仙太郎さんの粒あんの大ファンだった父を偲んで
姉が選んだお茶菓子です。
丹波神吉の地で仙太郎さんが原種育成栽培した
ご自慢の丹波大納言を、丹波工場裏山にある氷室の
純水で炊き上げた粒あんなのだそうです。
二枚の桜葉ではさんであります。
薄く柔らかな桜葉なので、何の違和感もなく
二枚一緒においしく頂けるのですよ。
父にお線香を、と昔なじみの方からのありがたいお申し出が
あって、久しぶりに父の家にお客さまをお迎えしました。
使ったお皿は、母のお気に入りだった輪島塗りです。
姉と私が学生時代に金沢旅行に行った折りに
母からのリクエストで買ってきたものです。
若くて知識の足りない私たちは、お店の人にいろいろ
教えて頂いて、母が好みそうな品を選びましたっけ。
およその代金を預かってのお買い物(お使いかも)でしたが
母が喜んでくれたのが懐かしい思い出です。
母が何か私たちにお願いごとをするのは本当に珍しいことでした。
今更ですが、一緒に旅行しましょうと誘わなかった
若かった頃の私たちの至らなさが悔やまれます。
あんなにも深く大きく細やかな愛情で慈しんでくれた母なのに。
感謝の言葉もきちんと言わないうちに逝ってしまってから
今年の夏で十年になります。
東横のれん街の「仙太郎」のサイトです
仙太郎さんのサイトです:残念ながら、今は休止中です。
日が延びてきて夕方の明るさに驚きます。
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