本日、2月3日は立春です。まだまだ寒いですが、暦の上では春に入ります。
冬から春へ季節が移っていきますが、私たちの身体も自然の一部なので、冬の身体から春の身体になっていきます。東洋思想の五行論では冬の臓は「腎」、春の臓は「肝」が対応しています。冬は腎臓や膀胱など「腎」に関わる臓腑が良く働く季節でしたが、これから春に入り、肝臓や胆嚢など「肝」に関わる臓腑の働きが大切になります。五行論(木火土金水)で「春」と「肝」は「木」に対応していますが、他に「木」にあたるのは「目」や「筋」があります。
動物によっては冬眠するように、冬は寒い環境を耐えしのぐために、身体の状態としてはあまり活発ではなく、蓄えられたエネルギーが少しずつ使われる季節です。春は目覚めの季節で、いろいろな身体の働きが活発化していく季節です。そのとき「木」に関わる身体の臓腑や器官の働きが落ち込んでいると様々な身体の不調が表出します。
代表的なものは、筋の強張り、筋肉の痛み、腱鞘炎、風邪、鼻炎・肌荒れ・花粉症などのアレルギーの症状などが挙げられます。実際、当院にご来院された方のなかで、季節の変化に対する反応が早い方は、すでに花粉症の症状が始まっているようです。
肝臓の主な働きを簡単に挙げると、脂質の吸収に必要な胆汁の生成、栄養を身体で使えるように代謝、血液の解毒、肝グリコーゲンとしてエネルギーを貯蓄などがあります。先にも書いたように、立春を迎え、これから「肝」が大いに働く季節になるので、そこを労わる生活を心掛けると良いです。具体的には、暴飲暴食を避ける、十分な睡眠をとる、冷たいものの飲食を避ける、過度な飲酒を避ける、適度な運動を行う(過度な運動は良くない)などが挙げられます。どれも健康のために皆さんご存じのことだと思いますが、「春」を快適に過ごすために、いつも以上に気をつけると良いでしょう。
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プラネッツ鍼灸院 笠間
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