Passy with ひな & Coco

思いつくままに綴るPassyの日々
春と秋の薔薇園めぐり
四季折々の花々
(=^・^=)(=^;^=)との暮らし

桜花しぐれ.。.:*・゜源吉兆庵.。.:*・゜2022

2022-04-05 | お気に入り☆:*:・




昨日は、1日中冷たい花散らしの雨が降り続き、花冷えの1日となりました。
先日、桜が咲いたら桜餅...そんな我が家のお茶菓子の話題をお話しました。
昨日のお茶の時間は...桜が散り始めたら、桜花しぐれ...です。

源吉兆庵さんの桜花しぐれは、黄身しぐれを小さく品よく仕上げた印象のお菓子です。
子どもの頃、おまんじゅうより大福より羊羹より、黄身しぐれが好きでした。
淡い卵色の少しひび割れたような隙間から、ピンクがうっすらと見えて...中にはこしあん。
3段階の層になっているお菓子が、ことさら美しく見えて、幼心にも美しさがおいしさを
一層引き立ててくれているように感じていたのだと思います。





桜、桜、桜...の包装紙です。
 中央あたりに、枝垂れ桜が透けて見えるところが
 私のお気に入りです。

この掛紙が透けて見えるのですね。

開けても開けても...桜尽くしです。
 無駄な包装と思われる場合もあるかもしれませんけれど
 桜を愛で、散る桜を惜しむ心にはよく似合います。

桜花しぐれ
 直径4cmあるかないかの、お菓子です。

桜色の餡が、しっとりと...
 我が家では、散りゆく桜を惜しむ日のお茶菓子です。

桜ヶ丘公園で出会った枝垂れ桜の可憐な花姿を思いながらの
 お茶の時間は、静かに流れるように過ぎて行きました。
 花冷えの日に頂くお茶にも桜花しぐれは、よく似合います。






「花散らしの雨」と言えば...tsuboneさんが、「花散らし」という言葉が
一部の地方では「日常的に使うのを控えた方がよいのでは?」と思われる意味合いで
使われることがあるから...というような議論が気象予報士さんたちの間で起こったことがあると、
記事で語ってくださいました。
私は、その議論については全然知らなかったのですが、tsuboneさんがおっしゃるとおり、
ごくごく狭い地域で使われることがあるから...という理由で、使い慣れた美しい言葉を
使わないようにする、というのは奇妙なことだと思います。
東京では、桜が満開になる頃に冷たい雨が降る...時には雪が降る...春の嵐も時には
やって来る...そんな時に、咲いたばかりなのに散ってしまうのではないかなどと、はらはら
気をもみながら桜たちを見守る...あぁ散らなくてよかったと安心したり、あぁやはり
散ってしまった...と残念に思ったり...そんな数日を過ごす中で、冷たい雨と風に見舞われて
惜しまれながら散っていく桜の花びらを表すのには必要不可欠の素敵な言葉だと思っています。
私は「花散らしの雨」と、来年も再来年も、ずっとずっと何のこだわりもなく使い続けますよ。
花散らしの雨...今年も東京の染井吉野は、惜しまれながら散っていきましたね。 


 天気予報どおりに、青い空に白い雲。眩しい陽射しに桜の花たちが映えています。桜の樹々の足元には、花びらが積もります。  







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