先週末更新をとばしたピロEKです
忙しかった訳ではなくて、記事にまとまったネタがなかったわけなんですけどね。
で、今日はオススメ映画にもかかわらず、ヤッツケでまとめちゃった記事です。
「キングダム・オブ・ヘブン ディレクターズ・カット」
(監督:リドリー・スコット、出演:オーランド・ブルーム、エヴァ・グリーン、リーアム・ニーソン、2005年アメリカ)
昨年11月末に購入したDVDソフトです(散財報告はこちら)
2006/2/15まで数日に分けて鑑賞。
その後コメンタリー版も鑑賞しました
ストーリー
12世紀、十字軍がエルサレムを奪って100年が過ぎた時代。
フランスのとある村の鍛冶屋バリアン(オーランド・ブルーム)は、妻子を失い悲しみにくれていた。そんな彼の前に十字軍の騎士ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)が現れる。彼はバリアンの実の父親であり、バリアンを十字軍に誘うのだが…
前回の記事も参照ください…
http://blog.goo.ne.jp/piro-ek0324/e/cfa095b39406eafa83a2f69a4650ff34
詳しくは公式サイトへ…
http://www.foxjapan.com/movies/kingdomofheaven/
http://www.kingdomofheavendvd.com/(DC版海外サイト)
ピロEK的感想&点数
キングダム・オブ・ヘブンDCのDCは、DCといってもドリームキャスト(by.セガ)ではなくて、ディレクターズカット版のことですので、注意して下さいね。
監督のリドリー・スコットが本当に世に出したかった形の「キングダム・オブ・ヘブン」とのこと。
未公開シーンを約50分追加したDVDのみのバージョン。
この通常版は随分前…ブログ始めた頃に記事にしたのですが、
その際の点数は5点満点でした。
私は元々、騎士とか剣とか鎧とか出てくる映画がものすごく好き。
これは高校生の頃に流行ったファンタジーと、テーブルトークロールプレイングゲーム(TRPG)に由来する部分が大きいのは、何度も記事にしていることですが、最近はCGも含めた特撮技術の進歩で本当に素晴らしく、かつては表現が困難だったと思われるファンタジー映画や、歴史スペクタクル映画がドンドン出てきています。
となると、観る側の目も多少は肥えてくる訳でして、
今私の中で、こういう中世風舞台の映画の基準は、超ヒット作品でもある「ロード・オブ・ザ・リング」な訳です(そういえば3作目は記事にしていないですねぇ)。
歴史スペクタクルに限定しても「グラディエーター」が基準かな。
その基準が如何に辛い基準かは言わずもがな。
で、この「キングダム・オブ・ヘブン」ですが、劇場公開版(通常版)でも十分基準値に達する出来と感じておりました(だから5点付けました)
が、このディレクターズ・カット版は、更に更に実に素晴らしい形に編集されています。
リドリー・スコットが自信満々にイントロダクションで語っているだけのことはアリです
冗長にはなっていません(長いのは長いけどね)
劇場公開版と異なる部分ですが、
最初にバリアンに殺されちゃう司祭。劇場版だとナンだか単なる嫌な男なヤツですが、
彼がバリアンの弟で、兄のことを嫉んで嫌いという設定が浮上。
バリアンを殺人の咎で追ってきて奇襲かける連中。
あの連中、劇場版だと乱暴な連中だなぁとしか思わなかったのですが、
あの中のリーダーがバリアンの従兄弟ということも判明。
バリアンがゴットフリーから受け継ぐ財産を狙うが為にあんな乱暴な考証に出たということらしいです。
バリアンの騎士道についての考え方も深く描かれます。
一番重要なのはシビラ〈ボンド・ガール〉の子供の件。
彼女がギーを王様に任命するのは、史実とはいえイマイチ納得できなかった劇場公開版ですが、
騎士道を重んじるバリアンにナンだかフラレちゃったシビラ。
で、一度はエルサレム王ボードワン5世として即位するシビラの子供も、兄と同じライ病だと知ったシビラが安楽死させて、まぁ色々あってあんな心境になったのが、良くわかります。
(実はイマイチ理解していなかったりして)
重要なのは上記っぽいですが、個人的にはディスク1が終わったときのINTERMISSIONの表示とトイレに行ってもよさげなBGM
長編歴史スペクタクルといえば途中休憩ですよねぇ。
