こんにちは。今回は「冬の生活で気をつけること」についてお話しします。
新年を迎え、皆さんいかがお過ごしでしょうか。冬休みも終わり、通常の生活に戻っている方も多いかと思います。年末年始は食事量が多く、運動量が不足しがちなので、体重が増えてしまったり、内臓に負担が掛かってしまったりで、腰痛や胃腸の不調、人によっては内臓の不調からくる免疫低下で風邪やインフルエンザに罹ってしまう方もいるかと思います。実際に、今年はインフルエンザも流行っているようですし、今後も続く寒い冬の生活において注意した方が良いことがいくつかありますので、今回は確認も兼ねてご案内していきます。キーワードは寒さ、乾燥、免疫低下の3点です。
- 冬の寒さ対策
当院がある笠間市も最近は冷え込んでいます。特に明け方は氷点下の気温になる日も多く、暖房を点けないと布団を出たくないほどです。対策としては、温かい服装を心がけ、外出時は手袋、マフラー、帽子などを活用することはもちろんですが、お腹や足を冷やさない対策が大切です。お腹が冷えると健やかに生きるために重要な様々な内臓器が冷えてしまい、免疫力低下、消化吸収機能低下、循環器系の機能低下、ホルモンバランスの乱れなど様々な悪影響が懸念されます。また、足の冷えも内臓の冷えに繋がります。足は心臓から遠く離れているので循環機能が低下しがちで、冷えた血液がめぐることで間接的に内臓を冷やすことになってしまいます。
衣服の対策としては、腹巻、股引、レッグウォーマーの着用をお勧めします。上記したように、お腹と足を温かく保つことは健康のために非常に大切なので、これらの防寒着は非常に有効です。
また、日々湯船に浸かり、しっかり身体を温めることも大きな効果を期待できます。しっかり肩まで浸かり、全身を温めてください。お風呂の温度は好みの温かさがあると思いますが、40度から42度でしっかり温まれる温度にしましょう。ただし、長風呂には注意してください。夏にプールで運動すると非常に疲れると思いますが、皮膚がふやけるほどの長風呂は身体を疲れさせるリスクがあります。皮膚は生き物の身体の防御システムの一つですが、ふやけた状態では防御能力が低下し、お風呂上がりの湯冷めなどにより風邪を引くなど体調を崩す原因になります。以上のように考えると、30分以上の長風呂はあまりおススメしません。だいたい10分から15分程度でしっかり温まれる温度に設定し、長風呂にならないように注意しましょう。
- 乾燥対策
冬は空気が乾燥しやすい季節です。空気が冷たいと空気中に気体として水分がとどまることができず、液体にとして地表に降りてしまうためです。たとえ雪が降っていても、空気は比較的乾燥しています。また、寒さ対策として暖房器具を長時間使用するため、屋内もすぐに乾燥してしまうでしょう。乾燥の身体の悪影響は様々ありますが、皮膚の乾燥や目、鼻、口などの粘膜が乾燥することで、肌荒れ、皮膚炎、ドライアイ、鼻炎、口臭、口内炎の原因となります。皮膚と粘膜は身体にとって重要な防御システムなので、それらが不調に陥ると外から体内に雑菌やウイルスの侵入を防ぐことができず、風邪を引いたり、インフルエンザやコロナウイルスに感染したりすることにも繋がりかねません。皮膚と粘膜は適度な潤いを保つことが大切です。
対策としては、加湿器や濡れタオルを使って室内の湿度を50~60%に保ちましょう。また、保湿クリームやリップクリームを使い、肌や唇の乾燥を防ぎましょう。お風呂後は身体が乾く過程で一段と乾燥するので、早めに保湿ケアを行いましょう。
水分補給も大切です。冬は汗をかきにくいですが、気づかぬうちに体内の水分は失われています。注意点としては、常温の水の補給です。冬は常温でも10度以下の低温の水を飲むことになります。冷たい飲み物は喉の通りがよく、おいしく感じますが、胃腸にとって冷えは禁物です。少し面倒でも、火にかけ、暖かい飲み物やスープで水分を補給することをお勧めします。低くても体温以上(約40度以上)の水分を取ると身体に優しいでしょう。
- 風邪・感染症予防
すでに上記したように、冬は寒さと乾燥で免疫力が低がりやすい季節です。加えてウイルスは熱には弱いですが、寒さには強いものが多く、冬に流行しやすいです。実際に今年もインフルエンザ感染は流行っているようです。
シンプルな対策ですが、手洗い、うがいは有効です。外出後や食事前に丁寧にしっかり行い、体内へのウイルス、病原菌の侵入をできるだけ未然に防ぎましょう。
また、身体の防御力を上げるため免疫力対策も大切です。白血球などの免疫細胞をしっかり身体が作れるように、タンパク質、脂質、ビタミンC、ビタミンD、亜鉛を含む食品を摂取しましょう。一般的にビタミンCとビタミンDは免疫力に重要と知られていますが、動物性の脂質も非常に大切です。コレステロールは免疫細胞を作るために必要な材料だからです。調理法として、鍋料理やスープは身体を温める効果も期待できます。動物の骨や髄を使った出汁は腎機能を整える効果を期待でき、冬は腎機能が低下しやすい季節でもあるのでこちらもおススメです。
適度な運動も冬を健康に過ごすために重要です。寒いと運動不足になりがちですが、防寒対策をして散歩またはジョギング、軽いストレッチや室内でできるエクササイズで血液循環を促し、筋肉をつけ、活動的な身体を維持しましょう。筋肉があり、身体が活動的であれば、基礎代謝が上がり、体温も上がり、免疫力低下も防ぐことができます。冬に風邪を引きやすいのは、運動不足によって身体の働きが滞り、毒素が蓄積しがちであることも原因です。
十分な睡眠も重要です。睡眠時間を確保し、体力を維持しましょう。寒い冬は布団を温めるために湯たんぽ使ったり、厚着したりすることで暖かくして寝るようにしましょう。靴下を履いて寝るのも良いですが、緩い靴下を選び、血流を妨げないようにしましょう。朝目覚めたときに靴下の痕が付くような状態なら、締め付けが強すぎるでしょう。股引やレギンスも締め付けが強いなら循環の妨げになり得ます。緩いものに変えるか、着用しないことをお勧めします。
冬は心の健康ケアも非常に大切です。冬は日照時間が短く、気分が落ち込みやすい季節だからです。朝に自然光を浴びることで体内時計を整え、気分の落ち込みを防ぐことは良い対策です。朝日を浴びながら散歩やランニングするのもよいです。太陽が昇る午前中は自然のエネルギーで充実しているので、その時間に運動することにより心も身体もより活発になることでしょう。他には、趣味やリラクゼーションを取り入れてストレスを解消するものよいでしょう。
- おわりに
冬の環境に適応するためにいろいろなことに注意が必要ですが、しっかり生活習慣を見直すことで心身ともに健康に過ごしましょう。今回の内容が少しでも皆さんの生活の助けになれば幸いです。
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プラネッツ鍼灸院 笠間
トレーナー佐藤
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