マイマイのひとりごと

自作小説と、日記的なモノ。

ひっそり更新

2017-05-12 11:19:37 | その他
はいどうも。
今日の内容は小説とは無関係!
だから興味ない人はスルーでどうぞ。

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今年に入ってから小説も何も書いてなかったんだけど、
そろそろ復活しようかなと思って久しぶりに原稿にむかっているところだったりします。

書けなかった、というか、書かなかった、書く気になれなかった、というか。
まあ、そんなのどうでもいいんだけど。

一昨年あたりから、これまで思いもしなかったいろんなことが身のまわりに起きまくっていて、
びっくりするような悲しいことや辛いこと、
また逆に喜ばしいこと、幸せを感じることもあったり。

うーん、うまく書けないな。

こう、否応なく命の大切さみたいな、
人間はいつまでも生きられるわけじゃないっていう現実みたいな、
そういうものを山ほど感じさせられたりもして。

なんだか、小説書いてる場合じゃないな、って思った。

原稿を書いてる間はけっこうひとりの時間を作らなくちゃいけなかったけど、
そうじゃなくていろんな人に会いたいって思った。
なにかちょっと新しいことにも挑戦してみたいって思った。

実際、もう学生時代以来会うこともなかったようなひとたちと会って、
懐かしい話をたくさんたくさんしてきた。

話題の中には私自身が忘れてしまっているような楽しい思い出もいっぱい出てきて。
学生時代なんてさ、
家庭環境も良くなかったし、人づきあいも下手だったし、なにひとつ思い通りになることもなくて、
ほんと最低だったと思い込んでた。
二度と戻りたくない時間だって。
だけど、ほんとはぜんぜんそんなことなかったみたい。

もちろん全部が幸せな時代ではなかったけれども、
ちゃんと私は私なりに、充実した時間を過ごしていたらしい。

それから、習い事の話。

学生時代、中学でも高校でも部活でずっとひとつの楽器をやってたんだよね。
だけど、大学の頃にちょっとしたことで嫌になっちゃって、
もう大学ではちゃんとやらなくなって、
それ以来ぜんっぜん触ってなかった。

でもほら、楽器ってけっこう高価でさ。
当時の値段で20万くらいしたかなあ。
ふだん欲しいものなんて何も買ってもらえなかったけど、
中学1年から高校2年までずっと欲しい欲しいって言い続けて、
無理いって親に買ってもらった。
だから、使ってなくても簡単には捨てられなかった。

そんで、ずっとケースを開けることもないままクローゼットにしまいこんでた。
引っ越しの多い人生のなかでよく失くさなかったなあって、
それも実はちょっと不思議なんだけど。

で、急に思い立ってカビだらけになった楽器ケースを持って楽器屋に駆け込んでみた。
だって、その楽器は私と懐かしいひとたちを繋げるもののひとつだったから。

修理してもらえなかったらあきらめようって思ってた。
だけどさ、普通に直ったんだよね。
3万くらいかかったけど。

それから楽器を教えてくれる場所も探した。
ひとりで練習なんて、根性無しの私には絶対無理。
どうしても教えてくれる「先生」がほしかった。

ネットでダーッと検索してたら、たまたま近所に安くて教えてくれる場所がすぐ見つかって。
それもさ、私が働いてる職場から徒歩30秒の位置にあった。
さっそく見学に行ってみたら、先生は女性でとっても優しくて感じのいい人で、
即決で通うことにした。
それから数カ月たって、いま。
まだあんまり上手じゃないけど、そこそこマシな演奏ができるようにもなりつつある。

というか、なんでいままで楽器から離れてたんだろう、とか思う。
大人になってからも続けていたら、もっとずっと上手に演奏できていたかもしれないのにさ。

で。

懐かしいひとたちに会って新しい習い事も始め、
演奏会とか楽団の見学とかにも行ってみたりして、
この半年ほどは、ここ数年でおそらく一番アクティブに過ごしてた。

だけど、なんか足りない、足りない、っていう感覚が抜けなかった。
充実してるはずなのに、自分がいるべき場所とちょっと違うところにいるような。

そんで、久しぶりに小説が書きたくなった。
それがこの連休前の話。

ところが今度は猛烈に体調を崩し、連休の1週間ずっとベッドの上から起きるのも辛かった。
風邪のひどいやつにかかったみたいな感じ。

でも連休明けからめちゃくちゃ元気になって、
それこそつきものが落ちたように体も心もスッキリした。

PCの前でものすごく久しぶりに、放置していた原稿のデータを開いた。
そしたら、書きたいことがけっこうするする出てきた。
言葉とか文章とか、そんなに悩むこともなく。
もちろん描写の方法で言葉を選ぶのに少し時間をかけたりもするけど、
なんていうか苦痛じゃなくて楽しい。

小説のあいまに楽器の練習して、仕事も行って適当に家事もやったりして。
そうしているうちに、すごく心が満たされてきてるのがわかった。

いや、別に小説を書くことが「私のいるべき場所!」だなんて確信もって思えるわけじゃないけどさ。
足りない感、満たされない感? みたいなのがなくなった。

なんていうか、こう、ぐるっと回ってまた元の場所に戻ってきた感じ。

できたらまた以前のペースで書いていきたいけれど、
どうなるかわかんない。
もうあんまり無理したくないから。
大切なひとたちとも、しっかり繋がっていたいしね。

あー、書いたらスッキリした。

どこかに書いておきたかったんだ、ずっと。

てことで、このへんで。

気が向いたらまた何か書きに来ようかな。
それがいつになるか、まだわからないけれど。