

この記事をブログにアップするタイミングで、2019年6月29日(土曜日)、
および2019年6月30日(日曜日)の「後出し日記」を更新。
以下は映画鑑賞記録です。
この記事をアップするため、ここまでに「ジェイク・ギレンホール祭り」と称し、ジェイク・ギレンホール出演映画でブログ未アップだったものを集中してアップしていました。
「プリズナーズ」
「複製された男」
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」
「エベレスト」
がそれ。
そこまでしたのに、この記事にはジェイク・ギレンホールのことはほぼ触れていません

(よくよく考えれば、元々そんなに興味のある俳優ではござらんかった

「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」🕸
監督 :ジョン・ワッツ
出演 :トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤ
制作年:2019年
制作国:アメリカ合衆国🇺🇸
原題 :Spider-Man: Far From Home

2019年6月29日(土曜日)、T・ジョイリバーウォーク北九州の3番シアター16:35からの回の日本語吹き替え版、座席はK-7(K-8、K-9は、娘と嫁さん)で鑑賞しました。
概要
アメコミ「スパイダーマン」の映画化で、MCUの23作目(フェイズ3の11作目)。
怪異現象の調査のためメキシコに来たニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)とマリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)は、そこで巨大な人の形をした土埃の怪物と、それに立ち向かっている男、クエンティン・ベック(ジェイク・ジレンホール)と出会う。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」で、5年越しに生き返ったピーター・パーカー(トム・ホランド)らミッドタウン高校の生徒たちは、学校の夏休みの研修旅行でヨーロッパに行くことになり、ピーターはその旅行の最中に、想いを寄せるミシェル・“MJ”・ジョーンズ(ゼンデイヤ)に告白することを決意するが、そんなピーターの元には何度もニック・フューリーからの非通知着信があったが、夏休みを満喫したいピーターは無視を続けていた。ヴェネツィアに着いた一行は、巨大な水の巨人に襲われる。スーツをホテルに置いて来たピーターが思うように戦えないなか、そこに魔法のようなパワーを操るクエンティン・ベックが現れ水の巨人を撃退する。この活躍からベックは、ミステリオと呼ばれる新しいヒーローとなる。彼は自らを「アベンジャーズ/エンドゲーム」での量子世界との接触によって通じた別世界から、自分の世界を滅ぼしたエレメンタルズを追って、この世界に現れた存在だと語る。またピーターは死んだトニー・スタークから託された「E.D.I.T.H.(イーディス)」と呼ばれる人工知能を内蔵したメガネとそれが操る人工衛星防衛システムを託される。
感想
(ネタバレを含みます)
面白かったです

…しかし、今後観るアメコミ映画は、
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」
「アベンジャーズ/エンドゲーム」
の最強二部作と比較して観てしまうことになってしまいました

譜代とはいえMCUであるこの「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」も同様。
かつ、いろいろ過度に期待したりされる運命含め、重すぎるハンデを背負った映画ですね

そこは差し引いて考えるとしても「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」を単体で評価することは難しい

ピーター・パーカーがトニー・スタークを思うシーンや、
スターク社のジェット機🛩の中で新しいスーツを組み立てる際にトニーが聞いていた音楽♪をかけるとき、
観客としても、ぐっと込み上げてくる感情


それは「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」の中で得た感情ではなくて、「アベンジャーズ/エンドゲーム」に向けてのもの

敵となるミステリオも、ピーター・パーカーではなく、トニー・スタークに敵意を燃やし、トニー・スタークの亡霊と戦っているという構造。
…私がこういう状態(エンドゲームロス)から抜け出すのはいつのことなんでしょうね

…年末の「スター・ウォーズ」にでも期待しておくこととします

(「トイ・ストーリー4」あたりで簡単に上書きされるかもね

引き続き感想文。
冒頭のミッドタウン高校の校内放送テレビの中で、
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の“指パッチンbyサノス”と、
「アベンジャーズ/エンドゲーム」の“指パッチンbyハルク”の影響が語られる。
“指パッチンbyサノス”の際には、高校内で悲鳴の中、半分の人々が消えて行くシーン

