☆つる姫の星の燈火☆

すべての山に登りなさい Climb every mountain

Sound of music は、私が最も好きな映画の一つです。

ストーリーには、人生を生きて行くうえで必要な要素がすべて含まれていて

歌の歌詞にも沢山の素晴らしい言葉が出てきます。

タイトルはその中の曲のひとつです。

 

最初にこの映画を観たのは小学生の頃。

あまり意味も分からず引き込まれました。

次に観たのは大人なってレンタルビデオが始まった頃。

その頃の私は、今想うに人生の中で最も孤独で辛い時期でしたが

子どもの頃には分からなかった事がみえて、沢山の勇気をもらったものです。

 

中でも、トラップ大佐に恋をした自分に気づき、修道院に逃げ帰ったマリアを勇気づける修道院長の歌は

私の心の琴線に触れました。

 Climb every mountain,
Search high and low,
Follow every highway,
Every path you know.

すべての山に登りなさい
高い山も低い山も
すべての脇道、
あなたの知っているすべての小道を歩いてみなさい

※Climb every mountain,
Ford every stream,
Follow every rainbow,
'Till you find your dream.

すべての山に登りなさい
すべての小川を渡り
すべての虹を追いかけなさい
あなたの夢をつかむまで

A dream that will need
All the love you can give,
Every day of your life
For as long as you live.

夢をかなえるためには
あなたが与えられるだけの愛を与えること
生きている間は毎日、いつでも

 http://www.youtube.com/watch?v=EoCPuhhE6dw

(ちなみにこれって、マイケル・ジャクソンが初めて大衆の前で歌った曲だとか)

 

修道院長の大きな影とマリアの小さな影が白い壁に写るこのシーンは

本当に素晴らしいのです。

 

それに合わせてマリアに贈られた言葉

 「逃げても何も解決しません。立ち向かうの」

 

 

最近の世の中を見ていると、今に始まった事ではありませんが

子どもたちは過保護にされて、精神的にも肉体的にも危機回避の能力が落ちている気がします。

話がずれるかも知れませんが、公園から消えた遊具たち。

事故が起きたからです。

責任の矛先を向けられないためにとった対策は、それを悪として除外すること。

子どもたちに、どうやって遊べば危険ではないかを教えるのが先ではないでしょうか。

つい最近近くに新しい公園が出来て、小さな池に変わった形の橋が架けられました。

しかし、楽しみにしていた私がその橋を渡る前に、橋は封鎖されてしまいました。

「危険な渡り方をしている人がいるので、この橋は封鎖します」と書かれてありました。

コの字型で繋がっているこの橋を、多分子どもたちが飛び越しながら渡っていたのだと思います。

落ちれば下は池ですから、下手すれば溺れてしまう。

 

私は幼少を山の田舎で育ちました。山で遊べば、危険がいっぱいですが

親は必要な事を酸っぱいほど教えてくれて、子どもたちだけで山に入ることを許してくれました。

私は近所でも一番お姉ちゃんだったので、

お姉ちゃんの言う事を聞かない子は連れて行かないよ、と釘を刺して

5歳も年下の弟やその友達を連れて山に入って遊びました。

これ以上は絶対奥に行かない、という約束を守り、教えてもらった危険な遊びはしない。

ルールを守って楽しく遊びました。

何か事故が起れば自分の責任です。

山から滑り落ちて、枝に引っかかって止まった事もあります(汗)

どうしてそんなことになったのか?それは単純に自分の不注意です。

もし落ちて死んだとしても町や山の持ち主の責任ではありません。

危険回避の術は自分の経験と、そこから考えた智恵で身に付けて行きました。

 

昔の山の田舎の話と、現代の世の中と比べたらおかしいかも知れません。

だいぶ前ですが、公園の植木に落ちて枝が刺さってお子さんが亡くなりました。

それが、木を植えた側の責任だという風に訴えられました。

お子さんはお気の毒でしたが、何か事故があるたびにそれに似たような対応になって来ています。

踏切りで死亡事故があると、その踏切りを封鎖するとか。

ルールを守るということ、保護者として幼い子どもを守るという基本を忘れています。

公園で子どもと一緒に遊ばないで、携帯に夢中なママさんを見て情けなく思ったのは

もう10年以上も前の事です。

実に嘆かわしい。

 

また、子どもってのは自由な発想で時には危険な遊びをするもの。

危ない事をしていたら注意をするのも大人の責任ですけれど

多少の怪我をして大きくなるってのも事実です。

 

