今日から3月ですねぇ。
1月は行く、2月は逃げる(※以下、この話は何度もしているので略)
夜勤明けの土日な現在なのですが、
以前夜勤をやっていた頃に比べると体調が戻りにくくなっているようです
昨日も今日も寝てばっかりで(今日も昼過ぎまで寝ちゃいました)…最低限の用事しか済ませられそうにありません
今日は随分と天気がいいけど、無理に出かけず家でブログの下書きでもしようかと考えております
…あ~、レンタルビデオ返却とちょっとした買い物には行かないといけないなぁ
さて、映画鑑賞記録です。
「イースタン・プロミス」
(監督:デヴィッド・クローネンバーグ、出演:ヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセル、2007年イギリス/カナダ/アメリカ)
TSUTAYAさんで「奇跡のシンフォニー」、「西の魔女が死んだ」と一緒にレンタル。
2009年2月7日(土曜日)の夜に鑑賞致しました。
映画鑑賞記録ですが、仕事が忙しくなったことも手伝って以前に輪をかけて停滞気味です。この映画の後に5、6本溜まっていて、内容を忘れそうで怖いです
もっとサクっと早めに書くようにしないとイカンですかねぇ
…私の記事って内容が無い割にはダラダラですからねぇ
ストーリー
ロンドンの病院で働くアンナ(ナオミ・ワッツ)のもとに妊娠したロシア人少女が運び込まれる。出産の直後少女は息を引き取り、生まれた赤ん坊とロシア語で記された日記が残される。翻訳した日記の内容をもとに手がかりのロシア料理レストランを訪れたアンナは、そこでオーナーの運転手をしているニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)という男と出会う。
詳しくは…http://www.easternpromise.jp/
ピロEK的感想&点数
えーっと…
「クローネンバーグ作品を他にも観てみたい」
「みなさんオススメの作品を教えてください」
などと「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の記事を書いた時に言い放っていた私
で、優しい皆さんが本気で反応してくれ、いくつかのオススメ作品まで教えてもらっておきながら、結局次回作であるコレまで何も手を付けなかったイイカゲン人間な私
…その節、お世話になった方々、こんな私でゴメンナサイ
で「ヒストリー・オブ・バイオレンス」以来となるクローネンバーグ作品鑑賞となったのですが…
こいつも面白かったですわ
ヴィゴの迫真の演技
ロシアン・マフィアの真に迫る描写(もちろん本物がどんなだかは知りませんけど)
淡々とみせて行く犯罪描写の怖さ
評判だった素っ裸バトルも痛いわ、凄いわな名シーン
そんなこんなを総合して名作の貫録がある作品なんじゃないですかねぇコレ
お話自体は割と単純で、ストーリーのキモであるヴィゴ演じるニコライの正体にも割と早めに気がついちゃうんだけど、全体の見せ方が上手いから退屈させられず、惹きこまれながらの鑑賞となりました
デヴィッド・クローネンバーグとヴィゴ・モーテンセンのコンビってのは良い感じです。黒澤&三船的な貫録も出てきつつあるんじゃないですか(なんて言いながら黒澤作品はあんまり観たこと無い私だけどね)
で、そんな風に面白いんですけど、
割と嫌なものばかりをずっとみせられる作品でもありまして、
エグい殺人シーンの数々…殺人以外でも最初に少女が助けを求めるシーンも含めて血はかなりの量見せられますねぇ…とか、死体処理だの、人身売買だの、売春強要だの、そしてフリチンとかね。
(この映画の内容を書いてたらトラックバック投げる際のフィルターに何らかの形で抵触しそうですねぇ)
フリチンはモロに映ってるように思えましたが、こういうのっていつ頃から本邦でも解禁になったんですかねぇ
ボカシなんかをかけちゃうと滑稽&かえってのイヤらしさ増なので、モロ描写は個人的にはアリだとは思いますが
で、テーマは恐ろしい犯罪なのですが…
加害者も被害者も巻き込まれた人たちも、なんだか淡々としていて簡単には狼狽えない人ばかりっていう印象も…唯一感情を強めに表すキャラはいつもはフランス人の(ロシア人には見えない)バカ息子さんぐらいでしたからねぇ…一般人であるはずのアンナも含めて堂々とし過ぎている感じかな。
…こういう薄い感情描写が良いのか悪いのかは???ですが、
