悲しい事が

最近多い…。好きだった女流作家が相次いで亡くなったり。北原亞以子、杉本章子、宇江佐真理…。皆時代小説の優れた作品が多いのに。
最近書店の売り場で、杉本章子著「カナリヤ恋唄」を見かけ、即市民図書館にリクエスト。割とすぐ借りられ、巻末にシリーズで他にも３巻有ると載っていた。すぐ又リクエスト。それが写真の本。４日で読んじゃいました…。
杉本氏の作品は「おすず(信太郎人情始末帖シリーズ）」で知って、次つぎと読んだ。そのシリーズはすべて読んだ、はず。とても面白かった。江戸時代の登場人物がそのまま、活き活きと動き回っている絵が、目の前で繰り広げられているような気がして。止められない。「信太郎人情始末帖」の続きは？もう無いの？と探した位、もっともっと読みたかった。シリーズ以外にも何冊か見つけて読むことが出来たけど、作家が亡くなってしまったのでは…。もう新作読むことは出来ないのね…。北原氏もそう、宇江佐氏も…。
宇江佐氏のは後一冊リクエストしてるが、なかなか回って来ないであろう、と思われる。宇江佐氏は私と似た年頃でいらしたのに…。亡くなられてしまうとは…。
まだまだ、好きな女流作家は居るけれど、ご高齢な方も…。若き精鋭を見つけ出したい、と願ってはいるのですが。とりあえずは梶ようこ、高田郁とか？「いいかな？」と思った作家も、すご～く沢山書いていると「内容薄いんちやう？」って思って読まなくなったのも有り。
ま、贅沢言っちゃいけませんがね。一人の午後に、何かツマミつつ本読むってのが至福の時、とっても好きだったんす。でも、なかなかこれぞ！って本にぶち当たらないもんです。ＧＧが居るとそれもなかなか、思う様には、ですが。
そんなこんな、ひっくるめて最近の悲しい事、なんです、はい。