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撮影・Shigemi TakamatsuのLIVE映像の紹介 from 10/Apr'06

今期最高のパフォーマンス/長嶺ヤス子公演「SACROMONTE朝焼けに消えた恋」

2014-12-12 | 芸術
各界から絶賛の声が

先日12月9日の長嶺ヤス子公演「SACROMONTE朝焼けに消えた恋」はおかげさまで大成功、1,800人の観客から盛大な拍手をいただきました。

今回の特徴は振付・演出をスペイン人ダンサーの1人Daniel Torresに一任したことでした。これは長嶺公演では初めての試みでしたが、このダニエルという男、鋭い感性と創造的な構想力をもつ「とんでもない奴」でした。どの国にも凄いアーティストがいるものです。僕のつたない台本を豊かにふくらませ、各所にスペイン人らしいディテールを持ち込んでくれました。舞台の背景をスクリーンに投射した映像で統一したことも今回の特徴でしたが、ダニエルは素晴らしいスペインならではの原画を提供してくれ、映像の専門家水内宏之さんがコンピューターを使い自在に操作してくれました。また音楽は単なる伴奏ではなく、踊り手の一挙一投足にきっちり連動しています。いわば「オペラ」のような精密な世界を具現してくれました。ある友人から「これまで日本で見てきた表層的なフラメンコの枠を超えた世界に接することができ、フラメンコの底の深さを知りました」というコメントが届きましたが、国を違わず、伝統文化が素晴らしいものであることを僕自身も認識しました。長嶺ヤス子を除き、4人のダンサー、5人のミュージシャンは全てスペイン人、振付・演出もスペイン人という「スペインの一夜」をもてたことを大変嬉しく思った次第です。

構成作家・演出家 Ansei Yokota

ありがとうございました。長嶺さんはもちろんですが、演出の美しさ、男性舞踊手の美しさ、
音楽の切れのよさを堪能しました。
長嶺さんのあの体や気力を維持するために影でどれほどの努力をされているのか、
踊りはそういうものが直接伝わってくるので、言葉でうまく言い表せませんが…。最後は涙が出て来ました。
物語の流れも、まるでガルシアマルケスを読んでいるような、それが強く伝わって来てぞくぞくしました。
墓場で襲撃の相談をしている場面だけ、音楽がテンションがかかったミサ曲のようになり、
荘厳で悲劇的な青い予感がはじまり、最後に真っ赤な結末になるあたりに、
色と物語が素晴しい盛り上がりとカタルシスを感じました。明日への気力が湧いてくるような、
いい舞台にご招待いただき、本当にうれしく、ありがたく思っています。
音楽があまりによかったので、Lucasさんのアルバムと、DE AKI A TOKYOを買って帰りました。
踊りや音楽の技術の高さに…ラテン系の人々がどれだけそれを必要としているのかが反映されているような気がします。
シカゴのアルゼンチンクラブへ二人で遊びに行った時、お客さんの半分ほどが夜中まで残って、
ギターを弾き歌いだしたのですが…その誰もが、あまりにギターがうまく、素晴しい歌で…
長嶺さんのバンドのように。あれもぞくぞくする時間でありました。
音楽プロデューサー T女史
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