ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

【映画】ラブリーボーン…(サブタイトル自粛)

2010-08-08 22:57:09 | 映画
「プロヴァンスの贈りもの」以来のサブタイトル自粛ですが、まぁ映画感想部分を読んでくださいませ

さて本日日曜日の行動…
午前中、チャチャタウンにあるTSUTAYAまでレンタルCDを返却に行って、帰宅後レンタルしてた映画を観ました…で、夕方に食料品の買い出し…以上
…折角の休みなのにねぇ

本当は散髪に行きたかったんだけどねぇ。真夏なのに、盆明けには出張とかあるのに、すげぇ鬱陶しいんだよね頭髪が…でも面倒で行動しませんでした



以下は映画観賞記録です。



「ラブリーボーン」
(監督:ピーター・ジャクソン、出演:シアーシャ・ローナン、マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、2009年アメリカ/イギリス/ニュージーランド)

TSUTAYA DISCASさんで「Dr.パルナサスの鏡」と一緒に届いた作品。2010年7月17日(土曜日)の深夜から日付が変わって、翌日18日(日曜日)の1:45頃までにかけて鑑賞。しました。鑑賞順番としてはひとつ前の記事「トイ・ストーリー3」の前になります。



ストーリー
アリス・シーボルトによる同名小説の映画化。
家族と幸せに暮らしていた14歳のスージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)は、ある日殺されてしまう。彼女は天国に至る死後の世界に辿り着くが、残された家族はこの事件を切欠にして崩壊していく。
詳しくは…http://www.lovelyb.jp/#home





ピロEK的感想&点数
この最初に書く事は映画への単純な批判ではないつもりなので、そのつもりで読んでください

…20年以上前でしたかね、世間では“究極の選択”なるネタ本が流行りました。
その中の有名な選択肢で『カレー味のウ○コと、ウ○コ味のカレー、どちらかを絶対に食べないといけないとすればどっちというものがもありました。
もちろん実際にそのような選択肢に迫られる事は無いのですが、まぁその答え次第でその方のセンスを測ったり測らなかったり…。

別の話
昔、会社の後輩が映画のDVDをたくさん持ってて、それを借りて観るって時の話(購入したDVDの貸し借りって合法なんだっけ…まぁ借りたかどうかは置いといて下さい)。
借りる映画の候補の中の一枚にニコラス・ケイジ主演の「8mm」という映画が…私が観る前に、以前こちらにも来られていたモモモモ太さんがこの「8mm」を評するに(彼、最近来てくれないなぁ…元気だろうか)…
『ずっとウ○コみたいな映像みせられちゃいますよ…』
との事。“ウ○コみたいな映像”ってのは比喩で、要は見たく無いモノを見せられちゃう映画って事らしいです…まぁ、私はそういうの得意じゃないので、その映画(「8mm」)はスルーしました
それ以後、猟奇殺人だの連続殺人だの、そういう映画に対して私は心のどこかで「ウ○コ映画」との認識で臨んでいる訳です

上記二つの話を総合すると…
この「ラブリーボーン」は、カレー味のウ○コだなぁ…と、そういう話です。
(伝わったでしょうか

美しく幻想的に表現された“あっち”の表現やら、「つぐない」以来、名演技を続け、かつ綺麗に成長もしてきている注目の子役(?)シアーシャ・ローナンといった要素で、良い感じに味付けされてはいても(※上記比喩で言えばカレー味部分…カレーって感じではないですが)…
根底にある連続殺人、死体遺棄、おそらくはレイプ…といった負の要素(※上記で言えばウ○コ)の印象を拭い去れないお話なんですよね

で、ソレを想像しちゃってうすら寒いというか、気持ち悪いというか

そういった負の体験をされた方や被害者の方で、かつ西洋の宗教文化の中にいる方にとっては、救済の部分もあるお話なのかもしれませんが…個人的には死後の世界なんて全く信用していないし(※宗教の否定、もしくは無神論とは違いますよ)。…まぁ宗教観云々になると長くなるのであんまり書きませんが。これが負の方向の話では無いと解釈するのが正しいのであれば、全く馴染めないというのが感想です。

