【映画】スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ…石橋貴明が出てなきゃ評価アップ

好調好調。
今年に入ってこんなに連日更新したのは初めてです（内容が無いとはいえね）。
…で、ここいらがへたり時なんですけどね

今日は朝と夕方から少しだけ出かけて、あとは寝てました。
天気いいのに涼しくて…気持ちいいから気がついたらウトウトと…天気の良さをまたもや無駄遣いしたピロＥＫです。

先ほど（夕方）出かけた際、ガソリンスタンドまたもや並んでいました。
長い目で見たら無駄な行為にしか思えないんですけどねぇ…。
週末しか車を使わないような人だったらこの差額は大きいのでしょうか（？）
私の場合、月に２回ほど満タン給油するから、１回分が少し安くなるってだけで、効果の比率が少ないから無駄って思ってしまいますけど、まぁ人それぞれなのでしょうねぇ。
…ちなみに自転車通勤すると、距離分のガソリン代金と同じぐらいスポーツ飲料を飲んでしまい、経済的には何ら得ではない私です。



さて、本日は映画レビュー。



「スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ」
（監督：三池崇史、出演：伊藤英明、佐藤浩市、伊勢谷友介、2007年邦画）

TSUTAYAさんで「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」のVol.2、Vol.3と一緒にレンタル。
（※「ハンナ・モンタナ」のレビュー予定はありませんが、マイリーのお兄さんは相変わらず伊藤利尋に似ております）
話を戻しますが…
「スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ」は、2008年5月25日（日曜日）に鑑賞しました。



ストーリー
壇ノ浦の戦いから数百年後。とある山あいの寒村では平家再興の埋蔵金をめぐり、ともに無法者と化した、平清盛（佐藤浩市）率いる平家の末裔と、源義経（伊勢谷友介）率いる源氏の末裔が村人を巻き込みながら対峙していた。そこに一人の凄腕ガンマン（伊藤英明）が流れ着く。劣勢な方に味方に付くというガンマンだったが…
詳しくは…http://www.so-net.ne.jp/movie/sonypictures/homevideo/sukiyakiwesterndjango/





ピロＥＫ的感想＆点数
この映画の元ネタはマカロニ・ウェスタンだと思うのですが、マカロニ・ウェスタンなどというものは観たことがない私。イーストウッドのやつさえ観たことがありません。「ジャンゴ」っていうタイトルの由来も分かりません。
…最後にあの子供がイタリアに渡って“ジャンゴ”と呼ばれるようになるっていうことだから人の名前なのでしょう。
サブちゃんが歌っていた主題歌が…映画「続・荒野の用心棒」のテーマ曲「さすらいのジャンゴ」って曲の日本語カバーだってのはインターネットで知りましたが、他にも「情無用のジャンゴ」なんていう映画もあるみたい（※ウィキ調べ）。ジャンゴってキャラはマカロニ・ウェスタンの中では有名なんですかねぇ（？）…少なくともクローントルーパーの元になったあの方は関係ないよね…詳しい方がいたら教えてくださいませ（西部劇好きな、私の父親に聞いた方が早いかもしれませんけど）。


さてマカロニ・ウェスタン云々はさておき…この映画ですが…

こういう企画自体が一番面白いってプの “出オチ映画”としては、割とまとまってるし、ストーリーも破綻していないし、思ってたよりも随分シッカリした作品だとは思ったのですが…
鑑賞終えてみると、
面白いような面白くないような…微妙です（評価が下方気味に微妙）
前半は割と面白い雰囲気なんだけど…後半だらけるというか、飽きるというか…結果どうでもいい感じの映画です。
もっとも“ドウデモイイ企画もの映画”が乱立する日本映画界（？）においては、それほど悪目立ちする映画ではございませんが、仮に海外輸出まで視野に入れてるんであれば“それは痴がましいでしょ”というのが正直な感想

全編英語（※ご丁寧に日本語吹き替え版は本人以外の声優が吹き替え）
…ってのも個人的には、なんだか鬱陶しいだけで特にこの作品の“味”なんて風には思えなかったんだよね。

更には…
演技派と言われる（？）香川照之を使って何故かゴラムのパロディをやらせちゃったり…

木村佳乃のダンスのシーン…そんなにダンス上手くないし、結構な時間使うからダラけちゃって…
他のシーンも割と間延び気味だったような…
このペースの悪さが日本映画全般の悪い点だと私は思っているのですが、映画関係者はお気づきにならないんですかねぇ（？）


単発映画のヤラレ役なのにヤケに個性を主張する源平双方の面々もほとんど鬱陶しい感じで
（義経と清盛以外は“その他大勢”で良いと思うんだけどねぇ…）
安藤政信とかも鬱陶しいキャラづけされてて…「もう歯とか良いから話先にすすめてよ…」とか心の中でぼやいちゃいました

一番ダメだと思ったキャラは（というか寧ろムカつきました）弁慶
キャラとしてというよりも、個人的に石橋貴明が嫌いなんだけど、今回もかき乱してくれました
私の場合、映画に彼が出ているだけでマイナス１点の追加ポイントが発生する訳ですが（とんねるずって、憲さん一人だったらいいのに）、下手ですねぇ演技とかキャラづくり…
下手な顔の演技も嫌。

下っ端キャラの名前が、イチロー、マツイってネタも面白くない。
アニオタのタランティーノが息子に「アキラ」っていう名前つけたっていうネタも同様。
外国映画でのネタなら同じネタで笑うけど、日本映画でやるのは如何にもカンが悪いでしょ。


ここまで結構貶しちゃったので、そろそろ良かった探しを…

先住民役に徹して文句の表情も見せない塩見三省。
話さなかった（面白くないネタをふられなかった）事が幸いしてか、実にナイス
日本人なのにネイティブ・アメリカン風な人を“やらされてる”のは面白かったですね。

最近立て続けに映画出演しているところをみかけるクエンティン・タランティーノ。
「デス・プルーフ in グラインドハウス」と「プラネット・テラー in グラインドハウス」では、他の役者さんに比較すると下手だなぁ…なんて思ってたのですが、この映画の中ではナカナカ
周りのムリヤリ英語の中にいると、お一人だけ悪目立ちするようなことも無く…これってタランティーノを誉めてるっていうよりも、日本人俳優さんたちとこの映画の企画自体を揶揄した意見ですかねもしかして

主演の伊藤英明は普通かな…主役なのに目立たない分、平常心のキャラを保てていたような
…実際には合法ドラッグのご経験もある伊藤英明氏が一番平常心な演技っていう隠しネタ（？）はナイス



ということで、石橋貴明分（マイナス１点）も含め
２点（５点満点中）。
意気込みは買う作品です…子供が考え付く程度のネタだとはいってもね。
もしも、同様のスキヤキ・ウェスタンシリーズ作品が企画されるのなら次回作に期待。もっと精度を高めて見応えのある映画としてほしいところです。
…仮に、今作の出来で三池崇史監督が自信満々だったりするんだったら…Vシネマ監督に戻ってほしいと思うピロＥＫでした。

…この調子だと「ヤッターマン」もイマイチだろうなぁ多分。



補足・蛇足
海外の映画祭か何かで、伊勢谷友介と木村佳乃のツーショット記者会見ってのを見ましたが、伊勢谷友介氏ってのはウザいキャラですなぁ…＆お薬の香りがする人物でもあります。



では、今日はこのあたりで





★当ブログ内映画ＤＶＤレビューの検索はこちらで★

goo 映画