音曲亭ぱつら

ジャズプレイヤー金子雄生の音曲話と与太郎的日常生活におけるその傾向と対策に関する一考察

New Year 2025

2025年01月01日 | 徒然
いつも温かいご支援をいただき

心より御礼申し上げます。

2025年もみなさまにとって明るく楽しい一年となりますように

御祈念いたしております。


本年も何卒宜しくお願い致します。
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親父との二か月間。

2024年12月18日 | 徒然
親父が逝った。



事の始まりは9月7日

前日に肺炎球菌ワクチンを打ってから、どうも具合が悪かったらしいが

我慢強い人で

明け方まで我慢していたが吐き気と脱力状態。ここで私にSOS。

遅いよ。

救急車で搬送され、様態が安定し、しばらく様子を見ましょうということで一度帰されるも

再度発熱。解熱剤で抑えてみてもアップダウン激しく、翌朝39.7°まで上昇。再度救急搬送。

心臓カテーテルなどの検査など合わせ、入院。IMCUに。


ここからだ。


翌朝、ドクターから電話。

劇症型心筋炎にて血圧上がらず ECMO(エクモ)を装着するという。

数日後、容態芳しくなくIMPELA(インペラ)という心臓内部にじかにアプローチする最新の技術まで導入。

さらに、腎不全のための透析。

「長期戦になる」というドクターの声。

いろいろが頭を駆け巡り、目の前が暗くなり、足取り重くなる

が、

その一週間後にはエクモもインペラも取れて、麻酔を覚ましている。

強いねぇ~w

その後、見舞いに行くと口から入れていた呼吸器も取れていて

目を開けてこっちを見ている。

「今回はえらい目にあった。」なんて言ってる。

えらい目にあったのはこっちだ、とうそぶく。

冗談を言い合い、ベッドの脇に起きあがりリハビリをするまでになるも

一週間もすると 心肺の状態が弱くなり、再び呼吸器をつけてはまた回復し

と幾度と繰り返し

最後は気管切開して呼吸器を装着したけど

私に伝えようと、50音表で指を差し

めんどくさいことを言った。


腎機能も回復せず 透析やむなし

回復処置によっておこるやむを得ない感染症

施術中に起きた脳梗塞など

絶望せず立ち向かった。

そして「非閉塞性腸管虚血」

これが直接の死因となる。


11/17
夜中に病院から最後の電話が鳴った。


2か月間、親父は戦った。

生きようとがんばった。

倅と一緒にうちに帰ろうと。

それと同時に

親子として特別意味のある2か月間だった。

考えさせられ、迷い、悩んだ。

親父と一緒にうちに帰ろうと。



親父は「堅治郎」という名前がいやだったそうだ。

堅く治める。おじいちゃんがこの家をどうか治めてくれと思って名付けたんだろうと。

それでも

その名の通りやってのけたんだと思っている。

諸々の書類はきちんとファイルに整理され

余分なものは何も持たず

洗濯物ひとつ残さなかった。

完璧だった。




親父殿

ありがとうございました。

貴方と、おふくろのおかげで

とても幸せな人生です。

私からは 何の恩返しもできませんでした。

これからも一生懸命生きていきますから、それで勘弁してください。

本当に、ありがとうございました。






令和6年11月18日
金子堅治郎 死去
享年86歳
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謹賀新年 2024

2024年01月01日 | 徒然
あっという間に一年経っちゃいました。

例の流行り病はいっこうに

落ち着いた気配がありませんし

WBC以外は右を向いても左を向いても

明るいニュースが聞こえてきませんでしたが

本数はそんなに多くはなかったけど

定期的に演奏出来るようにもなり

2年ぶりに「万福house」も

四谷で再開することが出来ました。

「ブログもアップしてくださいよぉ。けっこう楽しみにしてるんですから。

なんて声が聞こえてきて

嗚呼ぜんぜんうpしてないもう少しきをくばらんとー

年は跨いでしまいましたが、昨年のライブ画像などダイジェストでお贈りするところから2024はスタートしたいとおもいま、す。

さあ今年も

いい演奏出来るように明るく健康でいきたい。

文末になってしまいましたが
皆さんにとって
素晴らしい一年になりますようお祈り申し上げます。


会場でお待ちしています。



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荒谷良一写真展「木造校舎の子供たち」

2023年04月15日 | 徒然
地下鉄を六本木で降りて

そのまま六本木通りを渋谷方面にゆっくり歩く

六本木ヒルズなぞには用はなく

そのまま歩いて少し下り坂になれば

西麻布の交差点だ。



なんだか懐かしい、、

と思うほど久しぶりに感じるのは

あっぱりアレよね。

ここらへんの店もだいぶ打撃を受けたんだろか。

こんな感じの静けさだったっけ?

