こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。
前回のブログで「犬の十戒」を紹介しました。
その「第十戒」は次のようなものでした。
第十戒 私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。「かわいそうで見ていられない」なんて言わないで、最期まで一緒にいてください。どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。
私は、中学2年生だったとき、愛犬の柴犬コロとの別れを経験しました。今から40年ほど前のことです。
当時は屋内飼いではなく、屋外で犬を飼うことが多く、私も屋外でコロを世話していました。
犬の住環境が屋外の場合、夏場はどうしても蚊に刺されます。
現在では屋内飼いが普通になりましたので、犬が蚊に刺されることは少なくなっているといえるでしょう。
蚊に刺されると犬はフィラリアに罹る危険が生じます。
フィラリアとは、成虫になると30センチメートルにもなる糸状の寄生虫です。
心臓にフィラリアが巣食うことにより、全身の血液の流れが悪くなり、死に至るという恐ろしい病気です。
コロもフィラリアに罹り、死の前日はエサを食べる元気もなくなり、かわいそうで見ていられませんでした。
私もまだ子供でしたから、コロの様子を見ていられず、悲しさのあまり自分のベッドに入ってしまい、そのまま寝込んでしまいました。
その明け方4時か5時頃であったと思います。
私も夢うつつの状態でしたが、コロの最期の悲鳴が聞こえたように思いました。
そして起床してコロの所に行くと、コロはすでに息を引き取っていました。
第十戒に、【私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。「かわいそうで見ていられない」なんて言わないで、最期まで一緒にいてください。】とあります。
誰にも看取られずに死んで行ったコロの最期を思うとき、「最期、なぜ一緒に居てあげなかったのか」と今でも後悔の念があります。
ペットが最期を迎えるとき、どれほど可哀そうで見ていられない状態であったとしても、どうか そばに居てあげてください。愛するペットを見送ってあげてほしいのです。
後悔と自責の念を込めて、ペットを飼っている方にお願いしておきます。
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