音曲亭ぱつら

ジャズプレイヤー金子雄生の音曲話と与太郎的日常生活におけるその傾向と対策に関する一考察

痛えの痛くねえの。

2020年06月29日 | 徒然


3月初めにDuoライブを行って以来、新型コロナウィルスの蔓延で演奏活動ままならず

鬱々とした日々が続いていたが

鬱々の原因はコロナ騒ぎだけのせいではなく

昨年患った狭心症の心臓カテーテル ステント治療から半年の経過で

どうにも胸になんかつっかえてるような違和感。

定期健診でそれを主治医に訴えて、本来、1年後にする経過観察を前倒しで行うことになり

検査入院となった。

前回、99%狭窄していた冠動脈の1本の他に

「予備軍もある」

旨を言い渡されていたので

「ああもう一息に全部やっつけちゃっておくんなさい」

みたいなせっかちな物言いをしたんだけれど どうやらそういう訳にはいかないらしい。

まずは造影剤を送り込んで患部を探し当てて、そこの血流の値を調べて数十パーセントの狭窄をしていれば施術、、みたいな段階を踏まねばならんらしい。

なんだかはっきりしねえなと思いながらも「ああそうですか、わかりました。」しか言えんわな、こっちとしちゃ。

んで入院した当日から心電図をとり続けて

翌日の午前中 血管カテーテル・治療開始。

前回同様 左手首の動脈からワイヤーを挿入するんだけど

痛い麻酔注射を打ってからのワイヤーを挿入するための太い管をまず挿入するんだけど

それがなかなか入らない。

入らないから刺し直す。針がブスブス刺さるんだからいくら麻酔してたってわかりますわい。

あんまりに入らないのでドクターが変わって刺し直し。ああもう。

入ったわいいがここから無理やり奥まで押し込んだ。

「うわーーーーーーーーーーっ」

って叫びました。

これが麻酔が効いてなかったらと思うとゾッとする。

はい。これから開始です。

が。

実はこれからまた一難あったのでした。

私の冠動脈の通り方がちょっとカテーテルを通しにくい風に曲がってるようで(こういうところに性格が関係するんだろか?)

ここでも何度もワイヤーを入れたり出したり。。

あのね。ワイヤーが動脈を通ってるの二の腕の内側や鎖骨の下あたりで判ったりするんですよ。

気持ち悪いよー。

何度かのトライで治療箇所まで到達し、調べてもらいました。

今回は冠動脈3本とも。怪しいところ全部。

去年ステント治療した管の中は綺麗だったそうで。

(ここが再度詰まる人が10人中2人ほどいるのだそうだ。)

今回は血流の値も合格。

とは言っても「予備軍」は「予備軍」として存在するわけで。

なんで転ばぬ先の杖がこういうところで通用しないのかは説明されてもわからん。

あと、胸になんかつっかえてるような、というのも原因は説明されなかった。

わからんのだろうな。

でもね。さっき言ったように、ワイヤーが血管を通っていく感覚があって

それが血管内部に「足跡みたいに」感覚として残ってるとしたら、納得もいく。

実際、今退院してからも左腕にはなんとなく感覚やかったるさも残ってるもの。

そういう風に考えるようにする、と決めた。

だって不安を背負って暮らすの嫌だもんね。

さて、無事に終えて病室に帰る前に、手首の針を刺した動脈のところを

エアーで膨らませてギューッと抑える儀式が待っている。

これが一番つらい。

24時間それが続いて手がむくんでくる。

痛み止めをもらいつつ耐えるのみ。


検査といえど、つれぇ数日間を過ごしました。

それも音楽のため、と思えば頑張れますか。



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