交差点を過ぎて

いろんな大使館が入っているビルを超えて

1ブロック奥に入って右へ。

細い道の右側

ギャラリーE&M西麻布



荒谷良一写真展「木造校舎の子供たち」

荒谷良一さんには随分ご無沙汰してしまったのだけど

運良くギャラリーにいらっしゃってご挨拶。

素敵なギャラリーに展示された写真たちは

1991年に各地に現存した木造校舎の小学校に

出向き、撮影されたもの。

作品一枚一枚、子供たちの声が聞こえてきそう

ネガのにじみから雨の冷たさが感じられるような。

子供たちの表情に

「ああこんな木造校舎で育ったこの子たちは幸せだなぁ」って

ほんとに羨ましく感じた。


ひと通り見終わった後

頭の中が、一度水で洗い流されたようにスッキリていた

とても頭が楽になっていた


その横で荒谷さんがキャノンの方お二人と(ここでは詳しくは書きません)写真談義をなさっているところに

すこしまぜていただいてお話を聞いていると

デジタル写真のピクセル単位の加工などの現代技術のお話。

現在、プロカメラマンとして業界のど真ん中で活躍している荒谷さんの

相対的な写真の世界。


ぱつらの頭を水で洗い流してくれた銀塩の写真。

91年といえばまだPCもケータイもなかったはず

そんなもの世界中のひとが知らなかったはず

この写真の中でこれ以上ない表情の子供たち


携帯カメラを向けてもその顔は見られないよね、

きっと。





とても素晴らしい写真展でした。

いろいろ考えさせてもらえた写真展でした。

荒谷さん、ありがとうございました。



会期:2023年4月5日(水)~4月23日(日)(月・火曜日休館)
時間:12:00~18:00
会場:ギャラリー イー・エム 西麻布
東京都港区西麻布4-17-10
TEL 03-3407-5075
http://www.takeuchi-studio.jp/gallery_em/ 表示を縮小




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謹賀新年

2023年01月01日 | 徒然
新年あけましておめでとうございます。

世界中未だコロナ禍にありますが

昨年より少しずつライブ回数を増やしてまいりました。

今年はさらにいい演奏をお届けできますよう

がんばってまいります。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。


元旦
金子雄生
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母 ー別れー

2021年12月16日 | 徒然
母が逝った。

8年余りの介護生活があって

2ヶ月ほど前に老人ホームに入所してやっと慣れる頃かなと思っていた矢先のこと

明けがた、突然ホームからの電話で体調急変の知らせ。意識不明。救急搬送。


いつか来るその時の腹積りはしてたはずだけど

慌てた。


病院での救急処置の後もそのまま目を覚ますことはなかったけど

話しかけると 「うーん」って

声が聴こえてたのかもしれないな。


2週間ガンバってくれて、静かに息をひきとった。

まるで家でうたた寝してるような顔で。






母ちゃん。

ありがとうございました。

長いような短いような不思議な時間でしたね。

ずっと味方でいてくれてありがとうございました。

命がけで俺を産んでくれてありがとうございました。

これからも一生懸命生きていきます。

母ちゃん。

ありがとうございました。


金子靜子
昭和7年9月25日生
令和3年12月8日没
享年89歳

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2021年03月24日 | 徒然






毎年楽しみにしている桜が

今年も綺麗に咲いていて

しばらくの間

穏やかな気持ちのまま

静かに

見上げていた。








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一枚の写真

2021年03月24日 | 徒然



一枚の写真が見つかった


2018年 第12回岸田理生アバンギャルドフェスティバル 通称「リオフェス2018」

2003年に死去した劇作家・岸田理生の戯曲を連続上演する企画で

ぱつらが参加したプロジェクト・ムーら6団体が参加し、東京都内5会場で岸田理生の関連作品を披露した。

真夏の炎天下に仕込みをして

まだ日が落ちる前からスタートした野外劇場公演。

その打ち上げの時の写真。

右から:(敬称略)
荒川昌代(女優)
福田光一(脚本家)
大橋宏(演出家)
ぱつら
仙葉由季(女優・振付師・マルチタレント)
小二田茂幸(作曲家・演奏家)
小山亜紀(歌手)


