☆つる姫の星の燈火☆

#260 つる姫キネマ館~ダウンサイズ

 

マット・デイモン主演、2017年の映画です。

人類が縮小可能になった未来社会を舞台に、社会風刺を交えて描くSFコメディ。

今日はネタバレしますので、長くなります。

以下あらすじです。

 

ノルウェーのとある研究所で、ヨルゲン博士により、生物を縮小(ダウンサイズ)させる実験が成功する。

人間を縮小することで消費量を減らし、食糧危機、環境問題の対処に貢献できる画期的な解決策であり、消費量が減る為、少額で豊かな生活を手に入れられるというメリットもあるという。

10年後、ダウンサイズはごく一般的に行われるようになる。

作業療法士のポール(マット・デイモン)は家計が苦しく、妻にも負い目を感じていたが、そんな中、友人にダウンサイズを勧められ、ダウンサイズの施設「レジャーランド」を見学しに行くことになる。

そこではダウンサイズで資産を何十倍にも増やした人々がリッチな生活を送っており、2人はダウンサイズを決意するも、妻はダウンサイズの施術中、急に怖くなり、縮小される前に逃げ出し、2人は離婚することになる。

ポールは、豪華な家を手に入れても、生活は味気なくひっそりと暮らしていました。

数年後、隣人の家で、偶然政治活動家のノク・ランと出会う。

彼女は意に反してダウンサイズされ、アメリカに密入国した際に襲撃され片脚を失っていた。

ポールは壊れかけのノク・ランの義足を直そうと、彼女の自宅まで付いていくと、壁に囲まれたレジャーランドの外、スラム街のような街に辿り着きます。そこでは不治の病や貧困に苦しむ人々が生活しており、リッチな生活を約束されていたレジャーランドの裏側を知ったポールは衝撃を隠しきれなかった。

ポールは医師を目指している知識を活かして、住人を助けるためにそこへ通い詰めるようになる。

そんな中、ポールの隣人ドゥシャンがある提案を持ちかけてくる。

それは、「最初にダウンサイズした人達に会ってみないか」というもの。

ポールは同意し、ノク・ランも同行することになり、スウェーデンにあるダウンサイズのパイオニア達が住む街を目指す中、ポールとノク・ランは互いに好意を抱くようになる。

彼らは開発したヨルゲン博士に出会い、北極から出たメタンガスで人類が近々滅亡するので、その対策として、何年も前から地下シェルターを建設していて、そこにいけば人類の生き残りになれると聞く。

ポールはシェルターに行こうとするも、ノク・ランは「守るべきものは外にある」と話し、ドゥシャンは「博士がやっていることはカルトであり、我々が生きているうちに世界が終わるわけではない」とシェルターに行くのを拒否。

二人に別れを告げ、シェルターに向かうも、ポールはぎりぎりのところで踵を返し、彼らと共に元の社会に戻り、スラム街でノク・ランと共に

ボランティア活動をつづけた。

以上があらすじです。

 

最初は、小さくなって豊かな生活、という事に違和感があり、ちょっと腑に落ちないなと思いつつ観ていました。

そこでは、働かなくてもいいはずなのに、家を掃除に来る人たちもいる。

その社会と普通の社会の間みたいなところにスラム街のようなものがあったことで、これ星新一の世界だなと思って観ていたのです。

開発者に会いに行って、ダウンサイズしても結局人類滅亡は免れないと知り、生き残りのためにシェルターを選ぼうとしたポール。

そして、それを拒否する友人。

最後の選択、そして結末を見て、ああ、これは前向きな部分までも描いた、星新一だなあって思った(笑)

 

ダウンサイズという極端な発想かもしれませんが、今人類がやろうとしていることを皮肉っている。

地球がダメになるから別の星を探そうとかいうようなSFもいくつかあって、こちらの方が現実的とも思えてきますが、

どの星に移ったとしても、人間は変わらない。

どんなに化学、科学が進んでも、どこに移り住んでも、同じことを繰り返すのだろうなって。

ノアの箱舟ですよ。

究極、人類が一度滅亡すれば、地球はリセットできるのかもね、とも思いました。

映画の公開された2017年といえばコロナ前ですが、今の世の中を見ているとますますそんな風に思えてきます。

 

だからこそ、今現状で自分ができる事をやる。

一隅を照らす、なんだなって思いました。

現実、嫌なことが多いですが、私的には逆に前向きになれる映画でした。

 

実は2014年に描いたこの絵、そういう意味を持った絵なんですよね。

この絵のうんちくだけは、ネタバレなし。

実際にお会いしてお話したいです。

 

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

 

感謝をこめて

つる姫

 

追伸:娘の熱は下がりました。


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

コメント一覧

つる姫
ぽんたんさん
おかげさまで、娘は昨日は仕事してました。
リモートですから、身体を休めながら^^;

ほんと、地球に住ませてもらってる意識を忘れてはいけないですよね。
温暖化云々、自分たちに都合の悪い環境は自分たちが創ったものでもあるんですから。

まあ、書いたように、自分のできる事をするしかないです。
この前の写真、なんでしたっけ。
この絵を描いたころは、コンセプトがありましたから。
今はぼーっと生きております(笑)

よい一日を(^^♪
ぽんたん
今日は、つる姫さん。
子つる姫ちゃん、大丈夫でしたか💦
たいした事にならなければ
良いですが💦
こたろう君は大丈夫みたいですが。🐶😃

息子さんへのプレゼント、
すごい素敵だと思います。
間違いなく一つしかないプレゼント‼️

地球に守ってもらってる
分際で地球に優しくなんて😅
人間、余計な事はしない事かと😅
身体おっきくても小さくなっっても
変わらない様な
人の進化とか、なんとかと戦うとか
どうでしょうね。

この前の写真と、この絵なんか似てる気も😅
違うかな😅
意味気になります😅😃😃

素敵な夜を‼️つる姫さん、こたろう君🐶😃🐶
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