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司法書士が書くペット信託ブログ

ラブポチ信託と見守りサービス

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。

 

以前のブログでラブポチ信託について紹介したことがあります。

 

ラブポチ信託は生命保険信託を利用したペット保護の仕組みで、認定NPO法人ピーサポネットが開発したものです。

ラブポチ信託の仕組みを改めて説明すると、次のようなものです。

 

①飼主が生命保険会社との間でペットのために生命保険に加入します。例えばペットが犬1頭の場合、死亡保険金が500万円の生命保険に加入します。

ただ、ペットは自身で生命保険金を受け取ることができませんので、生命保険の受取人(受託者)は信託会社になります。

②飼主が亡くなった場合、信託会社が受け取った死亡保険金は、受益者であるピーサポネットに一括で送金されます。

③ピーサポネットは、飼主死亡の連絡を受けてペットを引き取り、ピーサポネットが提携している優良動物保護施設(令和5年6月現在、全国で15カ所)にペットの飼育を委託します。

④ペットの飼育費用や治療費等は、ペットが天寿をまっとうするまで、ピーサポネットからその優良動物保護施設に対して給付されます。

 

以上がラブポチ信託の仕組みですが、ペットと一緒に一人で暮らしている飼主の場合、孤独死する可能性があります。

孤独死の発見が遅れたために、孤独死した飼主の傍で、餓死したペットが発見される事例が報告されています。

 

今後、孤独死がさらに増加することは確実で、孤独死の発見の遅れにより、ペットも巻き添えになるケースが増えていくことが予想されます。

 

このような孤独死による悲劇を防ぐために、ピーサポネットは、ラブポチ信託に付随して、高齢者見守りサービスも提供しています。

 

飼主様のご要望により、毎日決まった時間にオートコールし、3日間反応がなければピーサポネットが緊急連絡先等に連絡するというものです。

なお、反応なし期間は2日間に短縮の予定です。

現状、見守りサービスを利用するには年間2万円の料金が掛かりますが、75歳以上の高齢者は無料にする方向で検討されているところです。

 

孤独死を心配されている飼主の方にとっては、ラブポチ信託と合わせて検討する価値があるサービスといえます。

 

 

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