最近、雪景色が描きたくて、描いてみるのですが、失敗ばかり。
以前の私は、失敗だ~と思っても、むりやり仕上げてしまうタイプでしたが、今年は「捨」「攻」。
紙はもったいないけど、潔く諦めて、新しい紙を広げます。
また、構図とかアイディア、いまいち計画性がない事もままあります。
透明水彩画は、引き算、とでもいうのでしょうか、明るい部分から塗っていくことが多いのですが、順番を間違えると取り返しがつきません。
油絵なら、乾く前に絵の具を取り去るとか、上に重ねればOKなんですが。
で、今回は、色を塗るまでの順番を、頭の中で時間をかけ、何度もイメージトレーニングをしてから塗り始めました。
しかし・・・・得意の思い付きで、絵にとあるものを描き添えたのが、失敗でした。。。
完成したのは、
雪景色の中、蒸気を放出し、黒煙を上げて走ってくるSL。
そして、ふと思いつき描き添えた、並走する黒い鳥。
自爆。
でも、私のテーマは、命の輝き。
それにしても問題は、鳥の飛ぶ高さと位置。
何も、山と水蒸気の境目ちょうどに、置かなくても。。。
鳥があまりこちらに迫っていると、強すぎる、でも、遠すぎてちいさすぎると、何がいるのかわからない、と思ったのですが、
せめて、白い水蒸気が背景に来る場所に描けばよかった、と。
勉強していないので、構図のうんちくはようわかりませんが。
黒煙に苦労した分、後で付け足した鳥の位置関係で、失望も大きかったわ。
なので、切り替えてこの絵を、ロマンにしました。
blogでは見えないと思いますが、SLの名前は、私の名前です。
この汽車は、そのまま空へ、次は銀河鉄道でも描きましょう。
そもそも私は機械的なものは苦手で、建物もほとんど描きませんというか、描けません。
描いていると目がくらくらして、訳が分からなくなり、なんか脳の病気じゃないかと思うほどですが、
これも、勉強、練習の一環として、次につなげたらいいなと思います。
鳥の絵などに、遠近感を必要とすることはあまりないのですが、この絵を描いて初めて意識したかも。
で、インスタの方が明言を教えてくださいました。
>>
キングコング、ゴジラ、STAR WARSなどで有名な画伯、生瀬範義先生の言葉。
「迫力のためには、遠近法も無視する」
<<
まあ、私には100万年早いですが、今は言い訳、とさせていただきます。
私の父は、SLの撮影にハマったことがありました。
素晴らしい写真をパネルにして、飾っていたのを思い出します。
この絵をみたら、父は色々ケチをつけるとは思いますが、黒煙を上げて走ってくる列車を待ち構え、今とは違い、フィルムのカメラのファインダーをのぞく父の姿が見えたような気がします。
絵は、時間をかけられるけど、写真は、今その時の瞬間の切りとりです。
さて、今日も朝陽が差し込んできました。
今日は、成人の日。
ネタにしようかと思ったのですが、またの機会に。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
今日も笑顔で過ごせますように。
感謝をこめて
つる姫