えっ、今頃???と、思われそうですね。
我が家の玄関は北向きで、冬の間は冷たい空気が漂う空間になります。
寒いなとは思いますが、生花の鮮度を保つには最適な環境とも言えます。
リビングに活ける花は、暖房の影響で傷んでくるので、お正月飾りを片付ける
タイミングで始末をしますが、玄関に活ける花は毎年1月中旬まで
美しい状態を保ってくれています。
昨年の春に、うっかり庭の千両を大胆に刈り込んでしまったので
秋になっても、ほんの少ししか美しい実が付きませんでした。
この大失敗に気づいたのは、昨年の11月初旬でした。
ご近所を歩くと、たくさんの美しい千両の赤い実に出会うのに
我家の庭の千両は、2株ともおとなしく緑の葉を茂らせているだけだったのです。
かなりショックでしたが、千両はお正月用に切り取ったら、形を整える刈り込みも済ませて
もうそれ以降には刈り込み禁止と、心に決めて...いい勉強になりました。
お正月の生花には、定番の若松をまず選びます。
我が家の玄関の生花用のニッチにちょうどよいサイズと雰囲気がポイントです。
次にメインとなるお花を選び、色味の合う小菊と葉牡丹を選びます。
小菊を2種類選ぶときもあります。
水仙も合わせたくなりますね。
今回は、グレイをほんのりと感じる淡いピンクの薔薇に合わせて、レーシーな葉牡丹を
選んでみました。
シックな品のよい色合いと花姿に心惹かれた薔薇です。
花材選びの楽しさは、子どもの頃に母のお買い物に付いて行ったときの思い出と重なります。
うっかり無茶な刈り込みをしてしまったのに2枝だけ、実を付けてくれた庭の千両さんに、
「どうもありがとう」ですね。
風もなく穏やかな晴天でした。
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