いまだに、3000人以上もの方たちの行方がしれないままに
迎えるこの日です。
「『階上中学校といえば防災教育』と言われ、
内外から高く評価され、十分な訓練もしていた私達でした。
しかし、自然の猛威の前には人間の力はあまりにも無力で、
私達から大切なものを容赦なく奪っていきました。
天が与えた試練と言うには惨すぎるものでした。
辛くて、悔しくて、たまりません。
しかし、苦境にあっても天を恨まず、
運命に耐え助け合って生きていくことが、
これからの私達の使命です。」
昨年、大震災後に迎えた気仙沼市階上中学校の卒業式での答辞の中で
涙ながらに前を向いて、天を仰いでこう語ってくれた少年は
今、工業高校に入学して、将来は災害時にいち早く情報伝達して
被害を最小限にとどめられるような技術を身に付け
人の役に立つ職業に就けることを目指しているそうです。
改めて、立派な答辞の言葉を一言一言、読み返しています。
若い世代の希望の光を灯し続けるためにも
年上の世代こそが
「天を恨まず、人を咎めず」
「苦境にあっても、助け合って生きていく」
覚悟を行動にして生きていきましょうと思います。
突然の大災害で、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
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