先日は、半年ぶりに孫に会えて楽しい一日を過ごしたばかりですが、昨日は人生に何度もない佳き日をいただきました。
娘の結婚が決まり、来月から婚約者の方とニューヨークへ。。ちがうちがう、家を出る事になりました。
昨日は、新居の引き渡し。
最寄駅から新居までの商店街も賑やかで、暮らすには便利な場所でした。
そこを抜ければ、警備会社と契約されたお宅の多い閑静な住宅街。
その中に、借家ではありますが二人の新居がありました。
近くに学校もあり、とてもよい環境でした。
三人で、窓などの寸法を測ったりして、和食屋さんでお昼ご飯を食べました。
娘はいまアルコールが飲めないので、婿殿になる彼氏と生ビールで乾杯。
いつ言うか?と待ち構えていたのですが、彼氏くんが、食事の最後に正式にご挨拶。
きた!これが娘を嫁に出す母親の冥利か!!!(笑)
その飾りのない言葉に、彼の真面目さと誠意を感じました。
私が伝えた言葉は、
「娘には保証書もついてないし、返品不可なのでよろしくお願いします」。
爆
これを言った後で、ほろっとしたのですが、笑ってごまかしました。
ふとみたら、娘もほろっとしていました。
婿殿とは駅で別れ、その後娘と買い物をして帰宅。
そこここで、私がお金を出そうとしても、「お母さんはもういいんだよ」といって、一切払わせてくれませんでした。
決して裕福なふたりではありませんので、本当にうれしかったです。
娘がひとりいてよかったなあ、とつくづく思いました。
思春期には手を焼き、近年では体調に問題が多かったりして心配をかけてくれましたが、これからは婿殿によろしくです。
まあこれからも、母親であることには変わりありませんが、役目が一つ終わるんだなあと感じました。
そんなつる姫、ちょっときっかけもあって、今、働く娘にお弁当を作っているんです。
いい年をした娘に過保護だと思われるでしょうが、いくつか理由があります。
その一つは、先日実家に帰省して、要介護4の母の様子を見た時に、お料理の得意だった母の手料理はもう二度と食べられないんだな、と思ったこと。
私は母に似ないで、決してお料理は好きでも得意でもないですが、母親に作ってもらう料理はおいしいしうれしいし思い出になる。
最近何故か妙にお弁当が作りたくて仕方なかったこともあります。理由はわかりませんが、お弁当箱にご飯やおかずを詰める作業が懐かしくて。
ただ、息子が野球部の頃のお弁当作りは、量も半端なくて拷問のようでしたが、今は楽しみのひとつ。
そういう風にしてもらったことは、多分娘が自分の子どもたちにも引き継いでいくのではないでしょうか。
娘に敢えて料理を教えたこともないような気がしますが、今はアプリで時短料理とか沢山紹介されてますし、当面共働きですから、何とか頑張ってほしいものです。
お相手は東京からは近い地方出身で、コロナの事もあったりして、本人もなかなか帰省できなかったこともあり、ご両親ともまだ会えていないのですが、折を見て正式にお会いする予定です。
とりあえず、今回は私が両家代表で二人の新生活の始まりを見届けました。
まあ、役得というか、一番おいしいところをいただいたようにも思えます。ラッキー♪
多分今持っている中で一番小ぎれいな服を着て、小さな手土産を携えてきた彼をみて、そんな人を選んだ娘、私の子育ても間違ってなかったかなとも思えて、安心しました。
私は本当に久しぶりの外食でしたが、検温、消毒、パーテーションのちゃんとしたお店屋さんで、私たちは個室的な空間でしたので、安心して食事できました。
食べる以外は、マスクでおしゃべりしました。
たまたま親切な別のお客さんに、お店の前で写真を撮ってもらえました。
婿殿は顔がめっちゃ小さいんです。
特にこの写真では奥にいるのでなおさらですが、マスクしているとはいえ、比較すると私の顔はやはりでっかい。
しょぼーん。奥に行くべきだった。
月の前半が最悪ともいえる状況だったこともあって、本当に本当に幸せな佳き日でした。
取り越し苦労の得意な心配性のわたしですが、いまはこのもったいない幸せにどっぷりつかりたいと思います。
大げさな話、今死んでも後悔はないとも思えるけど、欲を言えば娘の孫の顔も見てみたいです。
実に残念ながら、授かり婚ではございません。
他人のしあわせに最後までお付き合いいただきありがとうございます。爆
小難しい話が多いブログですが、たまにはこんな話もあります。
皆様にとっても佳き日々になりますように。
感謝をこめて
つる姫