5年後の“指パッチンbyハルク”では、突然復活する人々

“あの重大な事件”がコミカルに描かれているけど…
(「アベンジャーズ/エンドゲーム」にのめり込んだ立場からすれば不謹慎と思えるほどコミカル

…まぁ、この時世界がどういう状況だったかは伝わる描写


(ん




“指パッチンbyハルク”で、突然復活する人々は消えた場所に突然復活してくる描写。
この、同じ座標に復活してるっぽい描写は、ネットでも「墜落するヘリに乗ってた人らはどうなったんだ


なので、これを覆るようなともすれば悲惨な描写が今後出てこないことを祈る

で、この映画の中では“指パッチン”という単語が一般人の中でも定着

サノスやハルクやトニーがパッチンするところを見たのは、生き残っているのはヒーローのみ。
その中の不心得者が、面白がってこの単語を広めてしまったってことになるのだけど、
怪しいのは、
ピーター・パーカー(→ネッド→世間)
もしくは
スコット・ラング(→ルイス→世間)
ですかね

(そこまでこういうことにお堅くなさそうなイメージの、ストレンジもしくは魔法使い軍団から流出のの可能性も否めない

まぁ、日本語だと指パッチンだけど、英語だとフィンガースナップ(?)なのかな




あと、この“指パッチン”VTR
時系列では「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」終盤ぐらいで行われているミッドタウン高校体育館でのシーンなのだけど…
ニューヨークに宇宙人が攻め込んで来て、
有名なヒーロー、アイアンマンが行方不明。
同高校内でも課外授業を受けに行った生徒の少なくとも一人が行方不明なはずのなか、学校には普通に生徒がで登校



…流石はハウリング・コマンドーの孫は肝が座ってるってことなのでしょうかね

…脚本家が何も考えていないのか


この高校、さらに海外研修旅行とか行います。
半分復活後の世界は、意外と呑気で平和な様子。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」では心配した、混乱とか、食糧難とかは、どうも起こっている様子もなく平和。
ピーター・パーカーの友達は“都合よく”みんな消えていたらしく

うちの息子に似ているネッドもMJも放送部の女の子も高校生のまま。
「インクレディブル・ハルク」にも出て来た先生は、5年生きていたか復活したかは不明


…ああ、デシメーションで消えていていた人は呑気で、消えずに5年間を過ごした人は、ちょっと窮屈な性格になっちゃってるのかもしれませんね

…ハッピーは、消えなかったけど性格軽くなっていましたが

ここまでダラダラ書きつつ、途中で感想文の結論めいたことを書きますが、
この映画はヒーローが戦っている部分は、絵的には面白いけど、展開・ストーリーは月並み。
…幻のような世界で戦わされるスパイダーマンのシーンは、MCUの過去作品でなんども見せられたようなものだったし。
…アイアンマン亡き後に、ヒーローになるかどうか悩むピーター・パーカーなど、悩むスパイダーマンは何度も観たなぁ…と、
そんなヒーロー映画然としたシーンよりも、そのほかのシーンの方が面白く


学生生活、友達とのやりとり、ヨーロッパに青春しに行く青春ムービーとして随分面白いです

ヴァルチャーの娘のことはすでに忘れて、MJに告白しようとしているピーター

そんなことより、ヨーロッパに女性をナンパしに行こうという(とてもそんなことに向いているようには思えない

そういいながら、MJとピーターの仲をとりもとうとして失敗するネッド。
感の悪い教師

その効果で、なぜか自分の方に彼女ができてしまうくだり


その後のしたり顔発言


…等々、そういう映画として、ずっと面白く

エレメンタルズとか、ミステリオとか、イーディスシステムとか出てくると、ちょびっと邪魔な感じさえするのです。
ニック・フューリーの策略で、旅行がどんどんグレードアップしていくくだりは、ヒーロー映画でしかありえない展開とはいえ、面白かったですが。
(ところで、ニック・フューリーって現在、なんの組織に属していて、どこから資金がでてるんだろう

