冷たい風に吹かれながら、春の開花に備えて準備中のように見える固いつぼみたち...
花水木、桜、木蓮...少しずつ少しずつ、ふっくらとしてきています。
雪柳には小さな明るい緑色の葉が見えてきています。
今年は沈丁花の開花が遅くて、濃く色づいてきたつぼみたちは、まるで寡黙な人たちのように
しっかりと口を閉ざしています。
家の中から眺めていると、穏やかな明るい陽射しに包まれているように見える光景ですが
外に出てみると、冷たい風が吹いていて、冬と春の隙間にいるような気持ちになります。
天気予報によると、東京には数日中に春の気配が一気に漂うのだそうです。
本当かしら...そんなことを思いながら歩くいつもの道で、見上げるほどに背の高い樹に
白い花が咲いていました。
開花が進むにつれて花びらがゆったり波打つような表情を見せる白い椿です。
白い花びらと鮮やか黄色の花粉とのコントラストに見とれます。 | |
うねるように波打つ花びら。 開花の途中の、どの時点で波打つようになっていくのか... 確かめてみたい、そんな気持ちでじっと見つめてしまいました。 定点カメラでなければ、無理でしょうか...? | |
先日の雪の日には、まだつぼみだったのでしょうか...
凍るような冷たさや、灼熱の陽射しに耐えられるものだけが生き残る...
厳しい環境に耐えられそうもなくても、前を向いて歩き続けなければいけないと言われたり
思い込んだりするのは、私たち人間だけ...?
弱ければ弱い分、心に蓄えたものがあるはず、生きる価値のない人間など存在するはずもないのです。
放映中の月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』を観ていると、そんなことを思ったりします。
ドラマの高評価に合わせて、原作のコミックスも話題になっていますね。
今日は天皇誕生日...
「週刊誌報道やインターネット上の書き込みについては、
人々が自分の意見や考えを自由に表現できる権利は、憲法が保障する基本的人権として、
誰もが尊重すべきものですし、人々が自由で多様な意見を述べる社会を作っていくことは
大切なことと思います。
その中にあって、一般論になりますが、他者に対して意見を表明する際には、時に、
その人の心や立場を傷つけることもあるということを常に心にとどめておく必要があると思います。
他者の置かれた状況にも想像力を働かせ、異なる立場にあったり、異なる考えを持つ人々にも配慮し、
尊重し合える寛容な社会が築かれていくことを願っております。」
私たち1人1人が、常に考え続けて行かなければいけない課題なのだと思います。
初めて経験している、自分よりお若い天皇陛下へ、生まれて初めて
陛下、お誕生日おめでとうございます、と申し上げます。
新型コロナウイルス禍の収束の日を、1日も早く迎えることができますように...
椿について:
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