ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

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【映画】仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判…期待と真逆の駄作

2018-12-16 11:59:03 | 映画
本日2018年12月16日(日曜日)は曇り
最近は曇りの日が多いですね。この後年賀状でも作ろうかと思っている本日です。

「キャプテン・フィリップス」の記事冒頭で新車を購入した話を書きましたが、
新車が来れば行きたくなるのがドライブ
購入後は毎週末、近場のドライブに出かけているわけですが…

まず最初に行ったのが、新車購入の翌日2018年11月25日(日曜日)、私の家から九州自動車道経由で80キロぐらいのところにある、福岡県粕屋郡笹栗町の鳴渕ダム。
ネットで近場のドライブを検索していたら、景色が綺麗と高評価の場所だったので、初めて行ってみました。

で、このためにこれまた初めて、新車で高速道路に乗ったわけですが、過去に買った車では付いていなかった装備「レーダークルーズコントロール」を使ってみました。
…この機能は、慣れんと怖いです
…走行車線にいるときは大丈夫です。前の車の動きに合わせて進んでくれるので楽ちんです
…追い越し車線の時が怖く、前が空いたとたんに急加速が始まります。これが自分がアクセル踏んでいるわけじゃないので怖い。毎日高速に乗るとかでない限り、なかなか慣れそうに無い機能です
…また、この機能を入れたまま高速の出口に入ると、本来スピードを緩める箇所で加速しちゃったりするので注意が必要

そうこうしているうちに目的地

あいにくの曇り空でしたが、それなりのロケーションを楽しむことができました。
(以下は特に文章もありませんが、その場所の写真)











以下は映画鑑賞記録です



「仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判」
監督:石田秀範
出演:藤田富、谷口賢志、武田玲奈
制作年:2018年
制作国:日本

TSUTAYA DISCASから「ピーターラビット」と一緒に届いた1本。
2018年12月15日(土曜日)の朝、鑑賞しました(DVD)。



概要
Amazonプライム・ビデオ他で公開されたドラマシリーズ「仮面ライダーアマゾンズ」のシーズン1、シーズン2に続く完結編。
(以下、読んでいる人がアマゾンズの設定は知っているテイで概要記載)
シーズン2での溶原性細胞により人がアマゾン化してしまう事件から2年後。黒崎武(三浦孝太)率いる、対アマゾン用の特殊対策機関・特定有害生物対策センター=4Cに追い詰められた、残り二人となったアマゾンのうち一人の水澤悠=アマゾンオメガ(藤田富)だったが、4Cの隊員として悠を助ける機会を伺っていた妹の水澤美月(武田玲奈)の助けにより駆除されることを逃れ美月とともに川に転落、流れ着いた先にいたムク(国府田聖那)という少女らに助けられる。ムクたちは御堂英之助(姜暢雄)が管理している施設の子供たちだった。



感想
面白くなかった
東映の特撮映画の悪いところが全部出た作品と評さざるを得ないです
ダメ要素として…

1. きっちり突き詰められていない設定・ストーリー

2. 構成もしっかりしておらずテンポが悪い

3. 結局オチないいつもの仮面ライダー


企画の上がった映画をただ作れば良いと思っている適当さゆえか
(突き詰めようとはしていない、テンポなど考慮していない、オチなんてそもそも考えていないし一生懸命考えるつもりもない)
そもそも映画を作る才能がないのか
(突き詰め方もオチのつけ方も分からない、テンポ悪いとか言われるまで気づかなかった)

ドラマシリーズは面白かったんですけどねぇ。
突き詰めとかちゃんとした設定とかが甘いところはあったにせよ、テンポは良くて、各話の最後には「次の話早く観たい!」と思わせるものだったのですが、この映画は鑑賞自体が退屈で辛かった


