今日のトリビアは、誰もが知るこの絵の作者、ノルウエー出身のエドヴァルド・ムンク。
彼は幼い頃から病弱で、母親や姉を結核でなくしています。
また、妹は精神疾患をもっていたようです。
父親は厳格なクリスチャンで、異常なほど宗教的で、神経質な性格だったそうで、彼自身その性質を受け継いでいると自覚していて、のちのムンクの作品に影響する基盤となったようです。
この叫びという絵、私はこの男が叫んでいるのかとずっと思っていました。
でも、実は、この男は叫んでいるのではなく、何かの叫び声を聞いて、耳を塞いでいるのだそうです。
夕暮れに道を歩いていて、フィヨルドの上に日没が赤く広がっていく光景を目にし、自然を貫く叫びのようなものを感じて、この絵を描いたそうです。
ということは、この男は、ムンク本人なんでしょう。
こんな絵ばかりを描いたのかとおもいきや、白い余白が多くなり、このような作品も描いた時期もあります。
精神的に安定した時代だったのでしょうか。まるで別人の作品に思えます。
Instagramで、プロアマ問わず、いろんな方の作品を拝見していますが、絵にはその人の内面が表れます。
優しい絵、一目観てわかる絵、いろんな風に捉えられる絵、わけわからん絵、わかりやすい絵。。。
悲しいとき敢えて楽しい絵を描くこともありますが、絵には描くときの内面が現れるのだろうと思います。
私自身もわけわからん絵を描く時がありますが、気持ちの悪い絵だけは描きたくないなあ、と思います。
まあ何でも受けとる側の感覚ですから。
この絵がどうしてこれほどまでに多くの人に愛され(といっていいかわかりませんが)続けているのか、考えてみるのも時間つぶしになるかもしれませんね。
耳を塞ぎたくなる事は、誰にでもあるでしょうよ。
そうそう、ホームアローンというこどもの留守番の映画がありましたが、あのなかで、こどもがこんなポーズをする、予告編に必ず出るシーンがありますが、あれはこのポーズを模したものだそうですよ。
今日もつつがなく過ぎますように
感謝をこめて
つる姫
私の好きなものは笑顔。笑顔は世界を救うと信じるつる姫のブログです。
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