最近めっきり秋っぽくなってきました
この食欲が増進するシーズンに何故私の職場では健康診断を行うのでしょう
そんな健康診断に向け、運動をする習慣の無い私はウコンで肝機能ナイシトールで体脂肪率を改善しようと足掻いております
そんな秋の今日
先月の最初に脱輪溝落ちで中破した愛車が戻ってきました
一ヶ月以上の修理期間は実に長く代車で借りていた軽自動車に体が慣れていた私は明日からのチョイ大きめな車の運転が多少不安ではありますが、これで高速に乗れるしイッパイの買い物も可能
元々あったモノの大切さに気がつかされます、こういう事があると(もうこれ以上は気がつかされ無くても良いです)。
(記事のタイトルに自家用車云々と書いた割には、ただ“修理から戻ってきた”としか書いていないですなぁ)
さて、以下は映画鑑賞記録消化です。
「アラトリステ」
(監督:アグスティン・ディアス・ヤネス、出演:ヴィゴ・モーテンセン、ウナクス・ウガルデ、アリアドナ・ヒル、2006年スペイン)
TSUTAYAさんで「マンマ・ミーア」と一緒にレンタル。
2009年9月12日(土曜日)夜勤明けの早朝に鑑賞しました。
やはり一ヶ月以上前です
ストーリー
アルトゥーロ・ペレス=レベルテによる同名小説の映画化。
17世紀のスペイン。剣士アラトリステ(ヴィゴ・モーテンセン)は八十年戦争、フランドルでの戦いで戦死した友との誓いを守るため、戦場からマドリードに戻り戦友の息子を引き取る。戦場から遠ざかっていたアラトリステが暗殺稼業で食いつないでいる頃、ある依頼を受ける。その内容は“異端者であるイギリス人旅行者二人を殺すこと”。もう一人の暗殺者と一緒に旅行者たちを襲ったアラトリステだが、胸騒ぎから逆に旅行者を救う。
詳しくは…http://www.alatriste.jp/
ピロEK的感想&点数
歴戦の最強の兵士で、暗殺者。独自の哲学を持つアンチ・ヒーローなアラトリステは、ヴィゴ・モーテンセンが演じずともカッコ良すぎる設定の主人公です
もちろんヴィゴ・モーテンセンはハマりすぎています
各戦場のシーンも決闘のシーンも戦っているシーンは基本的にどれもカッコ良すぎ
中世ヨーロッパの戦争って事だけでも大好物な私は、衣装や装備や舞台設定も満喫
まぁ、こんなところまでで十分に観る価値のあった作品なんですけど…
私とは馴染みの薄いスペインの歴史や美術品・芸術家、小説家等々の事を“知っているのが基本”な展開には付いて行き辛く(セルバンテスぐらいは知っていましたが、フランシスコ・デ・ケベードとか言われても初耳だし)。
スタジオ撮影部分は照明の具合なのか何なのか(?)、舞台風というか…というよりも“狭さ”を感じちゃう感じで、安っぽくなる要素
バンバン何年も飛ぶ時間と年を取ったようには思わない登場人物。な感じなのでテンポも掴みづらく…ダイジェスト版みたいにも思えるし、そんな風に全体的にはダイジェスト版風味なのにラストの戦闘は何故か長くて冗長(このあたり、お金のかかったシーンは長く使う…日本映画にも共通の部分のあるダメな部分か)、しかもそのラストシーン自体もオチも無くふわ~っと終わるってな感じで、マイナス方向で気になるシーンも多々
あと、キャラが見分けにくいっすね全員ヒゲだし
テンポ良くするには、5冊ある原作小説の一冊に絞って映画化した方が良かったんじゃないですかねぇ
それがアタれば続編も作れる訳だし
…まぁ如何にもこなれていないスペイン映画といった感じは好感といえば好感かも
点数は好きな雰囲気に免じて4点(5点満点中)
でも映画全体のテンポ、つくり全体を考慮すれば…本当は3点ぐらいかな
あとウィキで読んだ限りでは…歴史物的だったこの映画よりも、原作の方が主人公のキャラがより立ってそうで、なんとなくより面白そうな雰囲気…まぁ読むことは無いんでしょうけどね
補足・蛇足
毎回スペイン映画やスペインが舞台の映画に某かの恐怖を感じる私ですが(※「宮廷画家ゴヤは見た」、「ボルベール〈帰郷〉」等の記事をご参照ください)、
この映画は大丈夫
恐怖よりもカッコ良さの方が勝りました
にしても生きていくのはヤッパリ難しそうなんですね…スペインって
では、今日はこのあたりで
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この食欲が増進するシーズンに何故私の職場では健康診断を行うのでしょう
そんな健康診断に向け、運動をする習慣の無い私はウコンで肝機能ナイシトールで体脂肪率を改善しようと足掻いております
そんな秋の今日
先月の最初に脱輪溝落ちで中破した愛車が戻ってきました
一ヶ月以上の修理期間は実に長く代車で借りていた軽自動車に体が慣れていた私は明日からのチョイ大きめな車の運転が多少不安ではありますが、これで高速に乗れるしイッパイの買い物も可能