感情描写が最小限なお陰でか、観ている側にとってはニコライが心の裏側で考えている事が伝わってきやすかったり、妙に心理描写が多かったりしないからストーリーに専念出来たり…と、多分プラスに働かせるためのあえての演出なのかな
…ただマフィアの中だけだとこの淡々感も違和感が無いんだけど、一般人が心強過ぎるだろうという感はチョイあるかも(勝手に演出だと思っておりますが、ナオミ・ワッツに感情が無いだけなのかもしれないですねぇ)
で、点数ですが5点(5点満点中)。
上記までで色々書いてるけど基本的には貶していないでしょ(プラスかマイナスか分からないけど気がついたポイントを羅列しただけですね)。
個人的には「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の方がチョイ上の評価だったりもするのですが、5段階配点だとこちらも満点
どうにも文章力がいつも以上にスランプで何も書けていない記事ではありますが、兎も角面白かったです
R指定に抵触しない方にはオススメ作品であります
補足・蛇足
今日は蛇足でも補足でも無いです
(蛇足は「フリチン」と「フルチン」の違いの話…この話題は広がりそうにないのでサブタイトルだけに留めました…以外には思い浮かばなかったので…)
で、普通の感想の続き…上記までに上手く織り込めなかったのでここで
この映画で分かりづらかった部分が一つ。
あの殺人床屋さんのポジションです。
サウナで殺し屋を誘導するのも彼ですよね
…何故最初に殺されるロシア人を甥に殺させたのか
…甥は誰から復讐されたのか(何故その矛先は床屋さん自体に向かないのか)
…で、ニコライ暗殺未遂のバックグラウンドの詳細は
彼(床屋)の周囲が一番謎だと思うんだけどねぇ…一回の鑑賞では読み解けませんでしたわ
(結構重要な部分な気がしてるんだけどねぇ)
何方か解説をお願いいたします
で、床屋で喉を掻き切られて殺されちゃうって…公開時期が近い、同じ80回アカデミー賞(主演男優賞)で競った別作品への当て擦りか何かだったりします
(最後にチョビットだけ蛇足っぽくなって良かったです)
では、今日はこのあたりで
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1月は行く、2月は逃げる(※以下、この話は何度もしているので略)
夜勤明けの土日な現在なのですが、
以前夜勤をやっていた頃に比べると体調が戻りにくくなっているようです
昨日も今日も寝てばっかりで(今日も昼過ぎまで寝ちゃいました)…最低限の用事しか済ませられそうにありません
今日は随分と天気がいいけど、無理に出かけず家でブログの下書きでもしようかと考えております
…あ~、レンタルビデオ返却とちょっとした買い物には行かないといけないなぁ
さて、映画鑑賞記録です。
「イースタン・プロミス」
(監督:デヴィッド・クローネンバーグ、出演:ヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセル、2007年イギリス/カナダ/アメリカ)
TSUTAYAさんで「奇跡のシンフォニー」、「西の魔女が死んだ」と一緒にレンタル。
2009年2月7日(土曜日)の夜に鑑賞致しました。
映画鑑賞記録ですが、仕事が忙しくなったことも手伝って以前に輪をかけて停滞気味です。この映画の後に5、6本溜まっていて、内容を忘れそうで怖いです
もっとサクっと早めに書くようにしないとイカンですかねぇ
…私の記事って内容が無い割にはダラダラですからねぇ
ストーリー
ロンドンの病院で働くアンナ(ナオミ・ワッツ)のもとに妊娠したロシア人少女が運び込まれる。出産の直後少女は息を引き取り、生まれた赤ん坊とロシア語で記された日記が残される。翻訳した日記の内容をもとに手がかりのロシア料理レストランを訪れたアンナは、そこでオーナーの運転手をしているニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)という男と出会う。
詳しくは…http://www.easternpromise.jp/
ピロEK的感想&点数
えーっと…
「クローネンバーグ作品を他にも観てみたい」
「みなさんオススメの作品を教えてください」
などと「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の記事を書いた時に言い放っていた私