たんなるディスクつなぎではなく、リドリー・スコットのこだわりと理解いたしております
劇場版だとバリアンは巻き込まれ型・受動的な主人公っぽかったのですが、
追加シーンにより能動的主人公となっております。
(INTERMISSIONの件は関係無いですけどね)
なんとも説明不足で映画の魅力は伝わっていないとは思いますが、
とにかくオススメの1本
点数を付け直せば7点(5点満点中)。
今のところ「ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間」と並ぶ最高点です
セル版でしか観れない作品ですが、是非オススメ
是非買ってください
そんなに高い金額でもないし、
買わないと観れませんよ
あえてのマイナスポイントというか、残念な点は、
アメリカ発売版では4枚組(特典ディスク2枚付)だったのに日本版は2枚組(本編のみ)なこと。
あとで、4枚組が発売されそうで恐いです
…「ブラックホーク・ダウンスペシャル・エクステンデッド・カット 完全版」も買おうかどうか悩み中です(こちらの情報求むです)。
補足・蛇足
「ダ・ヴィンチ・コード エクステンデッドバージョン」の時は、買うなという評価だった私
アレ高いしね。
今回は、逆にかなりのオススメ
…今回、こんなに勧めるんだったら、アフィリエイト付けときゃ良かったです
では、今日はこのあたりで
★当ブログ内映画DVDレビューの検索はこちらで★
goo 映画
忙しかった訳ではなくて、記事にまとまったネタがなかったわけなんですけどね。
で、今日はオススメ映画にもかかわらず、ヤッツケでまとめちゃった記事です。
「キングダム・オブ・ヘブン ディレクターズ・カット」
(監督:リドリー・スコット、出演:オーランド・ブルーム、エヴァ・グリーン、リーアム・ニーソン、2005年アメリカ)
昨年11月末に購入したDVDソフトです(散財報告はこちら)
2006/2/15まで数日に分けて鑑賞。
その後コメンタリー版も鑑賞しました
ストーリー
12世紀、十字軍がエルサレムを奪って100年が過ぎた時代。
フランスのとある村の鍛冶屋バリアン(オーランド・ブルーム)は、妻子を失い悲しみにくれていた。そんな彼の前に十字軍の騎士ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)が現れる。彼はバリアンの実の父親であり、バリアンを十字軍に誘うのだが…
前回の記事も参照ください…
http://blog.goo.ne.jp/piro-ek0324/e/cfa095b39406eafa83a2f69a4650ff34
詳しくは公式サイトへ…
http://www.foxjapan.com/movies/kingdomofheaven/
http://www.kingdomofheavendvd.com/(DC版海外サイト)
ピロEK的感想&点数
キングダム・オブ・ヘブンDCのDCは、DCといってもドリームキャスト(by.セガ)ではなくて、ディレクターズカット版のことですので、注意して下さいね。
監督のリドリー・スコットが本当に世に出したかった形の「キングダム・オブ・ヘブン」とのこと。
未公開シーンを約50分追加したDVDのみのバージョン。
この通常版は随分前…ブログ始めた頃に記事にしたのですが、
その際の点数は5点満点でした。
私は元々、騎士とか剣とか鎧とか出てくる映画がものすごく好き。
これは高校生の頃に流行ったファンタジーと、テーブルトークロールプレイングゲーム(TRPG)に由来する部分が大きいのは、何度も記事にしていることですが、最近はCGも含めた特撮技術の進歩で本当に素晴らしく、かつては表現が困難だったと思われるファンタジー映画や、歴史スペクタクル映画がドンドン出てきています。
となると、観る側の目も多少は肥えてくる訳でして、
今私の中で、こういう中世風舞台の映画の基準は、超ヒット作品でもある「ロード・オブ・ザ・リング」な訳です(そういえば3作目は記事にしていないですねぇ)。
歴史スペクタクルに限定しても「グラディエーター」が基準かな。
その基準が如何に辛い基準かは言わずもがな。
で、この「キングダム・オブ・ヘブン」ですが、劇場公開版(通常版)でも十分基準値に達する出来と感じておりました(だから5点付けました)
が、このディレクターズ・カット版は、更に更に実に素晴らしい形に編集されています。
