遁走記⑪（厭世）

またおっさんかぁこの国はもう目がないね大津綾香さんの周りが騒がしいんだけど（ご本人は静か）、出てくる不良の名前がびっくりここにもか、まだいたのかこのおっさんたち各業界にはびこるおっさんは、この国の破廉恥が目隠しなく露出してる折原という子も意気揚々におれ様を語っちゃっておっさんに指名されたことが誇りで嬉しいのが出ちゃってるのよなんか駆け出しのころいきがってた私に似ているなと、また恥ずかしくなってくる . . . 本文を読む

遁走記⑧（マザーファッカー）

「あ、林真須美だ」小学生にとっての夏休みってなんかワクワクするよね進級して最初の、梅雨も明け（小学生にとっては台風すら高揚感あるだろうけど）、到来する巨大な休みに手放しで心躍らせる。分かっているのに終業式までまるで無計画。やすみぃぃぃぃ体いっぱいに感じるそんなもんだろうわたしは母の彼氏に振り回されていたので引っ越しが多かった夏休み中の突然の引っ越しの時は、当然転居先には友達もいないので、一人で夏祭 . . . 本文を読む

遁走記⑦（遁走記:遁走前）

「なんだ君は、目つき悪いぞ」L社に所有権移転されたのが、１９９８年６月なので、多分それから１か月くらいだと思う場所は渋谷区南平台「ベラビスタ南平台」のロビーに常設してあるＬ型のソファーだったと思う当時の私（21か2）は、書類（命令やら断行やら保全やら抗告から登記や私文書）の作成事務兼、パンチパーマだったこともあり、交渉の威嚇役として黙って交渉の場に座り交渉する上司のカバン持ちをやっていた冒頭のセリ . . . 本文を読む