で、優しい皆さんが本気で反応してくれ、いくつかのオススメ作品まで教えてもらっておきながら、結局次回作であるコレまで何も手を付けなかったイイカゲン人間な私
…その節、お世話になった方々、こんな私でゴメンナサイ
で「ヒストリー・オブ・バイオレンス」以来となるクローネンバーグ作品鑑賞となったのですが…
こいつも面白かったですわ
ヴィゴの迫真の演技
ロシアン・マフィアの真に迫る描写(もちろん本物がどんなだかは知りませんけど)
淡々とみせて行く犯罪描写の怖さ
評判だった素っ裸バトルも痛いわ、凄いわな名シーン
そんなこんなを総合して名作の貫録がある作品なんじゃないですかねぇコレ
お話自体は割と単純で、ストーリーのキモであるヴィゴ演じるニコライの正体にも割と早めに気がついちゃうんだけど、全体の見せ方が上手いから退屈させられず、惹きこまれながらの鑑賞となりました
デヴィッド・クローネンバーグとヴィゴ・モーテンセンのコンビってのは良い感じです。黒澤&三船的な貫録も出てきつつあるんじゃないですか(なんて言いながら黒澤作品はあんまり観たこと無い私だけどね)
で、そんな風に面白いんですけど、
割と嫌なものばかりをずっとみせられる作品でもありまして、
エグい殺人シーンの数々…殺人以外でも最初に少女が助けを求めるシーンも含めて血はかなりの量見せられますねぇ…とか、死体処理だの、人身売買だの、売春強要だの、そしてフリチンとかね。
(この映画の内容を書いてたらトラックバック投げる際のフィルターに何らかの形で抵触しそうですねぇ)
フリチンはモロに映ってるように思えましたが、こういうのっていつ頃から本邦でも解禁になったんですかねぇ
ボカシなんかをかけちゃうと滑稽&かえってのイヤらしさ増なので、モロ描写は個人的にはアリだとは思いますが
で、テーマは恐ろしい犯罪なのですが…
加害者も被害者も巻き込まれた人たちも、なんだか淡々としていて簡単には狼狽えない人ばかりっていう印象も…唯一感情を強めに表すキャラはいつもはフランス人の(ロシア人には見えない)バカ息子さんぐらいでしたからねぇ…一般人であるはずのアンナも含めて堂々とし過ぎている感じかな。
…こういう薄い感情描写が良いのか悪いのかは???ですが、
感情描写が最小限なお陰でか、観ている側にとってはニコライが心の裏側で考えている事が伝わってきやすかったり、妙に心理描写が多かったりしないからストーリーに専念出来たり…と、多分プラスに働かせるためのあえての演出なのかな
…ただマフィアの中だけだとこの淡々感も違和感が無いんだけど、一般人が心強過ぎるだろうという感はチョイあるかも(勝手に演出だと思っておりますが、ナオミ・ワッツに感情が無いだけなのかもしれないですねぇ)
で、点数ですが5点(5点満点中)。
上記までで色々書いてるけど基本的には貶していないでしょ(プラスかマイナスか分からないけど気がついたポイントを羅列しただけですね)。
個人的には「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の方がチョイ上の評価だったりもするのですが、5段階配点だとこちらも満点
どうにも文章力がいつも以上にスランプで何も書けていない記事ではありますが、兎も角面白かったです
R指定に抵触しない方にはオススメ作品であります
補足・蛇足
今日は蛇足でも補足でも無いです
(蛇足は「フリチン」と「フルチン」の違いの話…この話題は広がりそうにないのでサブタイトルだけに留めました…以外には思い浮かばなかったので…)
で、普通の感想の続き…上記までに上手く織り込めなかったのでここで
この映画で分かりづらかった部分が一つ。
あの殺人床屋さんのポジションです。
サウナで殺し屋を誘導するのも彼ですよね
…何故最初に殺されるロシア人を甥に殺させたのか
…甥は誰から復讐されたのか(何故その矛先は床屋さん自体に向かないのか)
…で、ニコライ暗殺未遂のバックグラウンドの詳細は
彼(床屋)の周囲が一番謎だと思うんだけどねぇ…一回の鑑賞では読み解けませんでしたわ
(結構重要な部分な気がしてるんだけどねぇ)
何方か解説をお願いいたします
で、床屋で喉を掻き切られて殺されちゃうって…公開時期が近い、同じ80回アカデミー賞(主演男優賞)で競った別作品への当て擦りか何かだったりします
(最後にチョビットだけ蛇足っぽくなって良かったです)
では、今日はこのあたりで
甥は誰から復讐されたのか<ロシア人の従弟だか兄弟。
ニコライ暗殺未遂のバックグラウンドの詳細<パパが息子の身代わりにハメた・・んじゃなかったっけ?