リドリー・スコットが自信満々にイントロダクションで語っているだけのことはアリです
冗長にはなっていません(長いのは長いけどね)
劇場公開版と異なる部分ですが、
最初にバリアンに殺されちゃう司祭。劇場版だとナンだか単なる嫌な男なヤツですが、
彼がバリアンの弟で、兄のことを嫉んで嫌いという設定が浮上。
バリアンを殺人の咎で追ってきて奇襲かける連中。
あの連中、劇場版だと乱暴な連中だなぁとしか思わなかったのですが、
あの中のリーダーがバリアンの従兄弟ということも判明。
バリアンがゴットフリーから受け継ぐ財産を狙うが為にあんな乱暴な考証に出たということらしいです。
バリアンの騎士道についての考え方も深く描かれます。
一番重要なのはシビラ〈ボンド・ガール〉の子供の件。
彼女がギーを王様に任命するのは、史実とはいえイマイチ納得できなかった劇場公開版ですが、
騎士道を重んじるバリアンにナンだかフラレちゃったシビラ。
で、一度はエルサレム王ボードワン5世として即位するシビラの子供も、兄と同じライ病だと知ったシビラが安楽死させて、まぁ色々あってあんな心境になったのが、良くわかります。
(実はイマイチ理解していなかったりして)
重要なのは上記っぽいですが、個人的にはディスク1が終わったときのINTERMISSIONの表示とトイレに行ってもよさげなBGM
長編歴史スペクタクルといえば途中休憩ですよねぇ。
たんなるディスクつなぎではなく、リドリー・スコットのこだわりと理解いたしております
劇場版だとバリアンは巻き込まれ型・受動的な主人公っぽかったのですが、
追加シーンにより能動的主人公となっております。
(INTERMISSIONの件は関係無いですけどね)
なんとも説明不足で映画の魅力は伝わっていないとは思いますが、
とにかくオススメの1本
点数を付け直せば7点(5点満点中)。
今のところ「ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間」と並ぶ最高点です
セル版でしか観れない作品ですが、是非オススメ
是非買ってください
そんなに高い金額でもないし、
買わないと観れませんよ
あえてのマイナスポイントというか、残念な点は、
アメリカ発売版では4枚組(特典ディスク2枚付)だったのに日本版は2枚組(本編のみ)なこと。
あとで、4枚組が発売されそうで恐いです
…「ブラックホーク・ダウンスペシャル・エクステンデッド・カット 完全版」も買おうかどうか悩み中です(こちらの情報求むです)。
補足・蛇足
「ダ・ヴィンチ・コード エクステンデッドバージョン」の時は、買うなという評価だった私
アレ高いしね。
今回は、逆にかなりのオススメ
…今回、こんなに勧めるんだったら、アフィリエイト付けときゃ良かったです
では、今日はこのあたりで
DC版本編だけのはつばいになってしまいましたが、即予約購入しましたよ。劇場版は、良かったけれど合点がいかなかったんですもん。
DC版は、とっても満足しました!
想像以上に、人物描写が深くなりましたねぇ。
TBしちゃいました!
こういった歴史もんが、好きな方は是非観て欲しいです。
50分も??
ほぇ~、何かドリキャス版良さそうですねぇw
ワタクシは通常版での観賞だったのですが、色々と掴めないまますっかり置いてきぼりに・・・
戦闘シーンは迫力もあってかなり見入ったんですけどね(^^ゞ
こっちなら動機付けがしっかりされてるよーなのでワタクシでも理解出来そうですw
ただ、セル版ってのが・・・
ではでは~、これからもよろしくお願いします♪
いつもコメントありがとうございます
> DC版本編だけのはつばいになってしまいましたが、
この点がマイナスですよねぇ残念ながら。あと2枚のディスクも楽しみたかったです。
ネットの評価でもこの点が叩かれていました。販売会社の策略だか都合だかに踊らされているのは癪ですが、
でも、まぁ本編は凄く良かったし、特典が付かない分、値段も抑えられているんだろうなぁと無理やり納得している次第です。
>劇場版は、良かったけれど合点がいかなかったんですもん。
>想像以上に、人物描写が深くなりましたねぇ。
追加部分のドラマがあるかないかでは全然違うストーリーですね。
ぜひ皆さんに観ていただきたいバージョンだと私も思います。
では、またきてくださいね。今後ともよろしくお願いいたします。
★猫姫少佐現品限りさんへ★
いつもコメントありがとうございます
>へぇ~、、、
>50分も??