元々あったモノの大切さに気がつかされます、こういう事があると(もうこれ以上は気がつかされ無くても良いです)。
(記事のタイトルに自家用車云々と書いた割には、ただ“修理から戻ってきた”としか書いていないですなぁ)
さて、以下は映画鑑賞記録消化です。
「アラトリステ」
(監督:アグスティン・ディアス・ヤネス、出演:ヴィゴ・モーテンセン、ウナクス・ウガルデ、アリアドナ・ヒル、2006年スペイン)
TSUTAYAさんで「マンマ・ミーア」と一緒にレンタル。
2009年9月12日(土曜日)夜勤明けの早朝に鑑賞しました。
やはり一ヶ月以上前です
ストーリー
アルトゥーロ・ペレス=レベルテによる同名小説の映画化。
17世紀のスペイン。剣士アラトリステ(ヴィゴ・モーテンセン)は八十年戦争、フランドルでの戦いで戦死した友との誓いを守るため、戦場からマドリードに戻り戦友の息子を引き取る。戦場から遠ざかっていたアラトリステが暗殺稼業で食いつないでいる頃、ある依頼を受ける。その内容は“異端者であるイギリス人旅行者二人を殺すこと”。もう一人の暗殺者と一緒に旅行者たちを襲ったアラトリステだが、胸騒ぎから逆に旅行者を救う。
詳しくは…http://www.alatriste.jp/
ピロEK的感想&点数
歴戦の最強の兵士で、暗殺者。独自の哲学を持つアンチ・ヒーローなアラトリステは、ヴィゴ・モーテンセンが演じずともカッコ良すぎる設定の主人公です
もちろんヴィゴ・モーテンセンはハマりすぎています
各戦場のシーンも決闘のシーンも戦っているシーンは基本的にどれもカッコ良すぎ
中世ヨーロッパの戦争って事だけでも大好物な私は、衣装や装備や舞台設定も満喫
まぁ、こんなところまでで十分に観る価値のあった作品なんですけど…
私とは馴染みの薄いスペインの歴史や美術品・芸術家、小説家等々の事を“知っているのが基本”な展開には付いて行き辛く(セルバンテスぐらいは知っていましたが、フランシスコ・デ・ケベードとか言われても初耳だし)。
スタジオ撮影部分は照明の具合なのか何なのか(?)、舞台風というか…というよりも“狭さ”を感じちゃう感じで、安っぽくなる要素
バンバン何年も飛ぶ時間と年を取ったようには思わない登場人物。な感じなのでテンポも掴みづらく…ダイジェスト版みたいにも思えるし、そんな風に全体的にはダイジェスト版風味なのにラストの戦闘は何故か長くて冗長(このあたり、お金のかかったシーンは長く使う…日本映画にも共通の部分のあるダメな部分か)、しかもそのラストシーン自体もオチも無くふわ~っと終わるってな感じで、マイナス方向で気になるシーンも多々
あと、キャラが見分けにくいっすね全員ヒゲだし
テンポ良くするには、5冊ある原作小説の一冊に絞って映画化した方が良かったんじゃないですかねぇ
それがアタれば続編も作れる訳だし
…まぁ如何にもこなれていないスペイン映画といった感じは好感といえば好感かも
点数は好きな雰囲気に免じて4点(5点満点中)
でも映画全体のテンポ、つくり全体を考慮すれば…本当は3点ぐらいかな
あとウィキで読んだ限りでは…歴史物的だったこの映画よりも、原作の方が主人公のキャラがより立ってそうで、なんとなくより面白そうな雰囲気…まぁ読むことは無いんでしょうけどね
補足・蛇足
毎回スペイン映画やスペインが舞台の映画に某かの恐怖を感じる私ですが(※「宮廷画家ゴヤは見た」、「ボルベール〈帰郷〉」等の記事をご参照ください)、
この映画は大丈夫
恐怖よりもカッコ良さの方が勝りました
にしても生きていくのはヤッパリ難しそうなんですね…スペインって
では、今日はこのあたりで
>こういう村社会描写は国内外問わず萎える要素
「ボルベール」にはそう書いてありましたが、恐怖&萎えということでしょうか?
この映画はカッコよさが勝ってましたよね。
ヴィゴを見るとおでこの皺が気になってしまいます。
いつもコメントありがとうございます
…今更書くこんなコメントがミチさんの目に触れているのか否か…心配ですが。
>恐怖&萎えということでしょうか?
自分が田舎育ちだということも関係しているのかも知れませんが、田舎の閉鎖社会。地域の勝手なモラルが蔓延っている状況というか、血が汚い感じというか、そういったものにはチョイと嫌悪感がありますね個人的に…「ボルベール」で感じたのはその部分かなぁ。
「アラトリステ」では単なる治安部分ぐらいしか怖いところは無くて、「ボルベール」とはちょっと違いますかね。
「宮廷画家ゴヤは…」あたりはその中間かな。
カッコよさの勝っている「アラトリステ」は結構な虚実なんじゃないかなぁ…なんて思っています。
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。