☆つる姫の星の燈火☆

#280 野生の生きざま

私が鳥の絵を描き始めたのは、10年前。

奇しくも病気発覚の年でした。

風景の中にも、どこかに鳥や生き物が潜んでいるような絵もあり、最初にメインとして描いたのは、ケツァールというコスタリカに住む世界一美しい鳥ともいわれている鳥さんでした。

後で知ったことですが、手塚治虫さんの火の鳥のモデルになった鳥とか?

 

それから、あれこれして、今では描くものは鳥などの生き物が多いです。

シュールな絵もありますが。

猛禽類の魅力に嵌ったのはいつからかわかりませんが、

その魅力は、羽の美しさはもちろん、何といっても目力。

するどくも美しくて、汚れない輝き。

本能的な欲望だけで純粋に命を生きる、その凛とした潔い姿には畏敬の念さえ覚えます。

小鳥のような愛らしさと、猛禽のような凛々しさを兼ね備えて、ありのままに生きて行きたい。

そんなような思いもあるのかもしれません。

 

かなり前から、描きたいと思っていた猛禽の写真があって、下描きを何度もやり直して、ほかの絵に逃げたり、入院を挟んでやっと仕上げた猛禽さんです。

何度か描いているクマタカ様です。

この鋭い目。

機嫌が悪いか、何か恨みがあるのかって印象も受けますが、彼、あるいは彼女にそんな感情はないんじゃないかな。

命をつなぐために、何のためらいもなく、ただその命を生きる。

必要以上の欲も、夢も持たず、種の存続のために無限の愛を持ち続け、死を恐れずに今を生きる。

まあ、それも人間の私の感じ方ですが、そんなようなことで、猛禽さんラブです。

もちろん野生の生き物はみんなそうでしょうけど。

これは若鳥さんです。

虹彩(目の色がついている部分)が、最初はアイスブルーで、その後黄色っぽくなり、完全な成長になると、オレンジ、赤になっていくそうです。

この先たくましく生きてほしいと思います。

 

ついでに、今さらですが、静物をスケッチしてみました。

右手です、左手でも描いたんですが、それはまた今度。

絵を描く手が止まらないので、100均の罫線のない自由帳を買ってきました。

 

猛禽といえば明日はもう金曜日。資源ごみの日。

私の曜日感覚はごみの日。

 

今日の言葉

鳥なき里のこうもり

 

蝙蝠は哺乳類ぞよ。

 

数日前から、どこからか金木犀の香りが漂ってきます。

一昨年までは、見えるところにもあったのですが、去年切ってしまわれたようです。

どこの金木犀ちゃんが香っているのでしょう。探しに行くのもありですね。

一つ一つを見るとめっちゃ可愛いオレンジのお花。

私ら世代は、あれはトイレの香り、みたいな。

 

ご訪問いただきありがとうございます。

感謝をこめて

つる姫


私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。

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