これは結局、生き残った家族や友人が、彼女の魂は天国で平穏に暮らしている…と思って、リハビリが終了というお話なだけで…本人はやはり(残念ながら)恐怖の中で死んじゃっただけなハズ…というのが私の見解。
映画の展開は、被害者の末路を少しでも良いように解釈したい、生き残っている家族の都合なのではないのかなぁと(たとえそういう描写で無かったとしてもね)…最後に犯人が、天罰のごとき事故で死んじゃう…てのも下手すれば被害者家族の脳内の一部かも…とまで思ったりしてな。

…もちろん、辛い記憶と一緒に生きていくのはきついですから、そう至る事を否定しませんし、それは現実社会だと重要な事だとも思います。

でも、これは物語なんだから…確実に天国はあることを訴え、そこにいる亡くなった娘の活躍で、事件が暴かれ、家族が救われる…という、もっと具象でベタな展開にしてほしかったとも思う次第。
それだったらカレー味の云々…などと書かなかったかもしれない。そんな感じですね。

ここまでは主に脚本・テーマ(というか原作か)への意見。


…と、上記までは批判っぽかったですが映画全体としてはそんなに嫌いじゃないんですよね

映像の美しさ、退屈しないテンポ…なんかが普通に良い感じ
(映像に関しては、近年の映像が見どころ作品群の中で特にそんなに優れている訳でも無いですけど…まぁ普通に綺麗で面白いかな
事件に至る部分ではハラハラさせられたし、その後も家族が事件を如何に解決するかと思わされ(まぁソコはちょい裏切られたんですけど)、「ディスタービア」ばり(?)の妹の潜入捜査でもハラハラ
監督ピーター・ジャクソン。そしてシアーシャ・ローナン、マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズといった、私にとって過去にアタリだった映画に出てくる出演者一同…が醸し出すアタリ映画の雰囲気…にも中てられ…まぁ普通強といった評価ですかね


という事で点数は4点(5点満点中)
前述で“普通強”と書いたから、3点強とか、3.5点とかにしようかとも思ったのですが、ちょっと前に「サロゲート」の記事で4点映画の定義らしきものを書いたばかりで、それからすれば4点以下って事も無いだろうと…最近の甘め基準の中ではそれ以上に評価しても良いかもなぁ…とか考えた結果、間をとって4点としました


…あ、自粛したサブタイトル付きの記事タイトルは
【映画】ラブリーボーン…カレー味のウ○コ
…ですね



補足・蛇足
「つぐない」ではもっと子供だったシアーシャ・ローナンですが、この映画では綺麗に成長したなぁ…という印象
で、現在の彼女を雑誌やインターネットで見ると更に…おお良い感じに成長しています
そうですね…可愛いにも程があるベッキー・クルーエルにちょっと似てるかな(…ナニブンにも若い女の子は全部同じに見えるオジサンの言う事なので過剰に反応しないように)。

太ったり、小さいままだったりする子役が多い中、彼女(シアーシャ・ローナン)は美人女優になりますねこの調子だと

この映画の中で、彼女の家族を演じた俳優さんたちが、モンキー系のマーク・ウォールバーグ武蔵丸親方系のレイチェル・ワイズ、他にもスーザン・サランドンと、ちょいゴツい系というか骨太系な印象の方ばかりの中(体型の話ではありません印象の話。…あと、あの妹さんもチョイ骨太な感じかな)、彼女の線だけが細めな感じがして、そういう意味ではミスキャストかもしれないなぁ、いや亡くなっちゃう役だからわざとか…とか考えたのは私だけでしょうか

…と、意外と普通な内容の事書いちゃいましたね。蛇足なのに

まぁ、感想の所でカレーとウ○コの話とか書いてるからコレはコレでバランスなのかもしれません



では、今日はこのあたりで





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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TB有難う御座いました♪ (Aki.)
2010-08-09 04:15:35
こんばんは~♪
いっや~、しょーもないお話で・・・
個人的にはカレー味どころか、まんまウ○コ味のウ○コな映画でした--;
てか、これを感動作として(偽って?)売り出してる映画会社の気がしれませんね。

