映画「星守る犬」を見ない方が良い人・・・

写真は未来への贈り物　　「写真好きみんな仲間」
デザインフォトムービー　フォトプロデュース（Photo Produce）の お茶目な今井です

映画鑑賞・・星守る犬
　　　　
　　　　
　　　　

リーフレットには
　「こんなに切ないのに、心が温まるのはなぜだろう・・・」とあった・・・が
私には　心温まる作品には思えなかった・・・


物語は主人公なる「お父さん」の・・
不況・リストラ・娘の反抗・熟年離婚・家財を持っての旅へとうつる・・悲しい物語

この物語の予備軍が私の勤める会社には　幾多・・・　

私は　勤務先の社員に
このお父さんが重なってしまった・・・

それはこの社員にとどまらず
４０代男性が結婚できずにいる
全ての男性にも通じてしまう・・・

おりしも新聞（中日新聞　６月３０日朝刊）には　
国勢調査１%抽出速報より
”１人暮らし３割突破”
”結婚未経験５０歳男性１９％”とあった

有効求人倍率は？？・・
平成元年の１．２５倍
平成２年・３年の１．４０倍を境に下落
一時期好転したものの
今年５月では　０．６１倍と下げ止まったまま・・

小麦の高騰からなる値上げは消費を鈍らせる
消費税アップも同様に
不況はやがて全てを覆い尽くす・・であろう

自殺者とこの主人公のような孤独死は溢れだしてくるであろう



映画館の入場者・・
２０代の娘さんと母親・・１組
５０代の夫婦？？・・２組
中年男性２人連れ・・・１組
中年男性１人・・・１０人程・・・

若い男性と女性の姿は見えない・・

今思ってみれば
この映画の内容は　暗い・・

この映画を見て
”心が温まる・・”と言える人は・・
幸せな人・・か・・未来予想図が描けていない人

将来に不安が想定できる人は　観ないほうが良い
それほど　身につまされる作品だった・・・