で、以下はダメさを解説していく記事になりますが

まず、

(1)食肉用家畜として、草食アマゾンが育てられている設定が嫌い&意味不明
「世にも奇妙な物語」だったら30分でオチまで持っていけそうな安い設定。
過去に似たような映画はなんども観たことがあるような。
そもそも東映の特撮映画は、こういうの好きなイメージがあるけどどれも失敗。
この牧場を作る理屈にしても…
今後の食糧難に対応…今までのドラマでそういう状況があるとか言ってたか
アマゾンを食肉用にしたとして、お金儲けできるビジネスモデルがピンとこない。肉食のまま軍事転用の方がずっと儲かりそう。
仮にも人の形しており、人間に近い意思もある、アマゾンを食べようというグロテクスさを消費者にどうやってクリアさせるのかとか…少なくとも中年夫婦が二人で「美味しいねぇ」とか言いながら食べるのには違和感しかない
あの顧客は、どこから集められたんでしょう。金持ちそうだけど食べ方が下品な夫婦、爺さん同士で手をつないでいる二人(これも何も考えていない安い演出だ)…彼らが、捻くれた志向を持つ好事家の方々とか説明してもらわないと、適当なものを見せられている間は払拭されません。
アマゾンの子供達が、食べられても良いと思っているのも、彼らはそもそも人間とは違うモラルをしっかり持たされていて、それをちゃんと管理して、頑なにそれを言い続けるみたいな設定にしないと…仲間の死体を見たら心変わりするようでは、雑にしか思わないし、設定として全然面白くない。この話の中では、管理は雑にしてイレギュラーが出たら、アマゾンネオアルファが排除する…っていうとにかく雑な設定。


(2)草食アマゾンが急に肉食になって変身するくだり
雑。
そこそこ遺伝子操作して草食にしたはずなのに、何らかの拍子に肉食化するまでは良いとして、変身能力まで得るという
どうせグロテスクさが売りのアマゾンズなのだから、子供のままで凶暴化、それをアマゾンネオアルファが排除する残酷さみたいなものを描けば良いのに。


(3)鷹山仁
なぜか捕まっている(シーズン2見返したら描かれているのか
なのにベルトは取り上げられていない
説明なく目が見えるようになったとか言う(これもシーズン2で描かれていたのか


(4)御堂 英之助
急に出てきたけど、だれだこいつ昔、山本梓と付き合っていたやつに似てるけど
この人物のバックグラウンドが全然描かれていない。
アマゾンネオアルファになるために(おそらく)アマゾン細胞を自分に移植した心情・理由が説明されていない。
鷹山仁との確執なり、信頼なり、描くべきことはいっぱいあるんじゃないだろうか。
…とにかく説明不足で、この人物含めた世界観に感情移入しようもない。


(5)結局、アマゾンズはオチなかった
野座間製薬の水澤令華が悠に対して何がしたいのか…不明のまま完結。
天条隆顕が何がしたいのか…不明のまま完結。


(6)橘雄悟
足を撃たれた後の演技は完全に蛇足


何もかも回収されるシッカリした映画を期待していたので、その逆ばかりやられると残念感は倍増です

まぁ、このドラマシリーズも合わせた全体でも、詰められていなかったり破綻した部分は少なからずあるのだけど…
4分でわかるアマゾンズのナレーション聞きながら、悠と仁が対立するようになる理屈が突き詰められていなくて、横で聞いていた嫁さんが「はぁ?、なんでよ?」と突っ込むようなものではあったのだけど

この映画は、そのダメさを突き詰めたようなダメさ加減。
ドラマシリーズは、設定の甘さを差し引いても、続きが観たいと思わされるものだったのに、
…この映画は「はよ終われ」と思っちゃいました。


点数は3点弱(5点満点中)
ドラマシリーズは4点、この映画だけも観ていたら2点
同じストーリーでも、もっと面白くする映画作りはいくらでもできたと思うんですよね

「大人向け仮面ライダー」とか言ってるくせに子供騙しなもの。
子供騙しのものを作り続けた結果、大人向け作れなくなったスタッフの作った映画なんじゃないですかねコレ
同じようなことを何度も書きますが、絵も退屈だしなぁ
あの閉鎖的な絵が延々と続く安い作りは実に退屈だったです。東映の特撮はこういうのが多いです。
あの暗い絵が雰囲気だと思っているのなら、違うんで…そのことは20年くらい前の雨宮慶太の「ハカイダー」あたりで私は気がついていましたが、東映さんは気がついていないんですかねぇ

「牙狼」の退屈さと「平成後期仮面ライダー」のチープさを併せ持つ、ただ血が流れるだけの映画がこれです。

役者とか悪くないだけに勿体ないですね



蛇足
2018年12月19日加筆)
アマゾンズの主人公の藤田富という俳優さん。
この人1〜2年前ごろ「しまむら」のモデルやってましたよね
仕事上、そのチラシを見る機会があって「この人、アマゾンズじゃん」
…って会社で言うんだけど、だれも「仮面ライダーアマゾンズ」観てなくて、伝わらず仕舞い。
…みんな何を観て生きて行っているのだろう
(加筆終了


では、今日はこのあたりで


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