宮沢賢治コレクションを選んで読んでいます。
有名な作品がいくつかおさめられたものです。
作品の一部を抜粋したものを読んだことはありますが、多分、彼の童話などをきちんと読んだことはなかったでしょう。
大した数ではなくても、本は折々読んできた私ですが、今まで読んだ小説とは別なこころの場所に入ってくる感じ。
読み始めたのは、ポラーノの広場、という作品ですが、最初のページを読んだだけで、一旦本を閉じてしまいました。
なんだか、踏み込んではいけない世界に入ろうとしているような、襟を正して正座して読まなければいけないような、そんなような変な気持ちになったのです。
くれぐれも、缶ビールをプシュッとしながら読んではならぬ、みたいな。
37歳という若さで亡くなるまで、病弱でありながら、実に精力的に生きた方だったのですね。
このお話を思いつき、単語を組み合わせて、素晴らしい物語にまとめ上げたのは、一体どんな人生を送った人なのだろうと、そちらの方にも興味がわきました。
代表作の一つでもある、「銀河鉄道の夜」は、1924年ごろに初稿が執筆され、晩年の1931年頃まで推敲が繰り返された後、1933年の賢治の死後、草稿の形で遺された。未定稿のため本文の校訂が研究者を悩ませてきたが、筑摩書房版全集(『校本宮澤賢治全集』、1974年)の編集過程で綿密な検討が行われ、第1次稿から4次稿まで3回にわたって大きな改稿が行われたことが明らかになった。
ということだそうです。
私が今読んでいるものには、その第3次稿も載せられていますが、やはり少しずつ内容が違っています。
長年をかけた作品も、一字、一行が抜けたままの形で読まれているようですし、編集者によって少しの手を加えられてもいるようです。
調べるほど彼に関する情報が多すぎて、私には的確にお伝え出来そうにないので、気になる方はご自身で調べてね。
今は、宮沢賢治の世界にわくわくです。いまさら、という言葉は使いません。
作品の底に流れる深いもの、なにか宝物のようなものを見つけるような気持で読んでいます。
これまで、こんな気持ちで読んだ作品はないかも。
さて、昨日は抜けるような青空でした。
しかし、こたろうくんのお散歩拒否が激しく、ちょっと心配しています。
ボクちゃん、たそがれる。
食欲はもちろん、どこか痛いわけでもなく、帰る段になったら、めちゃくちゃ元気に歩くし、家では大暴れなので元気は元気なのですが。
色々観察して、もしかしたらですが、彼はお外でおしっこをしたことがないのですが、本能的にマーキングの欲求が出ているのでは、と。
というのも、家を出たとたんに、自分のお尻の匂いを一生懸命確認しているのです。
ボクの匂いはこれだぞ、周りには違う匂いが沢山あるなあ~~か?
何故かお上品に育ってしまった(まああたくしに似たのですが)彼、お外でおしっこすることを躊躇して、本能と戦っているのかと。
以前より色んな所の匂いを嗅ぐことも多くなったし、6歳になっていまさらか?とも思いますが。
家に戻って足を洗ってご褒美をもらったら、一目散にトイレに走って行っておしっこしてますし。
こたちゃんのテリトリーは、おうちの中だけ?
まあ、どこかしこ平気でおしっこさせて、大の方まで転がしたままの飼い主もいますし、そういう面では人様に不快な思いをさせないで済んではいます。
排泄した時の準備はいつもしているので、もっと自由に楽しくお散歩を楽しんでほしいなって、わんこなんだから。
ノーリードはだめだけどって、しつこく根に持つA型のワタシ。
今日もいい天気。こたろうくん、楽しくお散歩できるといいね。
檸檬の花も、今年は早くから咲き始め、甘い香りが玄関先を漂っています。
実は、検査結果の後、この葉っぱにりっぱな終齢幼虫を見つけ、すでに幼虫を8匹捕獲しました。
悪い結果だったら、世話ができないですからね。
檸檬の出来はわかりませんが、去年の夏型の蝶はゼロだったので、今年は蝶の方は期待できそう、かな?
今ここで成長している幼虫は、間違いなくこの春羽化した春型の子が産んだものなので、とても楽しみです。
一匹はすでに、前蛹になっています。こうご期待。
しないか。
ドキドキハラハラから、ワクワクの春へ。ありがたいことです。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
感謝をこめて
つる姫