音曲亭ぱつら

ジャズプレイヤー金子雄生の音曲話と与太郎的日常生活におけるその傾向と対策に関する一考察

スケさんのシタール

2021年12月25日 | 楽器 etc.
ディレクターのスケさんは若い頃

せっかく入った学校もほったらかして

たったひとり片道切符でシルクロードへ自分探しの旅(かどうかは知らない)に出た。

道中、旅の道連れにした(された)オランダ人のギタリストとインドに向かい

そのオラギタ(オランダ人ギタリスト)の念願だった

「ニューデリーのシタール職人から直接購入」に付き合い

オラギタのススメで何故かスケさんもシタールを購入してしまう。

その後、無一文になった彼は広場で空き缶を前に置き、、

いやいやここには書くまい。

紆余曲折も曲折、どうにかその後日本に帰国してテレビ局の大ディレクターとなるのだから

インドでは生き延びられたわけだ。人間ってすごい。

で、このシタール。

40年前、スケさんがオラギタにつられて買ってその後酷い目にあったその時のシタールなのだ。

無一文になっても

やっと乗った帰りのエコノミークラスの飛行機でも

このシタールだけは肌身離さず抱きしめて持って帰ってきたそうだ。

嗚呼なんという話だ。


そして今。


スケさんがシタールからその手を離して

ぱつらの手元にあるわけだが

あたしだってシタールなんて弾けないけど

40年前に職人さんの手から今まで

演奏されたことないこの楽器の音

聴きたいよねって思って。

もう傷だらけでペグも足らなかったりなんだけど

少しキレイにして弦張ってみようと思うのよ。

それ以降は然るところに渡って行けばいいと思ってる。



それがスケさんの願いなのだ。



まったくこの楽器のことわからないから

そっち関係のミュジシャン方

アドバイスくださいね。

なんせ、がむしゃらになって日本に持ってきたスケさんのシタールだものw



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