そう言えばうちの息子は小さい時にブランコにも滑り台にも、なかなか乗れませんでした。

一度滑り台から落ちたことがあり、長い間近づくこともありませんでした。

私としては、最初の子だし男の子だし「情けないやつめ!」と思いましたが、本人の気が済むまで無理にのせたりはしませんでした。

そのうちトラウマがなくなったか、自分で乗るようになり・・・・・

今では、やめてほしいほど突拍子もない事をしてくれる21歳です。

まあそれも、私の育て方でしょう

 

また、あきらめや我慢が出来ない。

好きな人にフラれたら殺す。ストーカーになる。

付き合いたい人が結婚していたら、その相手を殺してまで付き合いたいと考える。

遊ぶお金が足りなくて人のものを奪う。

 

きっと、欲しいものが何でも手に入る暮らしを続けてきた人ではないかと思います。

 

すべての山とは、人生で起こる出来事。

そして、自分が立ち向かう試練や持ち続ける夢。

もちろん、親に敷いてもらったレールを走るのも人生だと思うし

子どもには幸せになって欲しいと願う親の気持ちもよくわかりますが

私は沢山の山を登ってみたし、滑り落ちたり、分かれ道で迷ったりしました。

現実から逃げてばかりいた気がして、自己嫌悪に陥ったりしたこともありますが

今は、次々と新しい事に立ち向かってきた!のだと思えます。

 

逃げ道を作るな、と私は思いません。

逃げ道も自分があるけば自分の道になるから。

 

さて

もう長い事、テレビを見る気になりません。特に報道関係には眼をそむけていると言ってもよいほどです。

逃げてはいけないと言いつつ、矛盾しているようですが

私が思っても考えてもどうにも及ばない出来事が沢山あります。

情報を自分のフィルターを通して選別し、自分で考えてできる事をするだけです。

何が嘘で何が真実か、それを見極める事はまだまだ出来ないかも知れませんが。

わざわざ開いたネット上で見なくてもいいような記事や、個人の特定ができないからと

汚い言葉が書かれたコメントなどに触れてしまうと

ホトホト疲れてしまいます。

ネット遮断!と言いつつ、ブログを書いている矛盾

 

サウンドオブミュージックを観たくなりました。

めちゃくちゃ落ち込んだ時とかに観たくなっていたこの映画。

幸いここ10年以上、観ていません

棚の隅に眠っていたDVDを引っ張り出して今日は観るつもりです。

いいえ、ご心配なく!今日の場合はめちゃくちゃ落ち込んでいるわけではありませんよ。

少しぶれた感のある心の軸を修正したいからです

 

午後は、こもりのおばちゃまになります。

籠りのおばちゃまに

 

さすがつる姫!映画繋がりでうまくまとまったところで

素敵な一日になりますように

 

映画ってほんっとにいいもんですね。

 

それでは、さよならさよならさよなら~

 

 

ご訪問ありがとうございます。

感謝をこめて

つる姫

 

 


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

コメント一覧

つる姫
るみこさん
貴重なコメントありがとうございます。
チロルの方のブログも少し拝見しました。

のびのびとそして安全に遊ばせるにも
大人の配慮が必要だし、ルールを守る事も
きちんと教えないといけませんね。
転んでひざっこぞうに怪我をしている子
そう言えば最近あんまり見ないなあ。
私なんて、手足かさぶただらけだったような。
転んで血を流して泣いていると
「だいじょうぶだいじょうぶ、そこから(傷の所から)大きくなるんだから」と大人の人が言っていた言葉を思い出します。

他人の子どもでも叱ったりするのは
曾ての日本にもありましたが、今は滅多にない事です
近所に怖いおじさん、いましたもの。

子どもが小さい時には、お母さんたちがそばに付き添って遊ばせている事が多かった気がします。
ここ十数年の間に、変わってしまった?
公園デビューという言葉、今は死語かな?
私の公園デビューは、実にほろ苦いものでしたが
またの機会に書きますね。

しかし、ベンチが移動できるって面白い。
日本だと誰かが持って言っちゃいそう(笑)