ではでは~、これからもよろしくお願いします♪
返信する
不完全燃焼 (KGR)
2010-08-09 09:54:08
映像はきれいだったけど、スージーの物語なのか、家族の物語なのか、何が主題だかよくわかりません。

一番気になったのは、スージーはいわゆる亡者で、あの世とこの世の狭間で悶々としていて「えーっ、それが心残りだったの?」ってことで、成仏していくわけですが、「これは私が天国へ行ってからのお話」だとか、「天国から見守り続ける」だの「天国にたどり着くが*崩壊していく家族の姿を見て」てのは違うんじゃないってことです。
返信する
ビール味のおし○こ (sakurai)
2010-08-10 08:35:40
う○こまではいかなかったかも。
なんですが、これは超騙された感です。
配給会社の人は、売る前にちゃんと見たのかと思います。
中身は、ピー・ジャクはあえて、難解なテーマに臨んだ・・・という話らしいのですが、その難解さにとらわれ過ぎて、散漫になってしまったように感じました。
DVD鑑賞の場合は、エンドまでちゃんと流すんですか?あのエンドは、人間の我慢の限界を超える長さでした。あすこで、見てて結構キレてた。
返信する
TBありがとうございました (maru♪)
2010-09-21 00:51:07
最近gooの方へこちらからTBできません。
不正なURLと言われてしまうので、リンクも貼れません。
コメントのみで失礼します。

なるほど・・・ 究極で言ってしまうとそんな味ですね(笑)
個人的には好きだったのですが、意外に評判が悪くて悲しいです・・・
多分、その辺りに原因があるんでしょうね。
返信する
おはようございました (iina)
2010-10-07 09:05:09
「ラブリーボーン」も「サロゲート」も、悪くはないものイマイチな感が残る映画でした。
ピロEKさんの例えは、ちと汚いですが言わんとすることは理解できます。本音での語り口
に味があるブログです。
Trackback ( 70 )に対してコメント ( 4 ) なのも日本のコミュニケーション不調の現実を現しています。
返信する
★★コメントありがとうございます★★ (ピロEK(Aki.さん、KGRさん、sakuraiさん、maru♪さん、iinaさんへ))
2010-10-09 03:32:06
★Aki.さんへ★

いつもコメントありがとうございます
反応が遅くなってしまい申し訳ありません

>てか、これを感動作として(偽って?)売り出してる映画会社の気がしれませんね。

私はそこまで強硬な事は言いたくないのですが…受け取り方は人によるでしょうし、難易度の高いテーマだったとも思うので。
ただ、私も感動作と言われちゃうと馴染めません。

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。




★KGRさんへ★

いつもコメントありがとうございます
反応が遅くなってしまい申し訳ありません

>映像はきれいだったけど、スージーの物語なのか、家族の物語なのか、何が主題だかよくわかりません。

原作は読んでいないので脚本の本質を評価しようもありませんが、なんとなく思ったのは、被害者のリハビリ感のあるストーリーかなぁと、命まではとられなかったけど似たような被害にあって、で、精神病んじゃって、それを直そうと頑張ってるけど、傍目にはちょっと支離滅裂気味。
“違うんじゃないかなぁ感”もそんなところから派生してたりして。
もしかしたら私の想像通り、原作者もしくはその近い人がレイプ被害者だったりすると悪いので強くは批判したくない…そんな感じです。
もしくは全くの想像で作ったストーリーだから、詰め・ディテールが甘いというだけかも知れませんけど。

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。




★sakuraiさんへ★

いつもコメントありがとうございます
反応が遅くなってしまい申し訳ありません

>中身は、ピー・ジャクはあえて、難解なテーマに臨んだ・・・という話らしいのですが、
>その難解さにとらわれ過ぎて、散漫になってしまったように感じました。

ピーター・ジャクソンはあの三部作の成功で、どうも好き勝手に映画をつくるのが正解…と悟った。と思っている私です。
もうちょっと締め付けるヤツが必要なのかも知れない。

