くもり夜(よ)
灰色の空広がる下
新緑の樹々は
漆黒の影となる
傍らには
細く縫うよう
誰かのための道がある
電信柱に添えられた外灯が 点々と
遠慮がちに 何かを語ろうとしている
追記 この詩を書いて、宮沢賢治「月夜のでんしんばしら」を ふと思い出しました
くもり夜(よ)
灰色の空広がる下
新緑の樹々は
漆黒の影となる
傍らには
細く縫うよう
誰かのための道がある
電信柱に添えられた外灯が 点々と
遠慮がちに 何かを語ろうとしている
追記 この詩を書いて、宮沢賢治「月夜のでんしんばしら」を ふと思い出しました