支離滅裂なコメになってしまいました(汗)
今日もできる事をやろう!
映画を観てリフレッシュしました





つる姫
ブラボーさん
コメントありがとうございます。
>>世の中いろいろな事が日々起きているから、先ずは
自分の事そして周りの事。コレが一番大事だと思う。

色んなことがあって形成されてきた自分。
世の中はその一人一人で出来ているんですよね。
子どもたちを、本当の愛を持って見守り育てる。
これが基本なんですよね。

大きな事はできなくていい。
今日も今できる事をやります
るみこ
私もサウンド・オブ・ミュージックは大好き!
サウンド・トラックも何度も心ワクワク聴きました^・^

トラップ一家はアメリカに移住されたんですね。

我が夫婦もテレビはもう何年もみてないです。
特にニュースは(苦笑)
目をそむけ逃げているのではなく、選択です。
必要なニュースは何かの形で届きます。

オーストリア・チロル地方の片田舎で子育てをしている方のブログで、つい先日見かけたものを、長文で申し訳ないですがコピペします。

この辺りでは地域のおばあさんとか、みんながしっかりと子供を見ているようで、他人の子でも叱るそうです。

ーーーーーーーーーーー

http://www.alpenhausfrau.com/diary.html

息子が好きな遊び場。
赤いロープで出来た、ジャングルジムです。
私はここで初めて見ましたが、日本にもたくさんあるんですね。

4歳児にはまだ難しい高さなんじゃないかと、最初はハラハラ見ておりました。

ばあさま達が言うには、
「本人が痛い思いをしないと、本当に危険な時、本人が気をつけられない。」とのことで、
子供がある程度大きくなったら、公園は安全だから、危険は教えつつも見守りなさい、みたいなこと言われています。

公園は子供が失敗する前提で作ってあるのか、遊具の下が、「やわらかい土&牧草」もしくはコルクのように柔らかいウッドチップが山盛りひいてあって、落ちてもケガをしないように作られています。

失敗から学べるから、失敗することは良いことらしいです。
失敗して学んだ子供は、褒められます。

親が大丈夫な範囲だと判断した環境で、目の前で失敗してくれたほうが安全で、それは良いことだと考えられているようです。失敗させないように、とはしない大人達のようです。

確かに子供は、一度落ちたところからもう落ちないようです。

親は、親同士のおしゃべりは二の次で、テニスの観覧席のように一列でじっと見守っています。
子供の事故って、一瞬の出来事だから、皆ずっと見続けているのです。

以前から、ベンチの位置が何か変だなと思ってましたが、恐らくそれは子供を見守るための配置です。


私が行く小さな公園では、公園の外にベンチがあって、公園全体を眺める位置にあります。

親はそこのベンチに腰掛けて、デパートのインフォメーション係の人同士みたいに、視線は真っすぐで、隣の相手と顔を見合わせずに、話しています。で、時々、相手の顔を見て、また視線は真っすぐ。

相手の顔を見ながら話すのが重要な文化ではないようで、まず第一に子供を見ています。
(私が行く公園では、です。)


じゃあ、全体が見渡せないような、大きな公園ではどうするかというと
親が公園のベンチを持って、子供がいる遊具の前に移動します。

で、プールの監視員のように、真っすぐ見る。(笑)

最初は、ものすんごく驚きました。
ベンチを持って移動するなんて、考えたこともなかったです。

だからその公園では、いつもベンチが転々としていて、どこにあるのかわからない。(笑)

ダンナくんに「そんなのアリなの?」と聞いたら、何がいけないの?と不思議そうに聞きかえされました。
外国の文化って、いつも新鮮な驚きがありますね。

ブラボー
同感です!
子供の居ない私でも常にそう言う事は感じています。
電車に乗った時、人の座る席に運動靴で立ち上がる
私が注意する間もなく、母親が気が付いて座らせた。

子供はなぜ座らせられたか怪訝な顔。理解してない。
私が傍に行って言う事でも無いからやり過ごしたけど
アレは、明らかに私の視線を感じたから。

人に注意されなければ、見てなければ、大丈夫だと
勘違いの人が大勢いいます。先ずは自分を律する。

世界遺産に落書きする馬鹿者日本人!
靖国神社では立ちションする大人の姿が目撃された

あぁ~嘆かわしや。。。
そう思っていたらある国で禁煙のお達しが出ても
禁煙の表示の前で堂々と煙草を吸う人々。
何処の国にもおバカさんはいるモノだと。。

それから後半の原発問題の事だと思うけど、私も同感
自分では確認し様も無い問題で憤慨する事も出来ず
かと言い、日本人は無知。。と言われてもコレまた憤慨

ストレスのたまる事柄です。
しかしその中に住んでいる人の事は忘れてませんが、
先程の遊具と一緒にしてはいけないけど。。
自分も同じレベルで悲しむ事は出来ません。
だって、いつか自分にそんな事が起きた時、
そうして欲しいとは思わないから。

世の中いろいろな事が日々起きているから、先ずは
自分の事そして周りの事。コレが一番大事だと思う。

生きるってそう言う事なんだと思うわ。
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