我が家の庭に咲く杜鵑(ほととぎす)は、父と母の庭から移植した株が成長して増えたものです。
まだ40代だった私には...杜鵑(ほととぎす)の魅力が今ひとつ伝わらず...
父が数株掘り返して袋に入れて手渡してくれた時も、心から嬉しい...と言うほどではなかったような気がします。
父と母がかわいがっていた花々だから...鈴蘭も、いちはつも、アガパンサスも、そして杜鵑(ほととぎす)も
愛おしいのでしょうね...
そして...いつの間にか...杜鵑(ほととぎす)の美しさも胸にしみるようになりました。
母が病を得て、庭仕事などできなくなってからは 毎朝、庭仕事をしては四季折々の草花を切っては 一輪挿しに活けて、家中のあちこちに置くのが 父の習慣になっていたようです。 買い物好きな父は、出張や旅行の折にはたくさんの お土産を買い込み、その中には1輪挿しも... お花を活ける父の姿など、見たこともありませんでしたから あのいくつもの一輪挿しの花々は、外出できなくなった 母のためのものだったのでしょう...ね。 花々をこよなく愛する母でしたから... 病床の母には伝わっていたのでしょうか... いつの間にか... 私は、当時の母の年齢に近づいています... | |
名残りのつぼみたちも含めて、庭の杜鵑を全て切り... 晩年を迎える前の頃の父の習慣に習って、 私も活けてみましょう... そう思って、水揚げをしてから活ける前に撮影も♪ | |
不思議な模様のお花ですね... この模様が鳥の不如帰の胸にある模様と似ていることから ほととぎすと名付けられたのだそうです。 | |
越後の山の中で育った父の身の回りには お花屋さんなどなくて... 野山で遊んで家に帰る頃には、見かけた花を手折り 母親への手土産にしていた... 父が旅立ってしまってから... そんな話をしてくれたのは、父の末の妹...叔母でした。 | |
昨夜の、ふくらみ始めた半月。.:*・゜ 南西の空で煌めいていました... 満月の60.9%のサイズだそうですよ。 | |
来週の満月も... 眺めることができますように....。.:*・゜ |
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