一生懸命思い出そうとしましたが、
だいぶ忘れちゃってます
話の中身のインパクトは薄かったようです。
彼の作品にしちゃ、やっぱひねりがすくなかった?
普通のマフィアの物語の域を抜き出てなかった・・・のかもと思いかえしてます。
でも、もっかい見ようとは思わないしなあ。
目のやり場に困りますし
あれってモロに見えてましたか?
そうか~。
もっと目を凝らすべきだったか・・・。
ボカシが入るよりも絶対にイイですよね。
ボカシは変にいやらしく感じますから。
いつもコメントありがとうございます
>一生懸命思い出そうとしましたが、
>だいぶ忘れちゃってます
色々解説いただきまして、ありがとうございます。
お手数おかけいたしました。
何にしても、細かい事は重要なのに…多少説明不足…そんな感じの映画だと思いました。まぁこのくらいの塩梅が映画の雰囲気作りに一役買っている点もあるんですかねぇ(?)
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願い致します。
★sakuraiさんへ★
いつもコメントありがとうございます
>頑張って思い出そうとしてますが、やはり↑と同じく、ほとんど中身忘れてます。
何か皆さんにお手数をお掛けしてしまってスイマセン。
>普通のマフィアの物語の域を抜き出てなかった・・・のかもと思いかえしてます。
主人公は普通に正義側のひとだったですしねぇ。
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の方が何かと複雑なお話ではありましたね。
>目のやり場に困りますし
微妙なボカシが入っていたのか、どうなのかはハッキリ分かりませんでしたが、
ぷらんぷらんとはしておりましたからねぇ。
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願い致します。
★ミチさんへ★
いつもコメントありがとうございます
>もっと目を凝らすべきだったか・・・。
多分ボカシは入っていないと思うんですけどねぇ…うっすらとボカシって可能性もありますが、ぷらんぷらんとはしておりました。
DVDだったら見えないけど、ブルーレイだったらクッキリハイビジョンってな可能性もありますねぇ。チェックする気は全く無いですけど
>ボカシは変にいやらしく感じますから。
普通の映画でボカシ入ると「そんなつもりじゃないんだけどなぁ」と余計な再認識させられてしまい、なんか変ですよね。
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願い致します。
作品としては「ヒストリー~」の方が面白かったですね~
まぁもっと言うならやっぱりクローネンバーグは
SFバイオレンスホラー系の方が面白いので
またそういう作品を撮って欲しいです。
いつもコメントありがとうございます
>作品としては「ヒストリー~」の方が面白かったですね~
「ヒストリー~」は原作がグラフィックノベル(漫画?)というやつみたいなので、あちらのほうが漫画っぽい分、娯楽度が高いような気もしますね。こちらは、より真面目な感じかな。
私としても当時の記事を読むと「ヒストリー~」の方が評価高いようです。
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。