カフェのお話

出先でちょっと時間が空いたとき
気軽に立ち寄れるカフェがあると
うれしいものです

体調や気分にもよりますが
お若い方たちがにぎやかに過ごしている場所は
少々疲れます

そうは言っても、あまり大げさなお店は
こういうときには足が向きません

気軽に立ち寄れて
しかも「おとな」でもリラックスして
しばしコーヒーを楽しみながら
なんとなく時間を過ごす場所

落ち着いた雰囲気と清潔感が大切．．．

何とはなしに．．．
東京は若い人たちやこどもさんたちが
楽しめるようにできている街かも．．．
自分が「おとな」になってからは
そんな印象を持っていました

「おとな」の私が気軽に立ち寄れて
リフレッシュできるひと時を過ごせるお店
そんなカフェがもっとあるとうれしいのに．．．
そう思っていた私です

そんな私にも、ここ数年は
お気に入りのカフェが何件かあるのです
同じチェーン店でも場所によって
雰囲気はさまざまです

ようやく東京もおとなの街に
成熟してきたのかな、そんな風にも思います

そうは言っても
一人で出かけたり、一人でカフェに入ったり
そんなことをするようになったのは
ここ１０年にも満たない
かなり最近のことですが．．．

私はmimiが二十歳になるまでは
夫と一緒のとき以外には
夜に外出することもなく
仕事をすることもなく
一人で映画を観に行くこともなく
何の疑問も不満も持たずに専業主婦の日々を
送っていました

気持ちの変化が出てきたのは
mimiが大学に入学してから．．．
私自身も、もっともっと自分一人の時間を持って
「お母さん、家で一人で寂しくないの？」
そんな見当違いな心配を娘にかけているのは
おかしいわ、と気づいてからです

ご縁があって、ちょっとしたアルバイトを始めて
２０年ぶりくらいにお給料を頂いて
そのお金は、自分の好きなように使えばいい
そんな風に夫に言われて
いろいろ考えた結果
久しぶりに自分に投資してみましょう
そう思いついて
パソコン教室に通い始めました

前々から昼間は、しぃ～んと静かに黙り込んでいる
パソコンがもったいないような気がしていたので
自分でも使ってみたくなったのです

その辺の発想も「もったいない」という
主婦の領域ですね

そして．．．
教室に通い始めたその日から
パソコンの面白さ楽しさに
あっという間に夢中になってしまいました

そのことがきっかけで
私の生活は大きく変わっていくのですが
そのお話は、また別の機会に．．．