もちろん、MCUシリーズの1作品としての見所も多く。
クエンティン・ベックは、元スターク社社員で、
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の冒頭に出て来た何やらすごいホログラムシステムの開発者で、あのとき舞台袖にいました設定

…と、単発の後付け設定かとおもいきや、
その協力者の一人は「アイアンマン」でオバディアの下でアイアンモンガー作っていたやつ(こいつ国際犯罪の加担者だと思うのだけど、10年(15年





イーディスから出てくる端末ロボットから「ボイーン」みたいな音波兵器出てたの、あれ「インクレディブル・ハルク」の大学構内で使っていた兵器だよね

(先生といい、音波兵器といい「インクレディブル・ハルク」とのリンクが多いですな。「インクレディブル・ハルク」って、いろいろあってMCUでも蔑ろにされている感が否めないので嬉しいところ

ハッピーが盾投げようとするときは「お

スパイダーマンが、糸がなくなって、盾とハンマーで武装するときも「お

…他にもありそうですな。ソフト購入時にはゆっくり探します

スパイダーマン映画としても「らしく」なっており、
「スパイダーマン:ホームカミング」よりもスイングでのアクションが拡張。
ビル街をビュンビュンやるシーンも(最後の方で)ようやく登場。
…まぁ、その分今までなんとなく思っていたMCU内のスパイダーマン像は薄れた感もありますが、ここは今後の描き方に期待。
…で、このビル街スイングの後に衝撃のシーン。
個人的には、ここが衝撃すぎて、エンドロールのときの、スクラル人とか宇宙フューリーとかどうでもよかったかもしれません。
サム・ライミ版3部作のJ・K・シモンズが、そのままJ・ジョナ・ジェイムソン役で登場したのにはびっくりしました

なかなか面白いシーン

ただし、これがマルチバースへの安易な布石でないことは祈ります

今後のピーター・パーカーは呑気ではいられなくなるというシーンですが
一方で「スターク社とか、フューリーの力使えば、どうにでも収束できるんじゃね」とも思いましたけどね

…前述でどうでもいいと記載したスクラル人は「キャプテン・マーベル」を見ていない人にはポカーンだったかもしれないですね。
映画鑑賞中「今回のニック・フューリーはキレが悪い」と書こうとか思っていたのだけど、このシーンで納得

ミステリオのこと書いていませんでした。
公開前は本当にヒーローかもしれないとか言われていたが、アメコミファンは「どうせ詐欺だろう」としか思っていなかったミステリオ。
予告編では「アベンジャーズ/エンドゲーム」の量子世界の扉を開いた影響で、繋がってしまった異世界から来たヒーローとか言い出し、安易なマルチバース世界を匂わせていた彼

…個人的には、
「役者は詐欺師の似合いそうなジェイク・ジレンホールだし、ちゃんと詐欺師でいてくれるだろうし、マルチバースはブラフだ。」
と、思いつつ、
「しかし、マーベルスタジオ直営なら信用できるけど、ソニーピクチャーはなんとなく信用ならん、ほかの映画とつなげるための強硬策とるかもしれない


と、不安もいっぱいだった部分

結果、
ミステリオがちゃんと詐欺師で良かった

クエンティン・ベックの「ほら、ちょろかっただろ」
のセリフで(ピーターはピンチに陥ったにも関わらず



個人的にはMCUの世界観でマルチバースはピンときません


それやられたらアベンジャーズは、14,000,605通りの世界のことを気にしていかないといかん話にも繋がりかねません。
ということで(不利な点もあるとか色々書きましたが)点数は5点(5点満点中)
高得点つけておきながらですけど、
鑑賞から2週間、鑑賞時に面白かったと思ったのは間違いないけど、現時点であんまり覚えてないなぁという感もあり、
「アベンジャーズ/エンドゲーム」のようにのめり込んで観てはいなかったってことなのかもしれません。
随分乱文乱筆になってしまいましたが、こんなところで

ブルーレイを買って再鑑賞した際に思ったことは追記いたします。
…あ、ヨーロッパの風景とかも良かったよ

(当ブログ内の関連記事)
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では、このあたりで

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