> DVD鑑賞の場合は、エンドまでちゃんと流すんですか?あのエンドは、人間の我慢の限界を超える長さでした。あすこで、見てて結構キレてた。

あの3部作で、さらに長くしたエクステンデット何某…というのまで売れに売れて(※買いました)
次に、なかなかゴリラが登場しない長い映画を作って、
ピーター・ジャクソンは、とにかく長いのが正解…と悟った。と思っている私です。
で、答えは“ながら鑑賞”です。
そのときは、あのエンディングが流れている横でブログ記事かいてたと思います。

ちなみにビール味のオシッコなら…我慢すれば飲めるかも知れません。もちろんそんな物は無いから言っていますけど

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。




★maru♪さんへ★

いつもコメントありがとうございます

>最近gooの方へこちらからTBできません。
>不正なURLと言われてしまうので、リンクも貼れません。

gooブログに問い合わせてみると良いですよ。問い合わせをどうやるんだったかは忘れちゃいましたが、私も私自身にトラバとURL入力が出来なくなった事が数回あります。トラバ送りすぎたら、そうなっちゃったりするみたいで、早めに解決してくれます。

>個人的には好きだったのですが、意外に評判が悪くて悲しいです・・・
>多分、その辺りに原因があるんでしょうね。

微妙な問題とか宗教を扱っていますから、受け取り方は両方に触れがちな作品ですよね。
私は記事に内容のように思っちゃいましたが、作品を気にいった方が悲しむ事でもないと思います。




★iinaさんへ★

いつもコメントありがとうございます

>ピロEKさんの例えは、ちと汚いですが言わんとすることは理解できます。本音での語り口
>に味があるブログです

お褒め頂いているのだと思います。
私は自分の文章がクドくて、調子が悪いとグダグダになる…と自己評価しているのですが、
やはり褒めていただけるとうれしく思います。ありがとうございます。

> Trackback ( 70 )に対してコメント ( 4 ) なのも日本のコミュニケーション不調の現実を現しています。

このTrackback (70)の方々のほとんどは、私からトラバを投げてエコーしてくださった方ですね。
ブログが普及して以降、トラバについて色々な考え方や使い方があると思うのですが、私の方式として同じテーマで書かれた記事を、時間があればチョイチョイ検索、でトラバを投げさせていただきます。目的は自分の記事が多くの人の目に触れるチャンスを作るためですね。
で、投げた先の記事に全て目を通すかといえば…否です。気にかかる文章なんかが目に付けば読みます。
投げていただいたトラバを全てチェックするかについても…否です。こちらも概要文が気にかかったところに良く程度。
コメントを頂いた方のブログは基本的にチェックします。で、遅くはなりますがお返事や感想も書かせていただくという方式ですね。
…この事が良いか悪いかは別にしていただいて、日本人のコミュニケーション不調というよりも私のせいという事になるのかも知れません。

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
返信する
8117 (iina)
2010-10-09 09:05:19
コメントやTBへの取り組みは、iinaと同じ判断基準でした。
コメントには必ず回答します。アドレスを置き忘れた方に、ハンドルネームを手がかりにgoo-blog内
を検索して極力返信を心がけます。(^^ゞ

ブログもツイッター等も、ツールの一種でファッション感覚なのでしょう。好悪は別にして それは
それで世相を反映していて好いとも思っています。
それにしてもTrackback (73)の反応は、努力の積み重ねを思います。
返信する
★★コメントありがとうございます(2)★★ (ピロEK(iinaさんへ))
2010-10-28 20:58:42
★iinaさんへ★

更にお返しのコメントまでいただきまして、ありがとうございます

ブログやツイッターなんかには各々の基準が合って、それで意見が対立なんて状況も多々あるようですね。
それはそれでネットが成熟してきた証という事でもあるのかなぁ…。
Trackbackへの努力ですが、最近キツくなってきてもいるので、もうちょっとやり方を考えたいなぁとかも思います。
常連の方だけに上手く送るような良い方法があれば採用したいんですけどね。

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
返信する

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