数々の賞を取った作品ですが評判はあまり高くなかったので見るつもりはありませんでした。
それがたまたま見る事になりましてその理由が良く分かりました。
作品としては賞を取るだけの良い作品だと感じました。
ただ、大衆受けするような大きな感動のシーンが無かったのは確かです。監督はそれも意識して制作したと感じました。
内容的には何処にでもある政治の舞台裏の駆け引きをまざまざと描いただけですが、
主人公がリンカーンであった事、それは彼の名声はあくまでも政治家であった部分があってこそ為し得た成果であることを描き出したところにあると思いました。
黒人の解放と言うあまりな偉大な成果に気を取られて政治家である事を忘れがちですがこの政策を通過させる為に色々な策謀が必要になていた事は確かです。
普段はあまりその辺の事を俎上に載せる事はありませんがこの映画ではその一票を獲得する為のシリアスな場面が見事に描かれている所が見事でした。民主主義との矛盾を突かれ政治家として思い悩む者や役職で釣られる者等の良心の葛藤が上手く描かれていました。
ですがこう言う作風は女性ファンには恐らく受けないでしょう。
全体に抑え気味に話が進行していきますが最後までぐいぐいと引き込んでいく上手さは流石と言えます。
スピルバーグが年を経てますます彼独自の目線に磨きが掛った作品だと思います。
それがたまたま見る事になりましてその理由が良く分かりました。
作品としては賞を取るだけの良い作品だと感じました。
ただ、大衆受けするような大きな感動のシーンが無かったのは確かです。監督はそれも意識して制作したと感じました。
内容的には何処にでもある政治の舞台裏の駆け引きをまざまざと描いただけですが、
主人公がリンカーンであった事、それは彼の名声はあくまでも政治家であった部分があってこそ為し得た成果であることを描き出したところにあると思いました。
黒人の解放と言うあまりな偉大な成果に気を取られて政治家である事を忘れがちですがこの政策を通過させる為に色々な策謀が必要になていた事は確かです。
普段はあまりその辺の事を俎上に載せる事はありませんがこの映画ではその一票を獲得する為のシリアスな場面が見事に描かれている所が見事でした。民主主義との矛盾を突かれ政治家として思い悩む者や役職で釣られる者等の良心の葛藤が上手く描かれていました。
ですがこう言う作風は女性ファンには恐らく受けないでしょう。
全体に抑え気味に話が進行していきますが最後までぐいぐいと引き込んでいく上手さは流石と言えます。
スピルバーグが年を経てますます彼独自の目線に磨きが掛った作品だと思います。