そうなんです。
リドリー・スコットに言わせれば、劇場公開版は50分も短いバージョンらしいです。
この50分は要るシーンだと思うので猫姫様も是非鑑賞を。
オススメです。
では、またきてくださいね。今後ともよろしくお願いいたします。
★Aki.さんへ★
いつもコメントありがとうございます
>ただ、セル版ってのが・・・
家電量販店だと2,800円以下。
アマゾンでも同様です。
是非ご購入の上で観られては???
ただ、レンタルビデオだと新作7本ぐらい借りられますが(半額の日なら倍)
では、またきてくださいね。今後ともよろしくお願いいたします。
ただダラっと長いだけかと思ったら、
意外な事実がわかるDC版だったようで。
どうして削っちゃったのぉぉぉ!!?
って思うようなシーンばかりだし、
めちゃくちゃみたくなってきました
この作品で覚えているのは、オーランドのカリスマ性の無さ(主役張るのはムリだろ~って感じ)と、始終マスクを被ったままの王が有名人でもったいなかったことと、ジェレミーとリーアムがステキってことです。
(なんという感想でしょうか・汗)
オーランドへの偏見がありすぎたのでしょうか?
毎度コメントありがとうございます
>どうして削っちゃったのぉぉぉ!!?
>って思うようなシーンばかりだし、
>めちゃくちゃみたくなってきました
レンタルで観れないのは難点ですよね
でも、オススメなんですよね。やはり。
ドラマはかなり深くなったように感じます。
買って損はないんじゃないですかねぇ…PINOKIOさんの好きなジョニー・デップは出てきませんけど
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
★ミチさんへ★
いつもコメントありがとうございます
>そうですか。そんなにおススメされたらもう一度チャレンジしたくなってきたではありませんか~。
買わないと観れないのは難点ですけどね
>オーランドのカリスマ性の無さ
主人公のキャラは深くなっていますが、
彼の優男っぷりは同じままですね。
>ジェレミーとリーアムがステキってことです。
ジェレミーとリーアムの両名って、名優的な扱い受けますが、
意外と子供向け作品が多くありません??
超能力使える未来人だったり、悪の組織の幹部だったり、
ファンタジー世界の君主だったり、ジェダイだったり、
では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
・・・失礼しました。
パイレーツオブカリビアンも
もともとはLOTRでブレイクしたオーリーを
売り出すために作成されたと
聞いたのですが、あれもジョニデの演技によって
センターをもってかれた。
2になってあれだけたくましくなっても
100いい加減なのに1カッコイイとこみせると
ジョニデにもってかれる。
・・・う~ん、作品はええとしても
主役のオーラがまだないのがつらい。
カッコイイんですけどね・・・。
脇で目だってなんぼのひとな気がするんですよ。
その分作品の評価がちょっと・・・。
すいませんです・・・。
コメントいつもありがとうございます。お返事が遅れがちでスイマセン。
>主役のオーラがまだないのがつらい。
彼は脇役で輝くタイプとは私も感じておりました。
今回のキングダム・オブ・ヘブンももっと骨太な役者さんのほうが似合ったんじゃないかなぁなんて思ったりして。
彼の場合、主人公というよりミドレンジャーなポジションが良い感じかなぁ
では、また来てくださいね。今後ともよろしくお願いいたします。
おっしゃる通り、このDC版はとてもよかったと思います。私はまだ見たばかりで記事にもしてませんが、劇場版の不満点をかなり改善してくれていて最高だなと感じました。
ですけど、金欠の私は最初からここまでの作品を出して欲しかったなとも思いました(笑)