山の木々はまだ若葉で
緑の色調も様ざま
ハリエンジュの白や
ヤマフジの紫が
遠く近くに違う色を添える
町を離れていくごとに
まとわりついてた乾きは和らぎ
空気調整なんて必要のない 自分に戻っていく
青い空を映した 幾枚もの水田
谷間には清流の川
点々と在る鎮守の森
体内の時間の流れが切り変わり 緩やかに刻まれる
長くなった藤の花房
山から届くさわやかな風
気が置けない仲間たちとの 他愛ない会話
あれから 変わったもの
今も 変わらないこと
思いがけない贈り物
往復の道のりより
滞在時間の方が短くても
今 続いてる日常へ
もう一度 踏み出すための糧となる
それは 何ものにも かえがたい安らぎ
帰路の雨と
鮮やかな黄色で咲き誇るキンケイソウが
そっと 後押ししてくれた