2日間の公演の前、数ヶ月をかけて作り上げていった作品。

その間全ての稽古に参加できたわけではない。

稽古の要所要所で演出家の大橋さんと連絡を取り合い 稽古場に向かう感じだった。

なので、出演者の皆さんと親しくなるような時間も持てなかったし

仕事現場として、それはそういうものだと思っていたんだけど

この写真を見て

ああ、ちゃんとこうやって私も受け入れてもらっていたんじゃないか!と改めて感じた。

いい写真だ、と思う。

本当はね、仙葉さんが記念に二人で撮ろうって言ってくれてたんだけど

大橋さんが上からイェ〜って被さるように入ってきて

そしたらみんな入ってきちゃったんだwww


7月5日朝

今日は大橋宏さんの誕生日です、とfacebookが教えてくれたんだけど

大橋さんはもうこの世にはいない。

今年の5月25日に闘病の末、他界されたのだ。

また、すぐに会えると思っていたのに。

舞踏公演に出演していた私の音をキャッチされ

ご自身の劇団DA・Mの公演に引っ張り上げてもらったのが最初のご縁。

そして独特な演出で奇才ぶりを発揮される大橋さんに驚愕

そこでたくさんの方々と縁を繋いで頂いた

その縁というもの、命というものを改めて考え、感謝し祈る。



大橋さんと一緒に写っている写真はこれ一枚きり。


いい写真だ、と思う。







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謹賀新年2021

2021年01月01日 | 徒然

新年のお慶びを申し上げます。


予想も出来なかった世界中大混乱

年が明けて一変するわけではありませんが

新たな気持ちで

健康第一で

少しでも目線を上げていこうではありませんか。


私も

いい音楽を作っていきます。

少しでも皆さんの胸に届くように

ラッパをかまえます。




令和三年 元旦
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一枚の写真

2020年07月06日 | 徒然



一枚の写真が見つかった


2018年 第12回岸田理生アバンギャルドフェスティバル 通称「リオフェス2018」

2003年に死去した劇作家・岸田理生の戯曲を連続上演する企画で

ぱつらが参加したプロジェクト・ムーら6団体が参加し、東京都内5会場で岸田理生の関連作品を披露した。

真夏の炎天下に仕込みをして

まだ日が落ちる前からスタートした野外劇場公演。

その打ち上げの時の写真。

右から:(敬称略)
荒川昌代(女優)
福田光一(脚本家)
大橋宏(演出家)
ぱつら
仙葉由季(女優・振付師・マルチタレント)
小二田茂幸(作曲家・演奏家)
小山亜紀(歌手)


2日間の公演の前、数ヶ月をかけて作り上げていった作品。

その間全ての稽古に参加できたわけではない。

稽古の要所要所で演出家の大橋さんと連絡を取り合い 稽古場に向かう感じだった。

なので、出演者の皆さんと親しくなるような時間も持てなかったし

仕事現場として、それはそういうものだと思っていたんだけど

この写真を見て

ああ、ちゃんとこうやって私も受け入れてもらっていたんじゃないか!と改めて感じた。

いい写真だ、と思う。

本当はね、仙葉さんが記念に二人で撮ろうって言ってくれてたんだけど

大橋さんが上からイェ〜って被さるように入ってきて

そしたらみんな入ってきちゃったんだwww


7月5日朝

今日は大橋宏さんの誕生日です、とfacebookが教えてくれたんだけど

大橋さんはもうこの世にはいない。

今年の5月25日に闘病の末、他界されたのだ。

また、すぐに会えると思っていたのに。

舞踏公演に出演していた私の音をキャッチされ

ご自身の劇団DA・Mの公演に引っ張り上げてもらったのが最初のご縁。

そして独特な演出で奇才ぶりを発揮される大橋さんに驚愕

そこでたくさんの方々と縁を繋いで頂いた

その縁というもの、命というものを改めて考え、感謝し祈る。



大橋さんと一緒に写っている写真はこれ一枚きり。


いい写真だ、と思う。







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