満喫。

調布市から狛江市に入り、世田谷区に入ると少し風景の印象が
変わります。
喜多見側から成城側へ橋を渡り、国分寺崖線をたどりながら歩くと
成城みつ池緑地の周辺を眺めることができます。

成城みつ池緑地は、東京都の緑地保全地区と世田谷区の特別保護区に
指定されているのですよ。

成城学園の駅前方向に向かう途中に急坂があり、坂の下にひっそりと
佇むのが喜多見不動堂です。

かなりの急坂、坂の名前は「不動坂」
喜多見不動堂にちなんで名付けられた坂です。







入り口には藤の花が美しく咲いていました。
 小ぶりな房の藤の花はこんもりと愛らしい印象です。
 藤棚の奥が滝壺です。
 細い滝がながれて、水車も回っています。
 国分寺崖線の湧き水です。
昔は信者の水行に使われていたそうです。

滝壺の右側を左へと廻り込むように石段があります。
 登って行くとお堂が見えてきますよ。

しっとりと落ち着いた雰囲気のお堂と境内は
 広くはないのですが、豊かな緑に囲まれて
 静かで心やすらぐ場所です。
何とはなしに長居したくなるのですよ。

お堂の右手に、友人が美しいもみじの木を見つけてくれました。

爽やかで涼し気な彩りの不思議な美しさです。
 どんな風に紅葉するのでしょうね。

帰宅後に調べてみたら、
 「鴫立沢(しぎたつさわ)もみじ」という名前だと
 分かりました。
人気のあるもみじだそうです。
 「そうでしょうとも 」と思いました。
 私たちも大好きになりましたよ。


境内に咲き始めていた紅いつつじも、さりげないあしらいで
 心惹かれました。







ひっそりとした境内では、時折り小田急線の電車の走行音が聞こえてきます。
駅からはそれほど離れていないのですが、入り口がさり気ない構えで、
目立たないので、うっかり行き過ぎてしまう方たちも多いようです。
喜多見不動堂という名前から、野川の対岸の喜多見にあると
思い込んでいる方たちもいらっしゃるそうです。

静かで落ち着いた穏やかな雰囲気の境内は、散策の途中に立ち寄って
お参りをして一休みさせていただくと、心安らぎます。

夏が過ぎ...秋が深まる頃には、鴫立沢もみじの紅葉を眺めに
また行ってみたいと思っています。

今日は、日本画家の上村松園さんの生誕140周年の日だそうです。
 グーグルのスペシャルロゴを見て、知りました。
 1875年(明治8年)4月23日 - 1949年(昭和24年)8月27日
 樋口一葉さんが、1872年生まれだそうですから、ほぼ同世代ということになりますね。



ロゴには、有名な「序の舞」が使われています。
「序の舞」は1936年の作品です。
上村松園さんは、
「何ものにも犯されない女性の内に潜む強い意志をこの絵に表現したかった。
一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香り高い珠玉のような絵こそ、
私の念願するものなのです。」と語っています。

『清澄な香り高い珠玉のような絵』
念願どおりの絵を描いた上村松園さんです。


 早くも五月晴れのような快晴でした。


  
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